ごきげんぱんだのぬいぐるみ

ごきげんぱんだと出会って早3年。

初対面は友人が使う絵文字だった。
おにぎりのゆるキャラがいるんだなあというのが第一印象で、そのときは特に気に留めることもなかった。

思いもよらず、おにぎりの存在は日増しに大きくなっていった。
おにぎりなのに、なんだかとびきりの笑顔だったな。
やっぱりおにぎりが好物なのかな…
気付くと、あの絵文字を使わせるように会話を誘導し、買うでもなくスタンプを検索するようになっていた。

…おにぎりは、本当は「ごきげんぱんだ」という名前らしい。
なるほど。確かにいつも楽しそうだったかも。耳もぴょこっと生えていたし。
顔の半分ほどの大口を開けた笑顔、すっとぼけた顔、不満げな顔、暑さで溶けた顔…こんな表情も見せるんだ。
色んな表情のぱんだを見ているうちにすっかり虜になってしまっていた。

イベントがあると聞けば会場まで赴き、ぬいぐるみが出ると知ればゲーセンに通った。
取ったぬいぐるみには「ぱんちゃん」と名付けて一緒に寝るようになった。
実家で猫と寝ていたときとそっくりの気持ちになって嬉しかった。
ぱんちゃんは次第に増えていき、今では寝床を占拠するほどになった。
将来的にはぱんちゃんたち専用の部屋も検討せねばなるまい。


…というわけで、これまでに何十種類と出ているぱんちゃんのぬいぐるみの中から、特にお気に入りの3匹を紹介しようと思う。

1匹目
一番くじ にしむらゆうじ ~スタジオUGでパンを食べるまつり~ ごきげんぱんだ賞

パンを持つぱんちゃん。

一番くじの景品で、食パンを抱えたぬいぐるみ。
別の景品のホットサンドマシーンが欲しくて引いたくじで、思いがけず引き当てた1匹。
目線が食パンに向いていてかわいい。お腹減ってるんだなって感じで。バターとジャムを塗ってあげたい。
ちょこんと座っている感じや、手足の長さも絶妙でとにかくかわいいのである。




2匹目
上野ランド限定 ごきげんぱんだ ぬいぐるみ

お花見の思い出。

知る限りでは、世に初めて出されたぱんちゃんのぬいぐるみ。
(そうじゃなかったら教えて欲しいです、、)
上野駅のショップで一目惚れしたのが出会いのきっかけ。
ここからぱんちゃん沼にずぶずぶとはまっていくのだが、それはまた別のお話。

このぬいぐるみの一番の強みは、連れ歩きサイズという点にある。
連れ歩きタイプのぬいぐるみはいくつか出てはいるが、個人的にはこのサイズ感が最もしっくりくる。

バックに入れても邪魔にならないし、何なら洋服のポケットにも収まってしまうので、ついどこへ行くにも連れて歩きたくなってしまう。
斜めがけのかばんからも、ぱんちゃんのお出かけへの意欲が感じられる。

みんなもバッグに忍ばせて一緒におでかけしよう。

球場にも連れて行けるし…
出張にも連れて行ける。


3匹目
でっかいぬいぐるみ ごきげんぱんだ

ぱんちゃんで埋め尽くされた夢のような筐体。
後ろのポスターごとください。
動いたらいいのにといつも思う。

UFOキャッチャーの景品として出された初めてのぬいぐるみ。
原作絵の再現度、頭の形、表情、頭身のバランス…
どれをとっても素晴らしく、歴代最高だと思っている。
だいたい等身大サイズらしいので、頭の中でぱんちゃんを動かすときはいつもこのぬいぐるみを基にしている。

ちなみに自慢だが、私はこのぬいぐるみを1プレイ(100円)で手に入れた。
運命を感じずにはいられない。

ぱんちゃんの後頭部の匂いを嗅いでから一緒寝るのが日課。
おしりもキュート。

以上、3選でした。
どれもとてもかわいい。
トイストーリーみたいに、留守にしてるときや深夜にはみんなで部屋中を走り回っていて欲しい。

ぱんちゃんはもはや発明の域に達していると思う。
30歳、日々の生活に追われて猫背がちな男にも平等に向けられる笑顔に何度癒され、救われてきたことだろうか。
生みの親である、にしむらゆうじ先生には足を向けて寝られない日々である。

本当に、ありがとうございます。

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