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サイパン 珊瑚の産卵観察プロジェクト2021 第23話 緊急パウパウビーチ調査の話

こんばんは。

珊瑚プロジェクトのAKARIです。

一昨日は、急遽夕方からパウパウビーチへサンゴの卵(バンドル)の様子を確認しに行ってきました。

賢明な珊瑚の産卵プロジェクトファンの皆様なら、あれ?と思ったかとおもいます。

そうなんです。次回の調査の予定は5月31日から6月1日のラウラウビーチとお知らせしておりました。

ええ、ワタシたちもそのつもりでしたよ。

3日前の夜、恩納村の珊瑚の養殖サイトの産卵ライブを見ていた時。

※3:37:40過ぎたあたりから卵が現れ始めます。

1通のメールが・・・

「We observed Acropora pulchra and muricata spawning tonight around 8:30!!!」

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この2種が産卵したよーって、サイパンの珊瑚の研究グループから連絡があったのです!

そりゃ、沖縄のライブであんな大産卵を見て、こんなメールが来てたら行きたくなりますよねー!

って、同じくライブを見ながらメッセージをくれていたセルフィッシュの野々垣くんも

『ボク、今から行きたい気分です!』

なんとか、野々垣くんの衝動を止めましたが、翌朝に波打ち際なんかにスリック(珊瑚の卵や幼生がまとまった帯)ができてるかをどうしても見たい!

しかし、ワタシも野々垣くんも翌朝は用があってどうしても早くいけない…。

とりあえず、パウパウビーチに1番近いYumiko姐さんが見に行ってくれることを祈りつつ、珊瑚プロジェクトグループにメッセージをなげ、就寝。

翌朝5:30、グループNo.1の早寝早起きのS2クラブの中丸店長が確認しに行ってくれました。

*期待したYumiko姐さんは、夜も朝も寝てた笑。

結果は、なんもなし。

でも、何もなかったことが知れて良かった!

沖縄とかでは、珊瑚の産卵の翌朝の波打ち際はこんな感じになる。

でも、サイパンではあんまり見たことない。

こんなに珊瑚がたくさんあるサイパンで、スリックをあまり見ない理由は、

1.産卵の量が少ない

2.産卵の時期がまばら

3.スリック自体が早朝のうちに消えてしまっている

4.潮流、地形の理由により、サイパンでのスリックは沖に形成される

などなど、いろいろ予想します。

だから、産卵があった翌朝に確認したことが大切なこと。

去年の一斉産卵の翌朝のラウラウビーチに確認に行かなかったこと、今でもとても後悔してますもん。

ということで、次の日も産卵するかなー?ってちょびっと期待して、スノーケリング調査に行くことに。

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夕方からダイビングはあっても、夕方からのスノーケリングってあんまりしないので、ちょっと新鮮。

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サンセットスノーケリングもなかなか良いですね。

途中から中丸店長も合流して、調査。

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外はまだ明るくても、意外と水中は暗くてライトがないとじっくり観察できませんね。

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バンドルがセットされている群体を見つけることができず、その日は結局、撤退しました。

かなり暗くなってから、エキジットしたらスーパーフィッシュのタカシくんが、いつも日課にしている「夕方に家族でお散歩」をわざわざ場所を変更してパウパウビーチにしてくれていた。

多分、暗くなって車の治安が心配されるパウパウビーチなので、セキュリティも兼ねて来てくれたんですね!なんて、良い人♪  良い人オブ ザ イヤー2021ノミネートです。

と言うわけで、パウパウビーチでは産卵を確認出来ませんでしたが、明日から始まるラウラウビーチでの調査は期待大で挑みます!


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