告知から3年。
3年前から、ポッキーの日は、私にとって、ガン告知の記念日になった。
今でも、診察室に入った時の風景は忘れられない。
自覚症状も何もないから、悪性なはずがないと、思って一人で行ったの。
そしたら、まさかの…ってヤツで。
パソコンのディスプレイが2つあって、手前の方に「悪性…」って映っているのが見えて、「あれ?前の人のヤツかな?」って思ったもんね、マジな話(笑)
そしたら、ちゃんと私ので…(^_^;)
先生から、淡々と説明を受けて、「取ってしまえば大丈夫なガンだよ」的な説明を受けた気がする。
そして、手術の日決めて、「甲状腺乳頭ガン」「橋本病」って説明書いたプリントもらって、次の診察の予約して、それから夫に電話して、報告して。
会計済ませて、三宮まで線路沿いをフラフラと歩いた。
歩きながら色んな事がグルグルと頭の中を巡って。
やっぱり「ガン=死」って思ったし、結婚式の2週間後ぐらいだったんで、
「なかなかドラマチックな人生やなぁ」とか、
「人の死亡率は100%なんだから、遅かれ早かれ。今世はこういう人生だったんだろう」って、振り子のように感情が揺れていたことは覚えている。
それから、母に電話して「保険使わなきゃいけないかも、ゴメンね(笑)」
って極力明るい感じで報告して。
今思い出しても、胸がキュッとなる。
3年経った今、何か変わったかと言われると、ほとんど何にも変わっていなくて、毎朝薬飲まなきゃいけないことくらいかな?
手術の後はね、声が出にくくなったり、(特に高い声)傷跡のケアとかしなきゃいけなかったけど、それも終わって、普通に暮らしてる。
身体が臓器一つ使って伝えたかったことは何だったんだろう?って思いながら、暮らしているのだけど、未だに答えは出てなくて。
とりあえず、健康で生きられていることに感謝と思う今日この頃。
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