Search Engineering Tech Talk 2019 Summerに参加しました
メルカリで行われたSearch Engineering Tech Talk 2019 Summerに参加しました。
会場
会場は六本木ヒルズでした。
森美術館、テレビ朝日…… 並んでる文字列が都会です。
六本木ではイベントをやっていて、ドラえもんがたくさんいました。かわいい。
受付をして18Fに。
会場に到着するとほぼ全部の席が埋まっていました。100人以上は参加していたようです。
オープニング
オープニングでは前回の勉強会の振り返りも行われました。
振り返りあるのすごくいいですね。前回発表した私の内容も紹介していただきました。ありがとうございます: )
Rettyの検索
Rettyの検索対象は1500万件だそうです。クラシルの検索対象は3万件なのでおよそ500倍。想像もつかない世界です。
検索のコンテキストはエリアやジャンル、目的や店舗など様々だそうです。
個人的には目的が難しそうだなと思いました。クラシルでも「パーティー」「おもてなし」など検索されるのですが、その検索は結構難しいからです。その検索対象のものが「パーティー」にふさわしいのか、は文字列がない限り判別するのが難しいからです。Rettyの場合はお店の紹介文や口コミなどに「パーティー」などがないと、そのお店を検索にひっかけるのは大変そうだなあと思いました。
また、検索入力枠を「エリア」と「ジャンル・目的・店名」の2つ用意している話も興味深かったです。#searchtechjpのタグをつけてる人もこの話に興味を持っている人が多かったです。
なぜ2つ設けているのかというとRettyではエリアで検索する人がすごく多いからだそうです。たしかに、検索キーワード[恵比寿]よりも検索キーワード[恵比寿 おしゃれ]のほうがユーザーが目的のものに辿り着く距離が近そうですね。クックパッドも過去に検索窓を「料理名・食材名」と「目的・用途」の2つ用意していたことを思い出しました(今は1つ枠です)。
ただ、一方でユーザーさんの負担がどうなるか気になります。枠が2つあってそれをきちんと埋めるか、というと枠へのCTRも低いような気もします。あと普通に面倒ですよね。目的に辿り着かせるか、ユーザーさんへの入力をふやすか、トレードオフですね。
ベクトルの類似度検索
なんと発表者がクックパッドの方でした。びっくりしました。
結構技術的な話だったのでこれはスライドを見たほうが絶対はやい、はやいです。
ひとつだけ書いておくと、発表者の方が紹介していたLinkedIn検索ブログが気になりました(むずかしそう)
検索の運用って難しいよねって話
発表前にスライドが既に上がっていました。すごい!
発表内容はスライドを見ていただければと思います。
発表者の方はプログラミングが大好きで、検索を一人で担当されているそうです。
「検索は究極のレコメンド」いい言葉だなあと思いました。
さいごに
Search Engineering Tech Talkは今回で3回目でした。全ての回に参加していますが、毎回検索の知見を発見できて楽しいです。
3回目で改めて思ったことは「自分は技術的な話にまだまだついていけない」ことです。裏を返せば、技術の話がもっとわかればもっと強い検索マンになれる気がします。
検索好きにとって最高の勉強会でした。