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【さくほ的後悔しない物件探しのポイント】

物件検索サイトを見ていたらこんなのが載っていた。

はいはいはいはい。優先順位ね。

何が譲れなくて、妥協ポイントはどこにするのか。


佐久穂町においての物件探しをされている方はすでにお気付きでしょうが、

佐久穂町の賃貸物件は母数がとても少ないです。
町営住宅も空きが少ない。

ただでさえ少ない中で探す場合、希望通り100点に近い物件を探すのは都会でのそれに比べて難しいということは想像に易いかと思います。


「佐久穂町に住んでくれる人が増えたらいいな。」

「でも田舎の知らない土地でいきなり家を買うってのは交際0日婚するくらい勇気いるしリスクがあるから、まずは賃貸で住んで地域のことを知ってもらってから定住できたらしてもらえたらいいな。」

という「段階的移住のススメ」を町としても提唱しているのに、案内できる賃貸物件数が少ないというこの矛盾・・・><

(堀北真希級の物件があれば0日婚もイケるでしょうけど、現状ホリマはいない・・・)


そんな中、町としてできることとして空き家・空き地バンクの登録物件数(特に賃貸!)を増やすべく、調査・啓蒙の活動をジミーチに続けているというのが現状です。

※トップの写真は、先日ある地区の区長さんと役場の移住促進担当の小池さんと一緒に空き家調査散歩をした時の様子。


でもそれもなかなかすぐに結果には結びつかず、ジレンマを抱えながらの活動ではあるというのが正直なところ。

「引越し」というものが都会みたいに当たり前ではないこの町においては、たとえ使われなくなった家でも運用という発想にはなりにくいのか、手放すことは頭にないというか。

「家は大事なもの」という感覚が都会よりも強いという印象です。

立派なおうちも多いので、代々継がれた歴史とか、形見としての思い入れとか、思い出詰まった大事なおうちに見ず知らずの人が住まうなんて嫌とかじゃなくてその考え自体がないのでしょうね。

あと、公的に粗大ゴミに出せるタイミングが年2回しかないので、都会よりも家財の整理もしづらいという背景もあるのかな。

一方で、誰も住まなくなって久しい家はただ朽ちる一方なので、誰かに住んでもらった方がいいんだけどね〜という利活用を望む声もあるし。


・・・と長くなりましたが、

そんな現状を踏まえて頂き、さくほ的物件探しの条件の絞り方をまさこさん視点で解説!

駅までの距離:車が主なので優先度↓。とりあえず当面は子どももまだ小さいので賃貸期間はそれでいいとして、子どもが高校生とかになって一人で電車に乗って出かけるようになることを考えて定住地を探す際のポイントとする。
オートロック:ある家あったら知りたい。
設備:あんまり期待しない。必要あらば自分でどうにかしてもよいかを確認。基本古いが前提。リフォーム費も不動産仲介の賃貸物件でない場合、賃貸でも自分持ちになることもあるので要確認。
治安:都会に比べたら犯罪確率的には格段に下がる思われる。夜は真っ暗で違う怖さがあるが、基本人はいない。あるとしたら犯人不明の糞害。(人間じゃなくて動物ね)
バストイレ別:別かどうかは観点ではなく、水洗か汲み取りか要チェック!汲み取りでも、水洗(もしくは簡易水洗)に工事可能かを要確認。
ペット:ペット可賃貸の壁は非常に高い。(という記事を別途また書きます)
立地:スーパーや飲食店までの距離感を都会の感覚のままでいると苦労するかも?毎日のことだから、スーパーまで車で10分以上(ノー渋滞のノンストップだけど)を苦に感じそうなら、スーパー至近の立地にこだわる必要あり。町立の小中学校はスクールバスが出ているので、停留所までの距離を要確認。
景観:こだわればいくらでもいい所はある。その分、古さとかスーパーまでの距離など何かしらを妥協する必要があるかも。スーパーにも近くて景色も良さげな新しめのおうちもたくさんあるが、それを望むならまずは賃貸に住みながら理想の立地をじっくり探して新築を建てるのも道。

私は猫2匹を連れて、部屋から山々の景色の移ろいを望める築140年の古民家シェアハウスに今住めています。

引越してきた日。

そして今日。

今になって思えば思うほどこれは超ラッキーであると痛感しています。

引越しって、より新しくなるとか、広くなるとか、何かしらのステップアップが感じられるのが都会の常でしょうが、地方移住の場合、築年数しかり不便さしかり、マイナーチェンジ感は正直否めません。
息子は「前のきれいなおうちがいいー!」といたって正直すぎる反応を示し、現状を受け入れるのにしばらくまだ時間かかっています^^;
子連れ移住の場合、暗い、虫がいる、寒い…様々な都会にはない厳しい条件に拒否反応を示す子もいるかもしれません。
暮らしは毎日のことだから、大丈夫かどうか実際に足を何度運んででも見極めをすることは決して無駄ではないと思います。

そんな現実の諸条件込みで、少ない母数ではあるけど、時間かけてでも慎重に家探しをしてほしいなと思います。

古民家は冬とにかく寒そうだからそこは怖いけど、都会で築140年の家なんてそうそう住めないし、設備や建具の古さはあっても、歴史の重みも感じられるこの家に住めること自体がすごいことだから、住まわせていただきますという気持ちです。

家探しは、都会田舎関わらずどこでもそうだと思うけど、ほんとにご縁とタイミング。
佐久穂町で良い出会いに恵まれる人がこれから増えますように。

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