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【雑】私は根性なしだった? その2

母の私への口癖は「根性ないんだから」

小学校の時に男子と鉄棒で張り合った時は、根性ある?と一瞬思ったりもした。そのこともあって男の子のこと間違えられた。

高学年になるとさすがに男の子と間違えられることに飽きがきた。

共学育ちの母は、共学を強く勧めた。でも女子高を選んだ。
理由は、母の反発をしたかったからだった。

私の通学する女子高には根性がなくても勉強のできる子たちがたくさんいた。陰でこっそり勉強しているのに、「勉強なんてしなくてもできるんだから」と自慢げに言うことが私は気にくわなかった。すぐに使うことのない暗記ばかりの勉強は面白くなかった。そして成績は坂道を転げるように落ち始めた。母は言った「友達に負けて悔しくないの?根性がないんだから」。何度このセリフを聞いたことか。もう飽き飽きだ。

先生から「絶対、大丈夫」と言われた大学までも落ち1度目の挫折を味わう。浪人かと思った時に最後1校が私を拾ってくれた。造形科、という私にないデザイン力を大きく要求される学部だった。でも実習が楽しかった。母の口癖の「根性がないんだから」という言葉が次第に減っていった。更に放送研究部に入部しマイクの前で話すようになる。今まで自分の中に押し込まれていたものが開花した感じである。

「アナウンサーになろう!」と決めたものの、惨敗。人生2度目の挫折を味わう。

当時の日本は定年まで一社で勤めあげるという風潮、いろいろな言い訳を積み重ね仕事を転々と変えていった。根性を身に着ける方法もわからないまま社会人となりキャリアを積んでいった。

時間に少しずつ余裕ができてからは、フォトグラフ・マインドフルネス・ヨガ・心理学・コーチング・ライティング・簿記など、時間があれば新しい人間関係の中で学びを深める。昨日の自分より一歩学んだ今日の自分。知らない世界や人と繋がることが自分の人間性を高めてくれる。

昔を振り返り「私にもしも根性があったらば今の自分とは違う人生を過ごしているはず。キャリアを積んで現役キャリアウーマンかも」そんな私の想いに母は言った。「学びは一生続くからできる時にできることをやりなさい。頑張りすぎなくてよい。」

根性を結局もてないまま、ありのままの自分ができることを探せばよいと思えるようになってきた。

【The end】

自分を受容できるようになったマインドフルネススキルを皆さんにシェアして社会に貢献していきたいです。これから色々なことを発信していこうと思います。サポートは、これらの発信活動と学びに使わせていただきます。