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本日の一曲 vol.25 キング・クリムゾン スターレス (King Crimson: Starless, 1974)

キング・クリムゾンは、さまざまなメンバーが入れ代わり立ち代わりになっていますが、ギタリストのロバート・フリップ(Robert Fripp, 1946-)さんのバンドだと言っていいと思います。その活動も1969年から現在までと50年以上にわたります。

キング・クリムゾンは、音楽のジャンルとしては、プログレシブ・ロック(略して「プログレ」)と位置づけられていますが、「プログレ」とはどんなジャンルを指すのかというと、ごく簡単に申し上げると「クラシック風味の長くて複雑なロック」というジャンルです。「プログレ」を演っているミュージシャンもクラシック音楽などの音楽的素養と演奏テクニックがある人ばかりです。

本日ご紹介するのは、彼らの1974年のアルバム「レッド」の最後に収録された曲で、彼らの曲の中でも親しみやすく、ストレートな歌のメロディーが前半にあり、後半はジャズの即興演奏のような演奏になるという曲です。

この曲の歌詞に題名となった「Starless and bible black」(星はなく、聖書のように黒い)というフレーズがありますが、これは、イギリスのウエールズの詩人ディラン・トマスにより制作されたラジオ・ドラマ「ミルクウッドの下で」の中の一節だそうです。

キング・クリムゾンは、近年はトリプル・ドラムという珍しい編成で演奏をしています。

また、荒井英治先生、戸澤哲夫先生、小野富士先生、藤森亮一先生が参加されているモルゴーア・クァルテットでもこの曲を取り上げています。

ちなみに、俳優の髙嶋政宏さんは、キング・クリムゾンのファンで、みずから「スターレス高島」を名乗り、あちこちでキング・クリムゾンを語り、熱唱したりしています😄

(by R)


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