36歳、初めてのジャニーズコンサート

なにわ男子にハマる

唐突にハマった。
デビュー直前、お昼にやっていた冠番組を偶然見たことがきっかけだった。
リーダー大橋和也くんが最新の機器で料理をする企画で、出来上がった料理に『俺様のプリン』とか『俺様のオムライス』と『俺様』と名付けていて、こんなに可愛いのに俺様キャラなんだ〜と思って、とりあえず大橋和也くんを覚えた。
朝ドラでお芝居が好きだった西畑大吾くんがいることがわかった。
デビュー前でいろいろ露出があったので、目にする機会も多く、なんとなく見守る気持ちでいたが、気づいたらメンバーの名前全員覚えた。
ちなみに大橋くんは全然俺様キャラじゃないことがわかった。ただの癒し系。推しは大橋和也くんに落ち着いたが、大西流星くんのグッズを同数集めないと気が済まないオタクになった。

とりあえずデビューCDは一枚買った。
勝手なイメージで、ジャニーズは深みに入らなければお金がかからない(比較的)と思っていた。だって、テレビ見たらいいじゃん。
それは幻想であったことがわかる。

①CDしか出ない(サブスクリプションがない)
②CDが3形態出る
③グッズも無限に出る

オタクなので、CD3形態出たら全部欲しくなるし、特典も集めたい。グッズも欲しいものは欲しい。気づいたらうちにぬいぐるみを4人お迎えした。
パソコン壊れてiPadにしたので、CDを聴ける機械はBlu-rayレコーダーしかなかった。
イヤホンで音楽が聴けないのがつらくて、CDレコを買った。これでスマホに音楽が取り込める! 1万円くらいした。

https://www.iodata.jp/ssp/cdreco/

デビュー年、ツアーすると聞いてからファンクラブに入った。入ると、抜けられない気がしたからだ。沼から。
もうズブズブであると諦め、加入。
結局チケットは当たらなかったが、ヤフーニュースになるくらい一気にファンクラブ加入したとのことで、その中のひとりだった私は、まあそうよね、と諦めがついた。
翌年のリベンジを誓った。

そして、臨んだ2023年のツアーについて、備忘録代わりにいろいろ書き残しておこうと思う。
界隈違うと、いろいろ流儀が違うものだ。


2023.5.11 チケットの申込

行ける日程はすべて申し込んだ。
大阪、横浜、静岡、新潟、名古屋、仙台……全てを第1希望のみにして、全18口。
開催の頃の仕事の都合がわからず、とりあえず確実に休める土日を中心に。
北海道は当選率が高いと聞いたので、北海道も申し込みたかったが、推し作品の舞台の予定が入っていたので申し込めなかった。
福岡は、友人と約束したライブがあったので、申し込めなかった。そちらのチケット申し込みはだいぶ先で、そもそも当たるかもわからなかったが……
奇しくもラーメンの美味しい端と端を申し込めなかったのは悔しいが、さて、どう出るか。

ちなみに上司の奥さんもなにわ男子にハマっているので申し込んだそうだが、馬鹿正直に1〜3希望ひと口しか申し込まなかったそうだ。しかも激戦の大阪のみ。
上司「どこ申し込んだ?」
私「行ける日程は全て申し込みました」
上司「えっ、3つまでじゃないの?」
この会話をしたのは惜しくも〆切翌日。
私も、前年Twitterで全公演申し込んだ!という呟きを見ていなかったら同じ罠に陥っていたかもしれない。

2023.5.20 神頼み


チケット当選にご利益のあるという「福徳神社」にお参り。絵馬も奉納した。
何度も参拝させていただいているが、「最前ください!」とか欲張らなければ、絵馬に書いた公演はだいたい当てていただいている。
銀座線三越前駅から近く、アクセスがいい。
絵馬には、ジャニコンの他、宝塚とかKポとかいろいろなジャンルの当選祈願が書かれており、眺めているだけで楽しい。

https://mebuki.jp

2023.6.9 当落


その日は仕事が手につかなかった。仕事の連絡確認するふりをして、何回もリロードして、結果を待つ。

無事当選!

