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本日の一曲 vol.268 ドリーム・シアター グラス・プリズン (Dream Theater: The Glass Prison, 2002)

昨年、マイク・ポートノイ(Mike Portnoy)さんがドリーム・シアターに復帰することがアナウンスされました。

ドリーム・シアターは、1989年にファースト・アルバム「ホエン・ドリーム・アンド・デイ・ユナイト(When Dream and Day Unite)」をリリースしてデビューし、当初から、その極めて高い演奏能力が話題となっていました。当初から、ドリーム・シアターの演奏はロボットがやっているのではないかと冗談交じりに言われているほどでした。

セカンド・アルバムの「イメージズ・アンド・ワーズ(Images & Words)」からヴォーカルが現在のジェイムズ・ラブリエ(James LaBrie)さんになり、1999年にリリースされた5枚目のアルバム「メトロポリス・パート2::シーンズ・フロム・ア・メモリー(Metropolis Pt. 2: Scenes from a Memory))」からキーボードが現在のジョーダン・ルーデス(Jordan Rudess)になりました。ギター、ベース、ドラムは、それぞれジョン・ペトルーシ(John Petrucci)さん、ジョン・マイアング(John Myung)さん、マイク・ポートノイさんと不動のメンバーでした。

本日ご紹介するのは、このメンバーで録音され、2002年にリリースされた6枚目のアルバム「シックス・ディグリーズ・オブ・インナー・タービュランス(Six Degrees Of Inner Turbulence)」の1曲目に収録された曲です。当時、マイク・ポートノイさんがアルコール依存症に陥り、その治療をテーマにした曲です。

2010年になり、突然、マイク・ポートノイさんの脱退が発表され、2011年にドラムがマイク・マンジーニ(Mike Mangini)さんに交代しました。

一方、マイク・ポートノイさんは、アドレナリン・モブ(Adrenaline Mob)、ザ・ワイナリー・ドッグス(The Winery Dogs)、トゥイステッド・シスター(Twisted Sister)、サンズ・オブ・アポロ(Sons Of Apollo)などで活動していました。

2021年のコロナ時代、以前、マイク・ポートノイさんがドリーム・シアター在籍時のプロジェクト「リキッド・テンション・エクスペリメント (Liquid Tension Experiment)」を再度立ち上げ、「3」をリリースしました。このLTEは、ドリーム・シアターのマイク・ポートノイさん、ジョン・ペトルーシさん、ジョーダン・ルーデスさんの3人にキング・クリムゾン(King Crimson)のトニー・レヴィン(Tony Levin)さんを加えたバンドでした。そのLTEの曲で「ハイパーソニック(Hypersonic)」です。ちなみに、トニー・レヴィンさんが使用している変わったベースは「チャップマン・スティック」という楽器です。

ドリーム・シアターの中心メンバーであったマイク・ポートノイさんが脱退した理由は、メンバー内の確執だったのだろうと思います。しかし、このLTE3で和解したのかなと思っていましたが、マイク・ポートノイさんのドリーム・シアター復帰までに至るとは思ってもいませんでしたので、ドリーム・シアター復帰のニュースはちょっとびっくりしました。今後のドリーム・シアターの活動を楽しみにしています。

(by R)

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