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本日の一曲 vol.185 ルビカ・シャー 白い暴動 (Rubika Shah: Movie "White Riot", 2019)

2019年に公開されたルビカ・シャー監督の映画「白い暴動」は、1976年~1982年にイギリスで起きたムーヴメント「ロック・アゲンスト・レイシズム(RAR)」を描いたドキュメンタリー映画です。

RARは、当時イギリスで台頭してきた極右政党「国民戦線(Natiotnal Front, N.F.)」の移民・有色人種の排斥運動に反対して起きたムーヴメントです。映画は、1978年4月30日のトラファルガー広場での行進と、ハックニーのヴィクトリア・パークでのコンサートがピークになっています。

映画の題名は、ザ・クラッシュ(The Clash)の「白い暴動(White Riot)」からの引用であり、映画自体、「ロンドン・コーリング(London Calling)」から始まりますが、ヴィクトリア・パークでのコンサートのトリを誰が務めるかということが問題となったという興味深いエピソードがありました。結局、トリはザ・クラッシュではなく、トム・ロビンソン・バンド(Tom Robinson Band)が務めることになったのですが、映画自体はザ・クラッシュがメインになってはいませんので、ちょっと誤解を招く題名かもしれません。なお、トッパー・ヒードン(Topper Headon)さんのインタビューはあります。

以下、映画で使用された楽曲です。1970年代後半のイギリスのパンク・ロック・シーンを代表するバンドの曲が使われています。

以上の曲のプレイリストです。

また、「本日の一曲」では、過去、スティール・パルスを取り上げたことがありました。

(by R)

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