詩的な記憶‥ꕤ*

詩。写真詩。ライター・ショート動画制作。🍀鳥取県在住フリーライター🍀/鳥取マガジン所属…

詩的な記憶‥ꕤ*

詩。写真詩。ライター・ショート動画制作。🍀鳥取県在住フリーライター🍀/鳥取マガジン所属 https://lit.link/sakurairo333

マガジン

  • kokoron‥心音。詩。写真詩。

    誰に届くわけでもなく、誰に響くわけでもなく‥。それでも詠っていたい夜がある 月明かりの下‥ただとめどなく。

  • つぶやき

    ちょこっとね。

  • るんWebライターの記録【鳥取・島根】

    鳥取マガジンライターとしての記録

  • photoエッセイ

    散文。エッセイ。

  • 二十四節気七十二候

    二十四節気。七十二候について

最近の記事

【詩】不香の花…Hukyounohana

この世に生まれ はらはらと 消えゆくのが定めなら 朽ちる間の一瞬を どうか貴方のその掌で その温かさで 溶かして欲しいと願うだけ 香りさえも残さずに 去りゆくのが定めなら どうか貴方の瞳の奥に その一瞬 映して欲しいと はらはらはらはら 舞い降りて 儚くはかなく 溶けてゆく‥ その一瞬を‥ 不香の花 #21るん詩の世界  不香の花…Hukyounohana          香りのない花「不香の花」                  雪の異名 美しい日本語に

    • 【エッセイ】2024年の始まりに…。

      きっと私はあの日を忘れないだろう。 好きが仕事になった日。 いつの頃からか、書くことが私の生活の一部になっていた。心の中を文字にすることで、どれだけ救われてきたのだろう。書くことは日常であり、私そのものであり、生きる意味であり術であった。 ふーっ。 ここまで書いて、パソコンを打つ指が止まる。 noteの更新を休んでいたこの数ヶ月を、どう伝えたらいいのか‥。 毎日毎日、仕事でパソコンに向かい文字を打っているのに、こうして「自分」と向き合うのは久しぶりだと思った。 同じ「書

      • Webライターの記録#5【鳥取・島根】

        更新が止まっている間も、毎日たくさんの方々に訪問していただきありがとうございます。 最近の私は以前にも増して、多忙を極めていますが、それと同じくらい楽しく充実した日々を送っています。 そしてなにより『書くことが好き』『作ることが好き』だと実感する毎日です。今は心情を書く余裕がなくエッセイや詩も途中まで書き、止まったままのものが下書きに眠っています。 また気持ちが落ち着き、書ける日が来たら 更新しますね。 鳥取マガジンでの4/22から5/13までの記事をいくつかピックアップし

        • Webライターの記録#4【鳥取・島根】

          久しぶりにnoteを開いたせいでしょうか。 こうして真っ白なページに文字を置くことに なんだか少しだけドキドキしています。 本当ならば今日は「二十四節気では『穀雨』となり田畑を潤す雨が降り、青々とした眩しいほどの新緑がきらきらと‥」と書き進めているはずなのですが、前回の記事『清明』でもお話したように、季節を心の奥深くで感じる余裕もない私にはその先を書き進めることがどうやら難しいようで…。 最近の私は、鳥取マガジンのライターとして 取材に行き記事を書くことに加え、YouTu

        【詩】不香の花…Hukyounohana

        マガジン

        • kokoron‥心音。詩。写真詩。
          21本
        • つぶやき
          7本
        • るんWebライターの記録【鳥取・島根】
          6本
        • photoエッセイ
          9本
        • 二十四節気七十二候
          57本
        • photo日記。わたしの休日
          6本

        記事

          【二十四節気】清明

                      4月5日から19日頃 立春、雨水、啓蟄、春分‥そして五番目に当たる節気『清明』となりました。清明とは、清らかな春先の頃を表す言葉『清浄明潔』を略した言葉です。 暦便覧によると 春の空気が澄み、日の光が明るく照らしてくれるので花や草木など、あらゆるものがはっきり見える。芽吹いたばかりのこの草はなんという草なのかもよく分かる。 寒い寒い冬が終わり暖かな春の日。 見上げれば頭上に広がる空も 行き交う町並みも色を持ち、そこにあるのは優しい春色の時間。

          【二十四節気】清明

          【詩】Solitude

          おやすみと囁き合った その後に ポツンと落ちるの長い夜 朝が来ればきっと‥ 一晩中眠れず過ごした私の痛みを 貴方は自分の事のように 感じるのでしょう そして寄り添えず 向き合えなかったと 自分を責めてしまうのでしょう 波打つ心のざわめきも 細く揺れる琴線も もしも持っていなければ 手にしていなければ 降り続く夜半の悲しみに 想いを馳せることも なかったかもしれないのに 窓の向こう 滲んだ街の片隅で ほんの少しの囁きと 甘い吐息を期待して 儚く散ったその先に ポツ

          【詩】Solitude

          【二十四節気】春分

                    3月21日から4月4日頃 毎年3月20日か21日のいずれか春分の日とされており、『自然を称え生命を慈しむ日』とされています。 忙しい毎日の中に身を置き過ごしていると、どうしても本来の意味を忘れてしまいがちですが、祝日にはこのようにひとつひとつに意味があります。 今ここにある自然の恵みに感謝し、長く厳しい冬を乗りこえ、またこうして春を迎えることができた『春分』に喜びを感じ過ごしたいですね。 さて、日本では古くからお彼岸には、ぼたもちやおはぎをお供えし

