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作曲のおすすめ書籍

2023年に入ってから、DAWを使った作曲(DTM)を勉強し始めました。
今回は、おすすめの作曲の書籍を紹介します♪

2023年12月現在、kindle unlimited対象の本と、無料で読めるものには✨マークをつけました。

入門書…初心者もOKな本

①日本一簡単なDTM作曲法
…ドレミの読み方などの楽典の内容から、コード理論、ドラムやベースなどのアレンジ法、メロディの作り方など、作曲をする上で実践的な内容が解説されています。
しかし機材、特に音源の情報は古いので、YouTubeなどで最新の情報にあたりましょう。
後述する「作曲基礎理論」と同じ著者で、入門者向けにわかりやすく書かれています。


②DTMerアレンジのお作法✨

…表紙に載っている10のジャンルへのアレンジ方法が紹介されています。それぞれ❶コード進行、❷使われている楽器、❸アレンジ法、❹ミックスの注意点というように、話が進んでいきます。
私のようにポピュラー音楽の知識が浅い人には、たくさん知らない用語が出てきたので、入門書としてとても参考になりました。
2023年12月現在、kindle unlimited対象です。


専門書…本格派の本

③作曲基礎理論
…理論的なことが一通り網羅されており、コスパが抜群の本です。
譜例はクラシック音楽からとられていますが、ジャズ理論に準拠した本です。コードスケールやUST、ブルースなど、実践的な作曲に役立つ音楽理論が解説されています。
ドミナントスケール、モードを使った作曲法、神秘和音や十二音技法など、発展的な内容の解説もあり、とても興味深かったです。
同じ著者の「楽曲分析のやり方(全4巻、こちらは2023年12月現在kindle unlimited対象)」もおすすめです。


④実践コード・ワーク アレンジ編✨
…③で、お勧めの書籍として一番に紹介されていました。
第1章では、1つのメロディに多様なコード付けをしており、コード付けの決められたパターンから解き放ってくれます。
第2章では、ポピュラー音楽らしいピアノアレンジのバッキングについて、たくさんの譜例で解説しており、読んでいて楽しかったです。
第3章は、楽器ごとのふさわしいアレンジについて、第4章以降はアンサンブルアレンジについての解説です。
内容が濃く、それぞれのテーマについて研究したくなってくる名著です。別冊で理論編もあります。
2023年12月現在、kindle unlimited対象です。



⑤DTM打ち込みフレーズ作曲技法✨

…④と同じ著者で、打ち込みに特化した本です。
楽器ごとに、各ジャンルの様々なパターンの譜例と、MIDIのベロシティなどの数値が細かく記載されており、とても参考になりました。奏法の解説や、それを打ち込みで再現するコツも書かれており、重量感のある本です。
MIDIの知識(コントロールチェンジなど)のまとめもあります。
2023年12月現在、kindle unlimited対象です。


BGM系の本

歌詞がない音楽で、シチュエーションやイメージに合わせた音楽を作る方法論についての本です。

⑥イメージした方法で作曲する方法50✨
…「切ない片思いは3拍子にしてサブドミナントから始める」「夏祭りにはニロ抜き音階とこのリズムを使う」「UFOにはディミニッシュスケールを使う」など、あるシーンを再現する方法を音楽理論を用いて解説してくれています。
何もわからない状況だと、このくらい言語化されていた方が助かりました…!
2023年12月現在、kindle unlimited対象です。


サントラ、BGMの作曲法:アイデア満載!
…「ほのぼのした日常」「1つの物語が終わった切ないシーン」「戦闘シーン」「季節のイメージ」など30を超えるテーマについて、実際の作例とテンポ、拍子、キー、楽器選びなどのポイントについて解説されています。
「こういう感じある!」という例ばかりで、とても参考になりました。
音源のある例が限られているので、楽譜をDAWに打ち込んだりしてみましょう。私はポイントを守りながら音だけ組み替えて色々作ってみましたが、勉強になりました。


ミックスの本

ミックスとは、EQ、コンプレッサー、リバーブなどで、DAWを使った現代の作曲に欠かせない技術です。とても奥深く、勉強中です💪

⑧音圧アップのためのDTMミキシング入門講座✨
…ミックスが何もわからない状況からこの本を読んだことで、エフェクターに触れるようになり、他のミックス本が読めるようになりました。
EQやコンプレッサーの動作の仕組みをわかりやすく解説しており、楽器ごとのベーシックな設定の仕方も教えてくれます。
だいぶフランクな語り口の本ですが、中経出版の受験用の参考書のような感じで、私は好きでした😊
2023年12月現在、kindle unlimited対象です。


オーケストレーションの本

⑨管弦楽法の基本✨
…リムスキー=コルサコフによる書籍「管弦楽法の基本」の日本語訳です。リムスキー=コルサコフといえば、ロシア5人組のまとめ役で、ストラヴィンスキーを教え、ラヴェルにも影響を与えた大作曲家です。
全5章からなり、楽器、メロディー、和音、の順に話が進みます。楽器の組み合わせ方の指針が具体的にのっており、参考になりました。
訳者さんのブログで無料で読めます。


この本を参考にしてオーケストレーションした曲がこちらです!
musescoreのオーケストラ譜に書き、MIDIで書き出してDAWソフトに取り込みました。

音源は、おもにNative instruments社のKOMPLETE 14 COLLECTOR'S EDITIONのSYMPHONY SERIESと、オーボエはSpitfire Audio社のBBC Symphony Orchestra Discover(こちらは無料)を使っています。
ミックスはほぼしていませんが、和声法と管弦楽法に基づいて作ったので、濃密な音楽にできたと思います♪


これからはDTMや作曲にまつわる記事も書いていきたいです✨
最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

さくら舞🌸

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