昼休みになった途端、母に速攻電話した。
当たったら一緒に行こうと約束していたのだ。
「なにわ男子当たったよ!」
「ほんと?場所は?」
「横浜」
「行くわ」
中国地方に住む母、決断が早い。
ちなみに前述の上司の奥さんは落選だったらしく「◯にたい…」と言うほど落ち込んでいたらしい。母が行かないって言ったら誘っていたかもしれない。いや、無理だな…同じオタクとはいえ、上司の嫁と一緒は無理や。

2023.6.9 ホテル予約


東京在住なので、日帰りは可能だが、ライブ後は余韻に浸ったり、母と食事したりしたかったので、宿泊を決めた。
当落直後だったので、会場からすぐのホテルを予約することができた。
私のジンクスで、当落前にホテルを予約すると当たるというのがあるのだが、全国申し込んだので今回はできなかった。

2023.6.27グッズ購入


6/26事前販売開始。うっかりしていたのでSTART翌日朝にチェックしたら、もううちわとフォトカードが売り切れていた。
これは当日買えたら買おうと諦めて、タオルとペンライトとツアーバッグとアクスタを買った。
ツアー開始前に発送できる商品は限られてるとのことで、ツアー開始前に到着するように買うには、発売してすぐに購入しなくては、と学習した。それにしてもグッズ可愛いし、何より感動したのは各色ボタンで一発でカラーチェンジできることだ。

ボタン便利

うちわ作成


コンビニビジ文字というアプリを活用。
文字の種類も多く、素材がいろいろあって、神。ただ、プリント代は普通のコンビニ印刷よりちょっと高くつくのと、動作が重いのが難点。
このアプリである程度デザインしたら、百均でうちわやグリッターシールなどを購入。
他のライブでも作るのに購入したデザインカッターが大活躍した。


アプリにあったプリンの素材、サイズ間違えてはみ出した。

2023.7.14母にCDを送りつける


行きたいと言ったわりに、母はなにわ男子の曲をほぼ知らない。デビュー曲の初心LOVEくらいしか知らない。
とりあえず、Youtube見ろと言っても絶対見ないので、アルバム2枚を宅配便で送って予習してもらうことにした。
7月まで保留にしたのは、7/12の新作アルバムの発売を待ったからだ。予習期間が短くなってしまい申し訳ない……と思っていたが、あとから父に聞いたら、家でも自動車でもひたすら流してくれていたらしい。父も曲覚えてた。還暦過ぎの父母、なにわ男子を覚えた。
ただ、CDのみで覚えたので、メンバーの名前は全然だった。
にもかかわらず。
母「誰が好きなの?」
私「大橋くん」(どうせわからんやろけど)
母「リーダーじゃん笑」
なぜか、大橋和也がリーダーであることだけは認識していた。
聞くと、テレビを見ていて、一番目立つから彼だけ覚えたとのこと。
分かる…普通に喋っていてもにぎやかだけど、ワイプで無音でもにぎやかだもん……

2023.8.4当日グッズ購入予約


買い損ねた公式うちわとフォトカードを買うため、会場物販の予約をした。
これもまたちょっと出遅れたが、ここは余裕で早めの時間を取れた。

2023.8.5オペラグラスを買う


いわゆる双眼鏡。有楽町のヨドバシカメラ一番オススメの8倍を新たに購入。これ以上の性能と価格のものはありません!と店員さんに言い切られたので。
オペラグラス、持ってはいるが、古い型で視界が狭かったり暗かったりで物足りなさを感じていたので、ちょっといいのを買った。
あとから、ジャニオタ先輩友人に「横アリで8倍はきついでしょ」と言われて実際その通りだったのだが、席が事前にわからないのと、普段は1000キャパくらいの劇場が主戦場なので、その後のことも考えたら8倍でちょうどいいと思っての決断だった。

https://www.yodobashi.com/product/100000001002577372/

頑張って働く


うっかり仕事が終わらなくて行けなくなっても困るので、めちゃめちゃ頑張って働いた。
どんなに辛い仕事も、なにわちゃんのためなら!ととても頑張れた。推しは活力。
台風近づいていたのでその点だけは不安だったけども、影響は少なかった。

2023.8.12 当日!


