とりとめ日記(4)ときめきチャージ

十月某日。花組の『はいからさんが通る』を見た。
「宝塚初心者でも大丈夫かしら。でも大和和紀先生の作品は愛読書だし、はいからさんはアニメも観たし」とドキドキしながら円盤をセットして再生ボタンを押した。
柚香光さま演じる少尉が現れた瞬間、私の視界は薔薇色に染まった。
画面の向こうには大和和紀先生の描いた少尉がいた。朗らかな笑顔、甘く低い声、陸軍制服をすらりと着こなす王子様等身、とても魅力的な少尉がそこにいた。私の目はハートマークになり、彼が紅緒ちゃんに迫る場面では両頬に手を当て「キャッ」と恥じらってしまう。
この公演のおかげで、枯渇気味だったトキメキがぎゅーんとチャージされた。美しいは健康に良い。

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