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【佐久穂町のサンプルーン】

佐久穂町の特産、プルーン。

プルーンを生で食べられることー

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品種は世界中では950種くらいもあることー

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佐久穂に来て知り、驚いたことの一つです。


その数ある品種の中でも佐久穂町で一番多く作られている品種「サンプルーン」

太陽のプルーンという名の通り日照時間の多い佐久穂でお日様の光をいっぱい浴びた甘みの強い品種だそうです。


今年は霜害の影響で収穫量は少ないそうで、
町の直売所ではプルーン目当てに開店前から長蛇の列・・・
開店5分でプルーンはSOLD OUTになるそうです。

その美味しい味を知っている町民の間でこそ人気なサンプルーン。
(食べてほしい佐久穂の味No.1という声もあり)

「今日収穫しちゃうからとりに来て!」と朝一連絡をもらい、行ってきました。
一番美味しい旬のその時に収穫をするので、1日だって、いや半日だって待てません。


佐久穂が誇る果樹農家さんのお一人、須田清さん。

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あ、「とりに」と言っても、「採る」じゃなくて「撮る」の方です。
写真を撮らせてもらいに行ってきました。

この妊娠線みたいな縦の割れが入っているのが一番美味しい食べ頃なんだそう。

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その場で一ついただきましたが、その味はぜひここに来て味わってほしい・・・

ちなみに2週間前のサンプルーンはこんな色。

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佐久穂の特産のもう一つであるりんごも作られている清さん。

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りんごもプルーンも、そのお人柄が味に伝わるのか、まじめ〜〜さがぎゅっと詰まった味がします。

収穫したサンプルーンはその場ですぐさま箱詰めし、出荷です!

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佐久穂に来て、野菜も果樹も、収穫してからの時間が短ければ短いほど味が抜群に美味しく、
採れ立てのそれはほんと感動レベルに全然違うということを知りました。

今まで都会のスーパーで買っていたものはなんだったんだ・・・レベルの衝撃でした。

産地に近いということはそれだけで幸せなことなんですね。

そして生産者さんの顔も見えるこの距離感が、地元産物への感謝と愛着をより強めてくれるのかもしれません。

小さな町だから成せることですね。


プルーンの栽培に適した標高と寒暖差のある佐久地域ではありますが、
プルーンは雨に弱いのだそう。

先日、佐久穂小学校の3年生が、
給食用のプルーンを収穫に行く様子を取材させてもらいに行った際に伺った高見澤プルーン園さんのお話では、
昔は佐久穂町には130ほどいたプルーン農家も今では激減していて、
「佐久穂の特産でありながら、食べられなくなる日が来るかもしれない・・・」
という杞憂もあるのだそう。

そんな佐久穂の味を守るべく、変わりやすい天候に翻弄されながらも、
全てを捧げ丹精込めて育てられている果樹農家さんには尊敬の念しかありません。

サンプルーンの後も、
くらしま、オータムキュート、プレジデント・・・他
時間差で色々な品種が順に旬を迎え登場します。

流通の時間も惜しいその貴重な味を、ぜひここ佐久穂に食べに来てください!

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