母と、母にくっついてきた父と合流し、通販で買い損ねていたグッズを購入。
うちわとフォトカード、フォトカードケース。
フォトカードケース要らないかな…と思ってたけど、会場で他のオタクがつけてるの見たら途端に欲しくなった。衝動買いよくない。
うちわは実戦で使う気はなかったが、定番グッズなので買ってみたかった。
他のオタク同様、会場前でうちわとかタオルを持った写真を撮ったりした。
母と写真撮ったの祖母の葬式以来だった気がする。

フォトカとケース、可愛い。推し尊い。

開催場所だった横浜アリーナ、建物内にちょっとしたカフェがあった。
音楽スタジオがやってるカフェのよう。
なんとホットコーヒーは500円で飲み放題。
喫煙室があり、ヘビースモーカーの母はめちゃめちゃ喜んでいた。
しかも割と空いてて、とてものんびり過ごせて助かった。

http://mugic.jp

2023.8.12入場


入場時にQRコードを読み込んだら、その場でチケットが発券される。
同行者登録してたけど、主の私だけ読み込んだらよかった。
身分証やら会員証やら絶対持ってこい!と書いてあったので、本人確認どれだけ厳しいんだろうとそわそわしていたが、特に何もなく通過。
ドキドキしながらチケットめくったら、アリーナと書いてあったので、めちゃめちゃ喜んだが、このときの私は知らなかった。
横アリのアリーナは、ただのスタンド席であることを。

2023.8.12ライブ超楽しすぎた


会場広すぎて、後ろすぎて、なにわ男子はほぼ豆粒で、大型ビジョンもさほど大きくなかったので、ぶっちゃけ見づらかったが、ライブで大事なのは空気感である。
広い会場、できるだけ多くのファンの近くに来れるような演出がなされていた。私が想像していた100倍はファンサしてくれていた。
私がファンサをもらうことはなかったが、遠目にトロッコからひとりでも多くのファンのうちわに応えようと頑張ってる大橋くんの姿を見て、ああ…大好きだなあ…と思うなどした。
観覧に来ていた先輩後輩ジャニーズがいじられてたうえに、カメラに抜かれて顔芸してたの面白かった。
なにわちゃんに対する声援より、松村北斗が映ったときのキャー!が大きくて、めっちゃ笑った。

母のライブの感想


「楽しかった!」「これはみんなハマるねぇ」「次はSnowMan行きたい」
母は、SnowMan、特にラウールが好きである。行きたくなった気持ちはわかるが、ここはまだなにわ男子のコンサート会場である。そういうことは外で言おう、と嗜めつつ、内心大笑いしていた。
ライブ後の食事の際に、SnowManのファンクラブの入り方を伝授した。
SnowManは激戦だよ〜という話をしていたら、私も入る流れになった。確かに確率は上がるし、私も佐久間大介のパフォーマンスを生で見たいんだけども…兼任辛い。


しかしまあ、母の「人生で一回はジャニーズのコンサート行ってみたい、ペンライトを振ってみたい」という母の願いを叶えられてよかった。親不孝娘の数少ない親孝行である。
実家を離れているのだが、母にくっついて父も来ていたので(ひとりは淋しいじゃろ、だそうです)久しぶりに家族団欒、食事ができて大変楽しかった。

ここからは余談。
還暦過ぎの母は、なかなか波乱の押し活人生を送っている。
シャ乱Qとつんく♂を20年以上追いかけていたが、つんく♂さんはもう2度と歌えない。
その直前のライブツアーに、母は全通したので、悔いはないと言っているが、その心中はいかばかりか。
少し間を空けて、次にハマったのは嵐。しかも、活動休止発表直後。ニノが好き。VS嵐など、普通にバラエティ見てたはずが、気づいたらコンサートに行きたいと言い出した。
どれだけ嵐のチケットを取るのが困難か伝えると、まあテレビで見えたらいいか…と諦めた。とりあえず、ライブDVDを誕プレで買ってあげた。
そんな母から学んだことは、「推しは推せるときに推せ」

次は…SnowMan当てましょうね、母よ。
そしてなにわ男子も引き続き応援よろしくお願いします!




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