初めましてと歌うこと

初めまして、さくらと申します。
友人のnoteを見て友人の文章と感性の良さを知り、見た後に久々に私もしっかり文章を書いてみたいと思い、すぐにアカウントを作成しました。
と言っても、今までの人生や日常の出来事をきっかけに思った事、考えた事を書いていく感じになると思います。自分語り多めになりますが、よかったら見て行っていただけると嬉しいです。
(今回は完全に自分語りです)

というわけで今日のテーマは「歌」。
私の歌遍歴について。
幼稚園の頃に先生に「よく楽しそうに歌っている子だ」と言われた事があると母親から聞いた事がある。小学生の時、学習発表会で歌のリーダーというハモリパートの担当になった。ここまではそんなに自分で歌好きだという意識は持っていなかった。
転機になったのは中学生の頃。
大好きな先生方に合唱の歌声を褒められたのがきっかけで歌う事が好きになり、合唱曲から歌の魅力に惹かれていった。しかし、この頃の私は自分が歌う事にしか目が向けられず、合唱において協調性がまるでなく、その声量で合唱のバランスを崩してしまう人間だった。グループで歌う事に向いていないのだと思った当時の私は一人で歌う事にした。
その後、中学高校の中で合計4年間、音楽教室に通った。最初に通っていた地元の音楽教室では先生が歌の専門ではないものの、音楽を楽しむという理念のもとに私が教室に通う事を認めてくださった。先生がピアノを弾き、その伴奏で私が歌った。歌っていたのは主に中学の頃から両親の影響で好きになった昭和の歌だった。歌手の中では中島みゆきさんとテレサテンさんが大好きでそれは今でも変わらない。
その教室の先生の紹介でプロのボーカリストの先生とご縁があり、その方のもとで本格的にボイストレーニングを学んだ。その時はちょうど進路を考える時期で本格的に歌の道へ進もうと思った時期もあったが、技術を上げる事に囚われすぎて歌を楽しめなくなり、趣味で歌う事に決めた。
高校を卒業してからはゲーム機のカラオケで気が向いた時にひたすら歌う日々を送った。楽しい時、しんどい時、悲しい時…日常と日々の様々な感情とともに私のそばにはずっと歌があった。体調が悪い時以外はひたすら歌っていたと思う。SNSのフォロワーからリクエストを募り、歌を覚えて歌った時期もある。好きな歌を通じてその人自身やその人の人生の一部を知れるのが嬉しくて好きだった。
だが、数年前から日常的に歌う事が減り、とある出来事がきっかけで完全に歌う事から遠のいた。一年前に引っ越しで実家と地元を離れ、家の中で歌を歌えなくなった事に加え、日々の生活の忙しさも相まってほとんど歌わなくなった。

そんな中で久々にカラオケに行った。つらい出来事によりストレスが溜まり、疲労もストレスもなかなか抜けず引きずってしまうタイプの私はストレスとの向き合い方を模索していた。この状態をしばらく続けると心身を病んでしまう事は過去に何度も経験してきて嫌というほど知っていた。かといってストレスが抜けるまで周りに話し続けるのも、周りの負担になっていると感じていた。よし、カラオケで発散しよう。ストレス発散という目的ではあるが、久々に歌いたくなった。これが大正解だった。
今見ているアニメの曲、過去にハマっていた曲、思いついた曲、たくさんの曲を歌った。この日は声もよく出せてコンディションがいいのもあって、とても楽しかった。特に楽しいと思ったのは昭和の歌を歌っていた時だった。昭和の歌は一曲の中で音程の高低差が少なく、歌詞に感情を込めて歌いやすい、そしてビブラートや抑揚など技術的なものも入れやすい。一緒に行った彼からも好評だった。
これからも歌っていきたい。そんな火が久々に心に宿った。
歌の上手さにも採点機能での点数が高い、ビブラートなどの技術が巧み、高音が出せるなど様々ある。そんな中でも今の私は「人の心に響く歌を歌いたい。」というのが目標だ。あくまで趣味ではあるが、まずは身近な恋人や家族や友人、知人など聴いてくれた人の心に届いて響くような歌を歌っていけるように頑張っていきたい。
過去に夢中になっていた事への熱が再び宿り、また自分の生きる原動力のひとつとなっていきそうなのがとても嬉しくて、最初の投稿テーマとして取り上げてみた。


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