小話「七不思議とクラス分け」

ハナヲ
「ということで、今からクラス発表をしていくよ!」

ヒフミ
「おー! で、誰から発表すんだ?」

ハナヲ
「さすが鴉くん! ノリがいいね! 発表は三年生から言うよっ! まずは、狐くんから!」

ザクロ
「げっ!」

イリヤ
「ふふ。逃げられなかったね、ザクロ」

ハナヲ
「ほらほら~!」


ザクロ
「……三年A組」

ハナヲ
「次、獏くん」

ウタシロ
「同じく三年A組」

ハナヲ
「蛇くん」

イリヤ
「三年C組だねぇ。ハナヲさんは?」

ハナヲ
「俺は三年D組さ!」


ハナヲ
「お次は二年生! 鴉くん!」

ヒフミ
「オレは二年A組っ!」

ハナヲ
「狗くん」

トネリ
「ん? クラスか? たしか……B組だぜ!」

ハナヲ
「猫くん」

アラハギ
「二年C組だよ!」


ハナヲ
「最後は一年生。メリィくん、言ってみよう!」

メリィ
「わ、わたしは……D組です……」

アラハギ
「ついでに、あの子のクラスも言っちゃえば?」

メリィ
「あ、ええと……あの方のクラスはC組です……」

ウタシロ
「C組ってことは、メリィとは教室が隣なのか」

イリヤ
「だから休み時間よく一緒にいるんだね。保健室から見えるんだ」

メリィ
「!? そ、そうなんですか……!?」


ザクロ
「おい、便所幽霊。クラスなんざ聞いてどうすんだ?」

ハナヲ
「え? とくに何もしないよ。何となく聞いてみたかったんだ」

ザクロ
「はぁ!?」

ウタシロ
「落ち着きなよ。それにしても、面白い組み合わせだな」

メリィ
「そうですね……! 雰囲気もそれぞれありますし……。イリヤさんたちC組は何だか艶やかな雰囲気があります」

イリヤ
「そうかい? ふふ、メリィとハナヲさんのD組は華やかだと、オレは思うけど?」

ヒフミ
「B組は体育会系だよな!」

トネリ
「じゃー、A組は……真面目か……?」

アラハギ
「真面目? どうして?」

トネリ
「へ? んー、ヒフミは毎日出席して“かいきんしょー”もらって、ザクロとウタシロはめんどーな生徒会の仕事やってるから……?」

メリィ
「確かに、そうですね……。それを聞くと、A組は真面目です……!」

イリヤ
「そうだね、……真面目だねぇ」

ウタシロ
「面倒だと言いながらも、生徒会の仕事は何だかんだしているし……」

ハナヲ
「狐くん、顔真っ赤だよ」

ザクロ
「う、うるせぇっ……! 俺を見んじゃねぇっ!」




今回は「七不思議とクラス分け」についてのお話。
私が『七不思議の後輩ちゃん』を書く上で使っている設定です。

《まず、各学年A組からD組の4クラス構成》

これは公式サイトの「七霧学園七不思議マップ」を見て決めました。
七不思議マップを拡大して見ると、「1-D」「1-C」の文字が見えるんですよ。
それから矢印で半分隠されながらも「1-B」がチラリと見えます。

保健室側から順に「1-D」「1-C」となり、階段とトイレを挟んで「1-B」となるならば、「男子トイレ」の文字で完全に隠されている教室は「1-A」だろう!
そう勝手に思うことにしました。


《次に、ザクロとウタシロは同じクラス》

こちらは公式が出している情報のため、同じクラスにしています。

他の七不思議たちは基本的にバラバラ。
鴉、狐、蛇、猫、犬……妖怪と言えど、こんなに動物がいたら縄張り争いが起こると思うんですよ。
なので、バラバラ。


《後は、勝手なイメージでクラス分け!》

なんとなくですけど、学校のクラスって各々イメージがあるなぁって。
例えば、1組は真面目で、2組はめっちゃ勉強できて、3組は運動会が強くて……みたいな。

まぁ、そんな感じでグループ分けをした結果がこれ↓

1グループ(A組) ヒフミ、ザクロ、ウタシロ
2グループ(B組) トネリ
3グループ(C組) イリヤ、アラハギ、フジヒメ 
4グループ(D組) メリィ、ハナヲ

フジヒメはメリィの隣のクラスがいいと思ったので、彼女は必然的に3グループへとなりました。

「真面目」だったり、「体育会系」だったり、「艶やか(お色気かつマイペース)」だったり、「華やか(個性強)」だったりは、もうメンバーの雰囲気です!


《さいごに》

このクラス分けは公式の情報を参考にしているだけで、公式のものではありません。

ですが、私が創作する上では、しっくりきているクラス分けだと思っています。
(自己満足の自画自賛✨)

それでは、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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