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本日の一曲 vol.81 チャック・ベリー ロックンロール・ミュージック (Chuck Berry: Rock and Roll Music, 1957. cf. The Beatles)

本日は、ビートルズの4枚目のアルバム「フォー・セール」に収録されたカバー曲のオリジナルを紹介したいと思います。


Rock and Roll Music

ビートルズのカバーバージョンといい、説明不要の名曲です!

1976年には同名のコンピレーション盤がリリースされました。このアルバム・ジャケットは評判が悪かったですね!

ちょうど同時期にビーチボーイズ(The Beach Boys)のカバーもリリースされました。

Mr. Moonlight

「ミスター・ムーンライト」は、ロイ・リー・ジョンソン(Roy Lee Johnson)さん作詞作曲の曲です。ロイさんがブルース・ピアニストで「ピアノ・レッド(Piano Red)」の名前で知られるウィリー・リー・ペリーマン(Willie Lee Perryman)」さんのバンド「ドクター・フィールグッド・アンド・ザ・インターンズ(Dr. Feelgood and the Interns)」で活動していたときにバンドに提供した曲で、シングル盤「ドクター・フィール・グッド(Doctor Feel-Good)」のB面曲でした。

じゃあ、A面曲はどんな曲だったんだ?ということで、A面の曲は、「ドクター・フィール・グッド(Doctor Feel-Good)」という曲でした。

ビートルズの「ミスター・ムーンライト」は、ただ1回だけの来日のときの映像でビートルズを乗せた車が首都高を走る映像とともに流れた衝撃的な曲でした。

ウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)さんのドクター・フィールグッドについては、またの機会にご紹介したいと思います。

Kansas City / Hey, Hey, Hey, Hey

カンサス・シティーは、「スタンド・バイ・ミー(Stand By Me)」「ハウンド・ドッグ(Hound Dog)」「監獄ロック(Jailhouse Rock)」などを作詞作曲した「リーバー=ストーラー(Jerry Leiber & Mike Stoller)」コンビによる曲で、最初、リトル・ウィリー・リトルフィールド(Little Willie Littlefield)さんに提供された曲でした。最初のシングル盤は「K.C. Loving」という題名でリリースされたみたいですね。

その後、リトル・リチャード(Little Richard。本名はRichard Wayne Penniman)さんが「ヘイ・ヘイ・ヘイ・ヘイ」をくっつけてカバーしました。ビートルズがカバーしたのはこちらのバージョンになります。

Words Of Love

「ワーズ・オブ・ラブ」は1957年にリリースされたバディー・ホリー(Buddy Holly)さんの曲です。

バディー・ホリーさんは、1959年、コンサートの移動のために搭乗した飛行機が墜落し、わずか22歳で亡くなってしまいました。

バディー・ホリーさんの「ペギー・スー(Peggy Sue)」は後にジョン・レノンさんがカバーしています。

Honey Don't

「ハニー・ドント」は、カール・パーキンス(Carl Perkins)さんの曲で、名曲「ブルー・スエード・シューズ(Blue Suede Shoes)」のB面曲でした。

Everybody's Gonna To Be My Baby

「みんないい娘」もカール・パーキンスさんの1956年の曲です。

カール・パーキンスさんの曲は2曲収録されていますが、カールさんは、「ロカビリーの巨人」とも呼ばれる人で、ビートルズの4人はカールさんの大ファンだったそうです。

一番有名な曲は「ブルー・スエード・シューズ」かもしれません。エルヴィス・プレスリーさんのカバー・バージョンのほうが有名になってしまいましたが。

Beatles For Sale

ビートルズが聴きたくなってしまったらこちらへどうぞ。

(by R)

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