余分なものを持っていられない

メイクポーチを掃除した。と言っても、除菌シートで拭いて、ベランダの近くで乾かしただけ。

メイク道具を全部ポーチから出すだけでもなんだか気持ちよかった。

無駄なものは一個もない。必要最低限のメイク道具たち。全部「使うもの」という状態が心地よい。


「余分なものを持っている」という状態が苦手だ。

必要最低限だけ身の回りに置いておきたい。

何かを持て余してしまうともったいなくてそわそわする。(それは、モノであっても、きっと時間であっても、そうなのだと思う)

使わなきゃ、と思ってしまう。

ただそこにあるだけ、モノが増えるだけ、という状況は、私の脳のキャパシティを圧迫してしまうようだ。


このメイクポーチは、たしか2年くらい前、28歳の誕生日に、なにか欲しいものはないかと元旦那さんのお父さんから声をかけてもらい、
「ちょうどメイクポーチが欲しかったんです」と、AmazonのURLを送って、プレゼントしてもらったものだ。

お義父さんは「本当にこれだけでいいの?」と言ってくれたけれど、そのときの自分に必要なものだったのでとてもとても嬉しかった。

除菌シートで拭いたけれどなかなか綺麗にならない。
とりあえず何もしない状態よりはかなりマシになったけれど、丸洗い・水洗いできるものでもないし、どうやって清潔に保ったらいいのだろう。

長く使いたいから、定期的にお手入れしてずっとこのポーチにメイク道具を入れていたいのだけれど。

私にとって必要なものがすっぽりと収まる、私の大切な、宝箱の一つのような存在だから。

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