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#1 出会いは突然に

オタクの皆さん、今のジャンルに沼落ちした瞬間って覚えていますか?
実はそういう瞬間って覚えていないことが多いですよね? 自分は多いです。
なので、現ジャンルに落ちた瞬間を覚えているうちに書き記しておこうと思います。

これは、オタクが沼落ちする瞬間を記録した、貴重でもない記事である。

僕の趣味はSNSです! と言っちゃうくらいにはTwitterやInstagramを覗くのが趣味(ほぼROM専であり、人と交流することはしない)なのでですが、そんな時にとあるダイマ漫画が流れてきました。
それが『怪盗クイーンはサーカスがお好き』という劇場OVAを知るきっかけでした。
『怪盗クイーン』は聞き覚えがあります。小学生〜中学生の時には愛読している友人がいた、児童文学です。
それが、この2022年に映画? まだ映像化したことなかったんだ。これが最初の感想でした。
クイーンシリーズは名前こそ知っていますが、読んだことは全くなく、映画も「ちょっと気になるなあ」くらいだったのですが、ここでさめつせんせ(現在ルームシェアしている友人)が「気になるなら見に行こ!」と言うのでその日のうちに次の日の朝一の映画館を予約したわけです。

そして、見ました。

本当に原作を読まずに行ったのですが、それでも十分楽しめるほど丁寧に作られたアニメーション。声優初挑戦だという大和悠河さんのそれを感じさせない優雅な演技。ほかの声優さんも原作未読の人間が聞いても「ハマり役」だと思わせる説得力があり、全てに引き込まれました。
気づけば、BDとパンフレット。オマケにアクキーまで買って劇場を後にしていました。

そしてその足で本屋に行き、原作を購入しました。
原作と映画を比較し「ああ! ここってこうだったのか!」と納得するのも楽しかったです。

……ここまでなら、一度映画を見に行ったという「思い出」で終わるはずだったんです。

その後、同じ劇場で「ドレスコード上映」をすると聞いたので「まあ、映画自体は楽しかったし、原作を読んだ上で見るのもいいだろう」とまたチケットを購入しました。
ドレスコード上映と言っても、ガチガチに衣装指定がある訳ではなく、クイーンのモチーフを取り入れていればOK。なんならなくてもOKというラフなもので、僕は普段着に薔薇のブローチを付けて行きました。
劇場のミスで入場時間に遅れが出て、少しバタバタはしましたが、普通に見終わりました。
一回目の時は「クイーンが目当てではなく、なんでもいいから映画を見たくて来てる人だな」とわかる人達しかいませんでしたが、今回はドレスコード上映。原作を一巻しか読んでいないとはいえ、僕も隣のお姉様も同好の士。楽しく見ることができました。
ここでも、まだ落ちてはなかったんです。
上映の最後に、係員の方が「初めに投影するはずだった画像を今出します」と仰ったので、それを見て帰るか〜と見たら、出てきたのがクイーンのイラスト共に「皆さんの素敵な衣装を見ると〜」という台詞でした。

あっ! 好き!

こちらに感情を向けられたと思った途端、走った電流。
しょうがない、根っこは夢に生きる人間だもの。

そこから四ヶ月。まだまだまだまだ好きです。コラボカフェに行くし、ポップアップも行くし、グッズも買うし、90cm(90cm!?)のぬいぐるみを予約するくらい大好きになりました。
もうなにかのジャンルに沼落ちしないだろうと思っていましたが、あるんですね。こんなこと。

ただただ、クイーンがかっこいいので、この記事を読んだ少ない読者さんも怪盗クイーンを読んでください。

ではでは。



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