歌と歴史。

 今回は私の好きな歌手の中のおひとりである森口博子さんのお話をしたい。
 私が森口さんを知ったのはテレビ番組でお見掛けしていたのが最初だったが、歌手としての森口さんを知ったのは5年ほど前である。地元岩手で放送されていた「鉄神ガンライザー」という番組があり、とあるきっかけで興味を持ち観始めた頃、当時の主題歌を歌っていたのが森口さんだった。その後、ガンライザーのイベントで無料のライブがあり、森口さんの生パフォーマンスを聴く事が出来た。ミニスカ衣装でスタイル抜群、とてもお綺麗な森口さんのお姿、芸能人の凄まじいオーラにまず驚いたし、歌唱力・表現力ともに圧巻でとても感動した。握手会で握手もさせていただいたのだが、色白の細い手で優しく握手をしてくださったのが今でも印象に残っている。それからガンダムカバーを知り、私は当時ガンダムを観た事がなかったものの、森口さんの歌声が好きでアルバムを購入し、ガンダムソングを覚えた。その後出会った彼がガンダム好きで、今は私も彼と一緒にガンダムを観ている。

 昨日、たまたま森口さんのブログ記事がおすすめで表示されていた事で森口さんのアニソンカバーが発売&配信されている事を知った。それをきっかけに彼と歌手・森口博子について語った。その中で彼が「ぴろこ(森口さんの愛称)のカバーの何がすごいかというと、そこから原曲や原作を知ろうという人が出てくる事で、言ってしまえば時代の彼方に埋もれた曲を蘇らせてくれた事。偉大だ。」と語っていた。まさに私も森口さんの歌がきっかけでガンダムソングや後に原作のガンダムを知る事が出来た一人である。私の中のガンダム史を作ってくれたのがガンダムカバーを発表した森口さんとガンダムが好きで勧めてくれた彼で、このお二人には本当に感謝している。

 人や物と出会い、こうやって自分の中で色々な歴史が作られていくのだ。と森口博子という歌手を通じて振り返り、自分の中に刻まれた歴史を感じる事が出来た。これからアニソンカバーを聴く事で私の中のアニソン史にまた新たな歴史が刻まれるのだと思うと、今から楽しみだ。

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