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本日の一曲 vol.252 ラリー・カールトン ルーム335 (Larry Cartlton: Room 335, 1978)

先日、リー・リトナー(Lee Ritenour)さんを紹介しました。

1970年代、フュージョンのギタリストとして活躍したのは、リー・リトナーさんと本日ご紹介するラリー・カールトンさんでした。

ラリーさんは、1948年3月2日に生まれたアメリカ・カリフォルニア州トーランス出身のギタリストであり、1968年にジャズ・ギターのアルバム「ウィズ・ア・リトル・ヘルプ・マイ・フレンズ(With A Little Help My Friends)」をリリースしてデビューし、1971年からクルセイダーズ(The Crusaders)に参加しました。

1976年、クルセイダーズは、「南から来た十字軍(Those Southern Knights)」をリリースします。このアルバムの1曲目「スパイラル(Spiral)」です。

ラリーさんは、このアルバムでクルセイダーズを脱退して、ソロ活動に入ります。ご自身のソロ活動とともに、スタジオ・ミュージシャンとしても引っ張りだこであり、スティーリー・ダン(Steely Dan)の「幻想の摩天楼(The Royal Scam, 1976)」に収録された「滅びゆく英雄(Kid Charlemagne)」の演奏は有名です。

ソロ第1作目の「夜の彷徨(Larry Carlton)」は1978年にリリースされましたが、この1曲目に収録された「ルーム335」は、その後、ラリーさんの代名詞となる有名曲になりました。

もう1曲、「リオのサンバ(Rio Samba)」も紹介します。

「ルーム335」の「335」とは、ギブソン(Gibson)のギターで、「ES-335」モデルのことで、リー・リトナーさんもラリー・カールトンさんも当時この「ES−335」モデルを使っていました。

ところで、ESモデルは、ジョン・レノン(John Lennon)さんも使っていましたし、何よりも、1985年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で使われていましたね。ところが、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で使われたESモデルには時代考証ができていない!という逸話があります。

(by R)

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