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『他人の苦労バナシ』


ワタシは、台湾に来て、本当に良かったと思います。
『来て良かった』、現在進行形で今後もココで経験することがどんなことであろうと、
ワタシはそう思うと思います。

ワタシはこの人生を始めてまだ21年目ですが、21年間生きてきた中で、この先はわかんないけど、でも今のところ、ココ台湾で
一番どん底に落ちて、そしてその谷底からギュイィーンと引き上げられる経験をしたのです。

話そうと思えばいくらでも話せる気がしますが、それを全部言っちゃうとnoteに適してない文章量になっちゃうかもしれないので、
まぁキッパリキッパリ、ザクザク切りながら、でも大事なとこは切り落とさないよう意識しながら、書かせてもらおうと思います。
興味があれば、どうぞです。





真っ暗でした。息をすることも、誰かに微笑みかけることも、正直とても無理をしながらやっていた。ほんとうに辛かったです。
台湾に来たばかりの頃は、ほんとに、もうなんて言えば良いのかな、
ワタシ、完全に宇宙人でした。笑
誰が何を言っているのか、
何にもわからないし、
授業で一番前の席に勇気を出して座ってみても、何を言っているのか一つもわからない、
『わかる?大丈夫?』と声をかけてもらっても、
『どこがわからない』のかがわからない。
つまり、全部わからないということ。
きっとその教室の中で、
一番知りたくても、
一番何もわからないヒトで、
一番体力を消費して帰っていくヒト、
でした。
台風のような風が吹くのが日常の大学で、前を向いて歩けない日々で、とりあえず自分の身体を時間通りに決められた教室に運ぶ、
初めはそんな日々でした。
どうにか、我慢して我慢して、せっかく来たんだから帰るわけにはいかんし、しっかり卒業するまではココにいたいという気持ちだけはあったから、その時点で日本に帰るという選択肢は幸いワタシの中にはありませんでした。
でも、無理ばっかりしていると、
ヒトにはいつか限界が来るんですね。
びっくりしました。



死にたい、そんなことは思いません。



でもね、とりあえずね、休みたかった。
もう何にもしたくなかった。
止まりたかった。
だから、ワタシはこんなことを思ってしまいました。
言葉にするのが怖くて、今こうして文章にカタチとして残してしまうことが、ほんとにそれでいいのか、今も迷いながら、書きます。
あぁ、とっても怖い。
とっても怖いから、この文章、いつまでもココにあるわけではないかもしれません。

ワタシはただ思いました。


『ひかれたい。誰か自分をひいてくれないかな。』


生まれて初めて、こんなにも前が見えなくなって、
生まれて初めて、生きる気力を失って、
生まれて初めて、自分を諦めそうになりました。


死にたいわけじゃない、でも、何にもしたくなくて、自分の頭に出てきた考えが、
誰かが自分をひけば、大怪我できる、
大怪我をすれば、
誰にも文句を言われずに休むことができるかも。だから車が通る場所でもあまり左右を確認せず授業に向かうことだって、
事実としてありました。
そんな考えが自分の中に出てきたことにも驚いたし、そんなことを思う自分ももうめっちゃ嫌だと思ったし、今ならほんとうにほんとうにバカヤロウだと思えます。
本当に本当に、バカヤロウでした。

大学一年生の頃は、実は芸術系の学科にいたのですが、自分がほんとうにやりたいことではなくて、"やりたくないのにとりあえずやっている"という毎日でした。
でも周りのヒトはみーーーんな良いヒトです。

どうしよう。これを4年生まで、できている自分が全く見えなかったのです。
そして、楽しいとも思わなかったのです。
芸術として、ソレはそれはとても誇り高く、美しくて、素晴らしいのです。

ワタシには向いていませんでした。
ソレではなかったのです。
早めに気づけて良かったです。笑
まぁ、最初の方から実は違うだろうなと思っていたけど、演劇学科は人気らしく、
でも芸術系で、問題なく入学できる学科がソコだったから、入ったんですねぇ。笑
焦ってました。反省です。


そして、ワタシは何か別の手段を考え始めました。
ココにとりあえず居続けるとだけは決めていたから、ワタシは考えました。
そして、たくさんいろんなヒトに相談に乗ってもらって、葛藤の末、ワタシは今の
『日本語学科』を選んだのです。
もちろん、ギリギリまで悩みました。
他のヒトの目が気になります、
そしてその時の自分のプライドみたいなもんもあります、
なんだか逃げちゃうみたいなその感じが、
ワタシは嫌だと思ってしまいました。
だから、転科した後、
お話しさせてもらうヒトビトに、ワタシは自己紹介の時必ずと言っていいほど、
『日本語学科です。でも最初は〇〇学科にいて、、、』と、言い訳のようにその後は綺麗事を並べられるだけ精一杯ダラダラ言って、終えるのです。
ハハハ、とっても疲れますね。

最初は『大学で演劇を学ぶ』が目的だったけど、
今では違います。
今は
『大学を口実に台湾にいられる、だからワタシはその時間をできるだけ有効に使って、ココで経験できることをできるだけやって、将来のために頑張る。』
です。

ただの言い訳だ、結局逃げただけだろ、
何を言われようと、どう思ってもらっても、
ワタシは本気でそう思っているので、
構いません。
そこは揺ぎようがないのです。

そして、台湾に来たばっかりのときの焦り、
理想と現実とのギャップ、
わからないことはわからないよね、うん。
慣れていくことで、時間が解決してくれることもたくさんありました。
そして、最初にいた学科での経験も何一つ無駄ではなかったと思っています。
そこで台湾の親友もできたし、場所が変わっても繋がってるし、これからも、だし^ ^
そのヒトたちと出会うためにワタシは寄り道をさせられたんだ、今ではこう思えます。

だから、その学科に行けて、よかったです。
そして、日本語学科に来れて、よかったです。
自分に使える時間と心の余裕ができて、
本当に自分が求めていることが見えてきたし、
あぁ『来て良かった』、
心からそう思いますヨ☻



だからね、
とりあえずね、
前が見えなくてもね、
生きてれば、なんとかなる。
身をもって、ワタシはそう言えます。
無理なら無理でいいし、やりたいならやれるように頑張ってみればいいし、
とりあえず、生きてれば、なんとかなります。
ワタシは、ココでココロはたくさん死にかけたけど、身体はあったから、どうにかなりましたし、どうにかなってます。笑笑笑笑
自分のイノチは自分だけのイノチではないから、ね。
大事に大事にしなさい、
大事に大事にします。
みんな頑張ってるし、すごいし、
目の前がぐちゃぐちゃで何にも見えなくたって、ちゃんと呼吸して生きてるし、
もうすごいんだよ。
アナタもワタシも。
十二分にね。


誰だよおまえっ

何者でもないよ
ワタシっ。
✌︎やぇい。Yeah ✌︎

大丈夫。

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