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その行動、あなたのお気に入りの飲食店を潰します。

こんにちは、個人飲食店で勤務していたかけるです。

さて、私が手伝っていたお店はありがたいことにオープンから1年ほどで、多くのリピーター様ができ、この度のコロナショックも常連様に支えられて何とか「お客様ゼロ」を避けられている状況です。いつか機会があれば解説したいですが、8割の売り上げを2割の顧客が作っているという、『パレートの法則』、これ、結構事実です。

では、残りの8割のお客様は全部ご新規様か?

否。

実は、当店は8割がリピーター様です。それでも中には「その応援のされ方、ありがたいのですが、潰れてしまいます」という行動があるのです。そんな行動のうち2点をご紹介します。

①毎日のようにランチに行ってあげる

ドリンクがセットになっていたり、安価な価格設定の「ランチ」。

実は、これってお店としては「サービス」でしかないのです。原価率3割が普通と言われる飲食店で、下手したら原価率5割近かったりします。出ても出ても、利益にはなりません。(バイトを雇っているとしたら、そのバイト代くらいは稼げるかもしれません。)

なので、「応援しているからランチで毎日使う」代わりに、「週に1回夜に飲みに行く」方が圧倒的に助かるのです。

ランチをやっていた個人の居酒屋がそのうちランチを辞めてしまうのは、仕込みのために朝から入って休みなしで働いても、利益にはならないからです。ランチのお客様が夜に来てくれるようになるのを待つ前に、体の方が壊れてしまいます。

②料理を沢山注文してあげる

これはお酒の店に限りますが、原価率は”ドリンクの注文も含めて”3割になれば、経営としては成り立ちます。

よって、夜に来店頂いても、「ドリンクはなしで」料理ばかりご注文頂くと、原価率はランチ同様跳ね上がってしまい、利益なしの状態。

(いわゆる「水客」が増えれば増えるほど、お酒の店では「お通し」や「サービス料」、あるいは「席料」を頂かざるを得なくなるわけです。)

応援の気持ちで1品追加で注文するなら、料理よりもドリンクにしてあげてください。その1杯でようやく経営者は生活していけるようになります。

応援しているお店がこの未曾有の危機を乗り越えられるよう、同じ金額を落とすのであれば、「夜に」「ドリンク」で応援してあげてください。

ここまでお読み頂きありがとうございます! 子どもの頃からの野望「世界平和」のために小さなことからコツコツ頑張ります!