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はじめまして

日本列島に大きな台風がやって来た次の日、窓を明けたらとても綺麗な太陽の光が射し込んできました。前日までの私は一日部屋に篭りながら、やらなきゃいけない事を後回しにする日々を後悔したり、どうしたらもっと望んでいる人生に近づけるのか考えていました。段々接近してくる台風の風を感じたくて時々ベランダに出ては、この風が私のモヤモヤを全部持ってってくれたら良いのにと思いながら。

最近の私は、今の現状に満足出来なくなっていました。

小学校の頃夢発表で「将来はテレビに出る人になってみんなに楽しんでもらったり喜んで貰える人になりたいです。」と発表したら、「お前みたいなブスがテレビに出られる訳ないじゃん。そういうのは〇〇ちゃんみたいな可愛い子がなるんだよ。」と言われ、クラスメイト全員から「そうだ!そうだ!」と囃し立てられました。その時初めてみんなが私をブスだと思っていた事を知り、ショックと恥ずかしさで夢を諦めました。今でも、その日どうやって家に帰ったのか、卒業までどうやって過ごしたのか思い出せませんが、発表しタイムカプセルに入れる為ビデオに撮る時には、「私は大きくなったら担任の大岩先生の様な小学校の先生になりたいです。」と言って「さっきと夢が違うけど良いのか?夢なんだから自分の本当に思っている事を言って良いんだぞ!」と先生に言われましたが、その時の私には先生しか味方がいないように思えて、とっさに「この夢も本当に思ってる夢だから良いんです。」とすがる様にウソをついて仕舞いました。その時の先生の顔が忘れられず、それからは周りに小学校の先生になると言ってきましたが全然ワクワクしない毎日でした。

そんな風に過ごしながら自分の本当の夢を言えないまま高校3年の終わり頃、たった短い期間の間に、自動車に3回、トラックに2回と5回も交通事故にあってしまったんです。そのうちの1回トラックに轢かれた時、私は宙に浮いていて、倒れている自分を沢山の人がなんとかしようとしてくれているのを見ました。そして、自分の人生の走馬燈を見たんです。産まれた時は光いっぱいの中でとても綺麗なカラー映像でした。それが段々と色褪せてきて最後は殆どモノクロになっていました。自分が周りの人に気を遣いながら自分を大切にしていなかった事を知りました。とても後悔しながらトラックに撥ねられそこに倒れている自分を見て可哀想に思いました。そして、「もしもう一度産まれたら、今度は本当に自分がやりたい事をやろう。沢山いろんな事をしたい。後悔しないような人生を送ろう。」そう思った後、気付いたら病室のベッドの上でした。事故の後遺症で高校時代の殆どの記憶は有りませんがこれだけは今も昨日の事の様に憶えています。

そこから色んな人生を経験しましたが、ある日人生のどん底になり引き篭もって半年過ぎた頃、「このままでどうするの!」と母から無理矢理引っ張り出され、長かった髪の毛をハサミでザクザク切られ、強制的に美容院に行く事になりました。それで引き篭もりから脱出するしかなくなり少しづつ社会復帰出来ました。そこから私は「やっぱり子供の頃の夢を叶えたい!次ぎに生まれ変わった時にはきっと覚えていないんだから今の人生で思ってる事全部やりたい!」そんな想いを思い出したんです。

今思えば、小学校の頃の夢発表も、高校生の頃の交通事故も、大人になって経験したどん底な人生も、自分が自分に気付く為だったのかなと思っています。どの経験も出来ればしたくなっかたけど、そんな経験があるから私なんだし、だから女優がやりたいんだなって。そして今、更に高みを目指して挑戦したくなりました。自分が欲しい未来はちゃんと見えている。だから早くそこに行こうって。遠慮する事はない!自分の人生を一番応援出来るのは自分なんだからって。そんな風に心の中から何かが湧いてきたタイミングで今回の台風が来たんです。私は吹き荒れる風に向かって「私のモヤモヤを全部持って行って下さい。ここから生まれ変わります!」そう言って窓を閉めました。翌朝、眩しい太陽の光が私に向かって降りそそぎ、私は「新しい私になった!」そう思え心が喜び、記念に何か行動したくなってnoteを始める事にしました。

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