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AbemaTVが進めるネットとテレビの融合

インターネットとテレビの融合・・・。10年以上前にライブドアがフジテレビを買収しようとした時に良く聞いたキーワードだが、現在になっても融合が進んだとは言い難い。

これまでに動画サービスは数多くの企業が参入した。一番早く黒字化したのはDMMだろう。アダルトという分野に特化することで、他の企業とは大きく差別化し、インターネット黎明期から黒字化した。アダルトDVDメーカーを保有しており、原盤権を抑えていたのも強みの1つだろう。

また10年程前にUSENが無料動画サービス「Gyao」を開始し、話題を集めたものの多額の赤字を出し、Yahoo!へ実質的に売却。Yahoo!の集客力を背景に現在では黒字化しているものと思われる。

ニコニコ動画を運営するドワンゴはサーバに課金するというビジネスモデルで早くも黒字化し、ニコニコ超会議など、他に例を見ないビジネスモデルを構築しようとしている。

そしてここ数年の間はスマートフォンで動画を視聴するスタイルの確立を背景にNetFlix、Hulu、Amazon、Appleなど外資が参入し(Huluは現在日本テレビの小会社)、日本ではサイバーエージェントが完全無料の放送局であるAbemaTVを開始した。

数ある動画サービスの中でもTVをそのままスマートフォンに持ち込んだ形のAbemaTVは世界でも稀で非常に注目を集めている。



目次
・AbemaTVとは
・AbemaTVができた経緯
・AbemaTVのビジネスモデル
・AbemaTVの今後
・個人向け動画プラットフォーム「FRESH!」

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