見出し画像

本日の一曲 vol.75 レッド・ツェッペリン 天国への階段 (Led Zeppelin; Stairway To Heaven, 1971)

本日ご紹介するレッド・ツェッペリンの「天国への階段」はとても有名な曲で、YouTubeの再生回数を見ても、5年前の公開から1億回以上になっています。これからもどんどん増えていくことでしょう。

この曲は、「レッド・ツェッペリンⅣ」と呼ばれるアルバムに収録された曲で、レコードでいうと、A面4曲目、ブラック・ドッグ、ロックン・ロール、限りなき戦い、と続いての4曲目でした。

「レッド・ツェッペリンⅣ」のレコード・ジャケットは見開きで表にも裏にも文字はなく、表には額縁に薪を背負ったおじいさんの絵、裏にはビルが写っている写真、中を開くと縦長になっていて、崖の上に仙人みたいな人、崖の下には崖を登ろうとしている若者が描かれ、レコードの内袋には片面の上の方にいわゆるフォー・シンボルズと言われるレッド・ツェッペリン4人を意味すると言われている4つのマーク、曲などのクレジット、もう片面には、この「天国への階段」の歌詞とおじさんの肖像画がありました。

意味不明でした。

レコードをA面からかけると、ヘヴィーなリフがメインの「ブラック・ドッグ」、ノリノリの「ロックン・ロール」が来て、その次がどういう気持ちで聴いていいのかよくわからない「限りなき戦い」が終わり、アコースティック・ギターだけで「天国への階段」が始まります。

短調のアルペジオから始まり、笛の音が入り、歌が始まります。語りかけるように歌が続き、だんだんと楽器が増えていきます。もともとハードロックを求めて、このアルバムを買ったので、辛抱しながら聴いていると、ついにドラムが入りました。曲が盛り上がります。そして、ついにギターソロが始まり、ヴォーカルのシャウトが始まり、曲はハードロックに。そして、

To be a rock and not to roll
And she's buying a stairway to heaven

曲が終わりました。

レコード盤を裏返してB面に入ります。

表拍から入ったのか、裏拍から入ったのか、不明なまま「ミスティ・マウンテン・ホップ」が終わり、なにかドコドコした「フォー・スティックス」、とても静かな「ゴーイング・トゥ・カリフォルニア」、録音が不鮮明に聞こえた「ホエン・ザ・レヴィー・ブレイクス」。どの曲もあまり印象には残りませんでした。

これが一番最初に聴いたときの感想です。

(by R)

追補 2023/11/09

追伸 2024/04/13

他人がカバーする「天国への階段」は嫌いだと話していたロバート・プラントさんが涙した理由はどこにあったんでしょうか。2012年にレッド・ツェッペリンがケネディ・センター名誉賞を受賞したときに、ハート(Heart)のアン&ナンシー・ウィルソン(Ann & Nancy Wilson)さんと、ジョン・ボーナムさんの息子さんであるジェイソン・ボーナム(Jason Bonham)さんが「天国への階段」を演奏した時の動画です。

(by R)

読んでくださってありがとうございます!サポートしていただけるととても嬉しいです!