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【コツとか】猫の歯磨き三ヶ月やったメモ

猫の歯磨きをやり始めてからだいたい三ヶ月くらい経ったので、猫・人双方できるだけ負担なく続けるための自分なりのポイントとかをまとめておきたい。

大前提として完璧は目指さない

まず大前提として、猫の歯磨きは完璧を目指そうとしたら絶対失敗すると思う。というか猫が嫌がって完璧にはできない。完璧にやろうとしてしつこくしたり痛い思いをさせたりすると、一気に歯磨き拒否キャットになってしまうだろう。

それよりも、50〜60%の仕上がりで毎日やった方が長続きするし、長い目で見て(多分)猫の歯の健康にもよいだろうと思う。そもそも歯の外側の面はともかく、内側はとても磨きにくい。下の歯も。体感では、不可能。なので、私は毎日「さらっとでも、半往復でも拭けたらOK」ということにしている。その方が、お互い(猫と私)の精神面の負担も少ないだろう。

猫にちょっとでも歯磨き慣れてもらうためのヒント

「完璧を目指さない」ことが大前提で、さらに猫に歯磨きを受け入れてもらうためにしたことを書いておく。

猫用歯ブラシを使うか歯磨きシートを使うか、は猫の好みに合わせて選ぶ

猫の歯磨きをするとき、だいたいは歯ブラシか歯磨きシートか、の2択になると思う。どちらも使ってみて、またサイトの説明書きを読んでみて、自分の中では「汚れをかき出しやすいのは歯ブラシ」「猫に抵抗感を与えにくいのは歯磨きシート」という結論になった。

飼っている猫のうち片方は、歯磨きシートでの歯磨きには(嫌々ながらも)慣れたものの、歯ブラシは鼻先に近づけただけで顔を大きく逸らしてしまった。匂いを嗅ぐこともしない。これではとても歯磨きどころではないので、今でも歯磨きシートを使って歯磨きをしている。少し臆病なところがあるので、人の体とかじゃない"棒状の物体"が顔に近づいてくるのが嫌だったんだと思う。

もう一方の猫も始めの一ヶ月ちょっとは歯磨きシートで歯を磨いていた。しかしこちらの猫、小柄でまだ2歳未満ということもあって歯がかなり鋭く、歯磨き中に顎を閉じた動きで私の親指に噛みつく形になり、ちょっとした流血騒ぎになった。めっちゃくちゃ痛かった。
流石にこれ以上歯磨きシートで歯を磨くのは怖くて、猫用歯ブラシを導入することとなった。猫本人(?)の好みというよりは事故防止の面が強いが、「猫のタイプ」に合わせた結果ではあるだろう。幸いこちらの猫は歯ブラシ自体への抵抗感は薄かったみたいで、今日まで歯磨きを続けられている。
ちなみに噛まれた右手親指は結構長くズキズキして、カサブタが取れるまで一ヶ月くらいかかった。

できるだけ短い時間で終わらせる

人間の歯磨きはよく「5分を目安に」などと言われるが、猫はとてもじゃないけど5分も耐えてくれない。もたもたしてるとすぐに嫌がって動き始めてしまうので、猫の嫌気が刺す前にいかに短い時間で終わらせられるかが重要だと思う。

これまでの経験上、「歯ブラシor歯磨きシートでささっと数秒歯と歯ぐきを撫でる」という作業を、前歯と左右の上歯に分け、できるだけ嫌がる隙を与えないよう素早くやると、そこまで嫌がられず歯磨きできることが多かった。

あとちょっと間抜けっぽい手法だが、歯を磨くときに口で「ハイッシュシュシュシュ〜〜〜ッシュッシュッ」って言いながらやると手が早く動く、気がする。

猫が嫌がり始めたらその日はもうやめる

完璧を目指さないこととリンクするが、猫が嫌がってぐずり始めたら、その日はもう歯磨きを終わりにするようにしている。とにかく「毎日やる」ことに重点を置いているので、できるだけ猫の歯磨きに対する抵抗感を和らげたいから。

「嫌がれば歯磨きをやめてもらえる」と覚えちゃうのでは、と思ったときもあったが、うちの場合はそんなことは無かった。むしろ嫌がってるのに歯磨きを続ける方が、猫に嫌悪感を植え付けてしまって抵抗されやすくなるような気がする。

おまけ:猫の歯磨きをするようになってよかったこと

おまけとして、猫の歯磨きをするようになってよかったと私が感じたことについて書いておきたい。

結構汚れが取れる

やっぱりまず一つ目は、結構歯の汚れが取れること。毎日目に見えてゴミが取れるわけではないが、少なくとも歯ブラシやシートの色が変わるくらいには変化がある。
ちょっと撫でただけで汚れが取れるなんて歯ブラシグッズすごいなと思うと同時に、今までこんな汚れを放置してたんだ…とゾッともした。
たまにエサの食べ残し?のようなものが歯に残っていて、それが取れたときは胸がスカッとする。

歯の健康チェックができる

毎日、猫の歯の様子をチェックできるのも歯磨きの良い点の一つ。歯ぐきから血が出てないか、歯がぐらついてないか、今のうちからチェックに慣れておくのはよいことだと思った。また、「やけに今日は激しく抵抗するな」とか「急に痛がるようになったな」とかの異変にも気づきやすいのではと思う。

猫の歯磨き、特にシートを指に巻いてする場合は人間側の抵抗感もあると思う。けど猫の健康維持には多少プラスにはなると思うので、気が向いたらやってみてはいかがでしょうか。

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