去年の初夏以来の夏の列車旅 見慣れた風景は なかった 線路わきに雑木が森のように伸び線路に沿ってずっと見えているはずの川も国道も時折一瞬過ぎるだけ 視野を遮る緑の壁から不安が静かに押し寄せる 樹木に家が埋まり駅のホームには雑草が高くそよぐ 延々続く道路も川も家並みも車窓から消えた
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