          【二十四節気】春分

          『maco’s bakeshop』Webライターの記録#3

          最近、Webライターの記録が滞っていました‥。 こんにちは。るんです。(๑´ლ`๑)♡ 記録の更新は滞っていましたが‥ 取材の方は順調に、快調に進んでいます。 基本的に取材先は自分で行きたい場所を決め マガジンに提案し、許可が下りればアポを取りいざLet's Go!という流れでやっているのですが‥ なんと最近は、依頼をいただきインタビューさせてもらうこともボチボチ‥とありまして。 この現実を本当に有難く幸せに思っています。 さてさて、少し前になりますが 新聞で「ポツン

          『maco’s bakeshop』Webライターの記録#3

          【エッセイ】時を編む‥。

          玄関を出た瞬間の澄んだ空気を身に纒い 今日は右に行こうか それとも左に行こうか‥。数秒だけ迷う。 右に行けば海があり、左に行けば駅がある。 ふと見上げると 3月初旬のこの時期を縁取るような柔らかな水色の空が広がっていた。 時間にすればほんの一瞬だがその脳裏には、 待っているであろう見慣れた景色が交互に浮かぶ。 んー今日は右かな。 そう決めるが早いか歩き出す。 自分の直感をいつだって信じている。 なんとなく‥としか説明できないような 感覚の部分。 インスピレーションと

          【エッセイ】時を編む‥。

          【二十四節気】啓蟄

                      3月6日から20日頃 二十四節気の三番目。 寒さが緩み冬ごもりをしていた虫たちが土の中からひょっこり顔を出し動き始める頃となりました。 毎年のことながら桜の開花予報に心が弾み、コハクチョウの北帰行に嬉しさとさみしさが混ざり…。加えてしばらく暖かい日も続きそうだったりと‥。春の到来を感じずにはいられません。 約5日ごとに訪れる七十二候とは違い 二十四節気は約15日ごとに区分されているため、まだまだ先だからと余裕でいたのですが、あっという間に2週間が

          【二十四節気】啓蟄

          【詩】We can't go back to the time 

          人の気持ちは 変わりゆくもの 同じで居たいのに いられなくて 巻き戻したいのに 戻せなくて 留まることなど できなくて‥ 自分でさえ そうなのに 自分でさえ 変わっていくのに‥ 取り戻したところで 偽りの‥ 手に入れたところで 空っぽの‥ 分かっているのに こんなにも‥ こんなにも‥ #19『We can't go back to the time』 るん詩の世界 We can't go back to the time… あの頃には戻れない 変わらない

          【詩】We can't go back to the time 

          『サインインコワーキングオフィス』Webライターの記録#2

          数年前から憧れていました。 『コワーキングオフィス』 私もいつか‥そんな場所でパソコンカタカタ打ちながら文章を書きたい!‥と。 図書館やカフェで記事を書くことはあるけれど、それとはまた違うあの場所に身を置きそしてその空気を味わってみたいの…と。 でも諦めていました。 都会じゃないし、山陰にそんなお洒落な場所があるかしらと。 それがね‥ あったんです!! ある日、探してみるとヒット。 わぁ!あるんだぁと食い入るように画面を眺めてはため息‥。 敷居が高く、当時の私には勇気も

          『サインインコワーキングオフィス』Webライターの記録#2

          【二十四節季】雨水

                       2月19日から3月5日頃 立春から数えて15日目頃。 二十四節気では雨水に入り、雪から雨へと変わり氷が解け水になるという時期になります。 暦の上では春ですが、実際は『三寒四温』という言葉があるように暖かさと寒さを繰り返しながら、ゆっくりと春へと向かっていくのです。 『雨水』のこの時期、春一番が吹くことが多いといわれています。今年は2/10に九州南部・奄美大島で去年より36日早く観測されました。 そして、まさに今日(2/19)。九州北部や山口、四国

          【二十四節季】雨水

          【詩】春隣‥Harutonari‥。

          ふと見上げた水色の空に 君なら何を描くだろう 僕ならきっと‥ 名も知らぬ美しき色を 絵筆に取り 明日への希望を託すだろう 冬の香り残るこの空に 小さな息吹を見つけたよ 君にも見せたくて 僕色のキャンバスに そっとキリトル春隣 届くといいな君の心に‥ 聴こえるといいな‥ 今はまだ‥ほらね‥ 微かな微かな春の音‥。 #18 春隣‥Harutonari  るん詩の世界 好きです 美しい日本語。 『春隣』とは 冬も終わりに近づき 春の気配がどことなく漂う様子。 こ

          【詩】春隣‥Harutonari‥。

          『Cafeうさぎや』鳥取県伯耆町‥Webライターの記録#1

          わぁぁ‥。そのドアを開け入った瞬間 目の前に広がる店内の様子を見て 声になったのか、ならなかったのか‥。 それすら記憶にないほど緊張していました。 その日、私はライターとして初めての取材ということもあり 朝から落ち着かずそわそわドキドキ。 山陰のWebサイト『鳥取マガジン』で面談後、採用していただいたことで動き出した私のライター活動。 取材先や取材内容など自由度が高く、自分の色を消して文章を書くことが難しい私にとってそれはとてもありがたいお話でした。 地元を上機嫌に!

          『Cafeうさぎや』鳥取県伯耆町‥Webライターの記録#1

          【二十四節気】立春

          暦の上で春が始まる日。 立春の訪れとなりました。 旧暦で立春は、1年のはじまりである新年と考えられており、2月3日の節分は季節を分ける大晦日にあたります。 鬼は外!と鬼を払い悪いものを捨て 正月の神様を迎え‥そして新しい年の福を願う。江戸時代にはそんな締めくくりの日と考えられていたようです。 二十四節気は、季節の変化を示す指標とされており、今回の立春から始まり、春分や秋分、夏至、冬至など‥15日ごとに区分されています。 さらにそれを5日ごとに細かく分けたものが 七十二候で

          【二十四節気】立春