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【子連れで移住して被災した話】

「さくほのまさこさん」読んでますよと言っていただいた方々へ

10月12日に長野県にも大きな爪痕を残していった台風19号が去ってから早10日すぎ…

佐久穂町も町の東側、私が住んでいた大日向地区と余地地区に局部的にですが大きな被害を受けました。

息子も猫も、私たちは幸い無事です。
ご報告が遅れすみません。

ただ、住んでいた古民家シェアハウスyamaniは、目の前を流れる抜井川ではなく、
後ろの板石山の山脈の中のちょうど我が家の真上の箇所が山崩れを起こし、
土石流が敷地と床下に流入、浸水するという被害を受け、家には戻れなくなりました。

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12日にレベル3避難準備令が出て指定避難場所の茂来館に逃げて以降ずっと
避難生活を送っています。

避難先は、今紅葉が見頃の八千穂高原にある八千穂山荘さんで、
日常よりむしろ快適で、被災を一瞬は忘れられる落ち着ける場所で、
献身的な受け入れ対応をしていただき、猫も一緒に安心して過ごさせてもらっています。

また、これまでに町内外たくさんの方からの温かいご支援もいただき、
言葉では感謝を言い尽くせません。
有り難く受け取らせていただきながら、これは当たり前じゃないぞと、
いずれはこのご恩を返せるように、この地で生きていきたいと改めて強く思っています。

12日の昼に避難をしてからの心情と記録は、私のアカウントの
Facebook と Instagram
にリアルタイムで綴っています。

noteの更新は滞るかもしれないので、もしよろしければ上記のどちらかで、
佐久穂町とさくほのまさこさんの「今」を知ってください。
(お友達申請いただく際はメッセージいただけると大変助かります。お手数ですがお願いします。)

また、道路や橋、山、河川の護岸などが多数崩落し、
復旧に向け数年は要するのでは…という大きな被害を受けた
大日向・余地地区の再建のため、
ふるさと納税式の災害支援募金の受付を開設しておりますので、
ご協力をいただけましたら大変にありがたいです。

https://www.furusato-tax.jp/saigai/detail/messages/749

失われたふるさとの風景を再び取り戻すだけでなく、
新たな安全な大日向・余地地区、引いては佐久穂町を作っていくべく、
皆様からのご協力をお願いいたします。

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移住して1年で被災をし、地域の方たちからは「おやげねぇ」と心配の声をかけていただいています。

災害が少ないという点も移住先として佐久穂町を選んだ理由の一つだったので、
まさかの被災でした。

ただ、私が想定していたのは「地震」のみだったので、河川氾濫は土砂災害は想定していませんでした。
「山と川があるんだから、当然想定しとけよ」という自然からのメッセージだと
受け取っています。

山川豊なのどかで美しい自然環境が、
年間の半分の雨量が1日で降ったというとんでもない雨量のせいで、
一転し脅威に変わってしまいました。

それでもここに生きる人たちと、
大日向に生きる意味を私なりにも考えながら、
再建を一緒に見つめていきたいと思っています。

私にとっても大日向は、戻りたい場所・守りたい風景です。

大日向で始めたyamaniaの事業も、早く制作を再開したいです。

ご心配をおかけしておりますが、今後とも佐久穂町とさくほのまさこさんを
よろしくお願いいたします。


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