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アルスマグナって何?

アルスマグナは、株式会社プランチャイムに所属する日本の男性ダンス&ボーカルユニット。「私立九瓏ノ主学園」の高校生4人と教諭1人、およびぬいぐるみのコンスタンティンによって構成されるユニットという背景で成り立っている。(Wikipediaより)

はい、意味が分からないね。頑張って説明するので読んでくれたらうれしい。

まず一番分かりやすい説明をすると、アルスマグナは2.5次元コスプレダンスユニットとして2015年にメジャーデビューし、これまで10枚のシングルと3枚のアルバムをリリース、2度の日本武道館公演を成功させている男性5人組グループです。普段はZeppツアーなどライブを中心に様々なイベントやTOKYO MXでの冠バラエティー、JUNONさんと写真集出すなど色々活動している。すごいね!
まあ似たような若手ダンス&ボーカルユニット的なやつを挙げると超特急さんとかDISH//さんとか。女性アイドルだとでんぱ組.incさんあたりのイメージ?違ったらごめん。

彼らの所属するプランチャイムという芸能事務所はパパイヤ鈴木を筆頭としたダンスの事務所。そこで2011年に結成されるもののまじで売れなくて困っていた。チケットノルマがキツかった話をされると泣いちゃうよ~。ニコニコ動画の【踊ってみた】に投稿しはじめたらちょっとずつ知名度が上がって、高速シンクロダンスこと【アルスマグナ】男5人で ギガンティックO.T.N 熱く踊ってみた あたりでファンがついたよ。良かったね。その後も踊ってみたを投稿しつつニコ生でゆる~い生放送やったりニコニコ関連のイベント出たりして、自分たち主催のイベントにも人を集められるようになって、メジャーデビューに漕ぎ着けたという感じ。つまり踊り手出身ではあるがもともと事務所所属だったのがポイント、そしてメインはダンス。最近でも彼らの肩書きはあくまで「ダンサー」であると度々発言。自身の舞台やライブの振付だけでなく、アルスマグナ名義で外部のアーティストへの振付を行うこともある。ストリートダンスについての造形も深く、ラジオではよくダンスの歴史を語っている。つまりダンスを売りにした2.5次元コンテンツではなく、2.5次元を売りにしたダンサー集団であるのが特徴です。

はい、ここで疑問ですよね。

2.5次元て何やねん?

ここでのポイントは2つ
①所謂2.5次元舞台とかの2.5次元とは意味が違うよ!
②設定じゃないの、【背景】なの!

よし行ってみよ~。

そもそも今ちまたで言われてる2.5次元ていうのは2次元のコンテンツを実写化するわけではなく、できる限り2次元のビジュアルを保ったまま3次元の舞台化することだと思うんですよたぶん。イラストでピンク髪の子がそのままピンクのウィッグ被せられるってことね。

でもアルスマグナの場合は2次元の原作がありません!なんてことだ!アルスマグナそのものが2.5次元的存在だよ、という意味なのです。2次元=フィクション、なんだけど3次元に存在している、というのがアルスマグナです。

なんでこんな2.5次元解釈違いが起きたかというと2.5次元舞台が流行る前からアルスマグナやってたからだよ!こっちが先やねんおい。

そんで、フィクションなのに3次元に存在しているっていうのの結果が「設定じゃないです!これで生きてます!」なのね。

これ↓

神生アキラ
赤髪の人/高2/運動神経抜群の人気者/遅刻しがち
榊原タツキ
金髪の人/高3/学園1のお坊ちゃん/スイーツ大好き
コンスタンティン
ピンクのうさぎ/タツキの友達/魂入ってる
泉奏
白髪の人/高2/鬼の風紀委員長/音楽一家出身
朴ウィト
黒髪の人/高1/韓国のハーフ/ダンスが得意
九瓏ケント
青髪白衣の人/化学教師/学園長の息子/黒魔術好き

以上俺たちアルスマグナ!私立九瓏ノ主学園のダンス部の顧問と部員とその友達のぬいぐるみ!

いやいやそんなわけないやん?これで生きてるわけないやん?頬に絆創膏貼ってるヤンチャとか眼鏡の風紀委員長とかありがちなフィクションじゃん?そういう設定なんでしょ?

違うの、分かって。設定じゃない。なんでかって言うと、彼らは【役】ではないからです。
普通は、姫宮桃李役の星元裕月さん、とか言うでしょ。神生アキラ役の人、は存在しません。あくまで、俺たち2次元の世界から来ました!だから2.5次元です!と主張するわけです。

面倒くさいですか?でもさ、考えてみてください。彼らが存在するってことは、彼らの背後には九瓏ノ主学園も実在するわけで、まあそれはフィクションなんですけど、でも存在を主張してくれることで、夢だった2次元の世界に入れる、をある意味実現している、そう思いませんか?

アルスマグナのファンはメイト、と呼ばれています。クラスメイトとかそんな感じ。ファンクラブの会員証は学生証です。運営は生徒会。そう、アルスマグナを見ているときあなたもまた九瓏ノ主学園の生徒なのです。わーい楽しいな!公式制服も売ってるし模試とかオープンキャンパスとか生徒総会とか体育祭とか何かと学園っぽいイベントやってるよ。

ちなみに原作がないのでストーリーを追うのがすごい大変なんですよね。舞台もやってるし漫画もあるしライブ中に唐突にストーリー進んだりするし。公式から出てる設定資料集(設定……?)に基本のキャラクター情報はありますが、それ以降のイベントで随時更新されています。メンバーの過去編とかいわゆる学園ストーリーとか。その中で色々キャラクター出てくるんですけど、様々な有名人(小林幸子、流れ星、キンタロー。、宮澤佐江、篠原信一ら)に、似てる人、という体でコラボしてたりもします。【役】って言えないからね。
あとここエモいポイントなんですけど、もちろんアルスマグナのグループとしての歩みも、彼らのストーリーに含まれています。売れなかったあの頃、メンバーの怪我、はじめての武道館etc.……まさにフィクションとノンフィクションの狭間。だから設定じゃなくて【背景】と言っています。彼らはそれを背負って、アルスマグナとして活動をしていくのです。

メンバーのブログは毎日更新されます。学園での日々と部活の練習とわりとマジでたわいもないことしか書いてないことが多いけど、フィクションとノンフィクションの狭間で毎日彼らが生きていてくれて、私はうれしい。

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