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よしおかさくら
2017年7月12日 19:27
人類の事は魚類が担当となった彼らは無口だが身を躱すのが素早くて歴史は長いひどくぼんやりとする頭を抱えた私に反対する理由は無くまた妥当ではないかと賢き辺りも頷いた気配もあり決定したようだ他の哺乳類についても揉める事無くまとめて甲殻類が担当するようだ採決は次々と行われたが爬虫類まで来て初めて沈黙が訪れた相対するべき昆虫類が戸惑っているようだった複眼をそれぞれぐるぐる回している二千年前までは立場が逆転し
柔らかくなくてはいけないコクのある甘味でなくては分離してもいけない更にそしてつやつやでなくてはそのように思っていたのは実は間違いだった そもそもは息子が丁稚奉公して暮れの休みに持ち帰ったぴかぴかの羊羹をなんとか両隣りさんにもお分けしたいと試行錯誤する母親の気持ちだしかし妄想だ初めて齧った時金の延べ棒のように思ったはずだ砂糖と小豆をたっぷりと使い小豆は柔らかく煮て漉してあるのだから寒天でしっ
うたかたについて考え始めて半月が過ぎたなにもわからない気がつくとわたしも泡沫になっていてぱくぱくと口を開け閉めする金魚に狙われている 海の自由を海藻が束縛して魚たちには思想を仕舞う場所がない常に大きな影に怯えて過ごすのだ 日差しのかかる水を泳げばわたしも光になったみたい一瞬も永遠も無い 金魚鉢の前に戻ると彼らは素直に近づいて来る素直に前を見つめている
月は涙をこぼした石の礫となって光ってすぐに消えてしまったが涙だったもちろん飛行機には届かないどちらかといえば礫となった時点で飛行機には脅威であったはずだ飛行機にとってすればいつも視界にある美しい光であり方角と時間を見るに有難い月にとってすれば自由に移動する胸が焼きつくようなしかし愉快でもありこれはなんという感情だったかとにかく涙を落とさずにはいられない遠すぎて速すぎて見えないことの全てで礫が当たっ
2017年7月12日 19:26
枯れた葉はさっさと間引いて生き残る為になら次々と死んでいくひとは歯をよく磨いたら一日が始まるみたい朝の光が嬉しいそれだけでいいのに複雑で覚えきれないよ あれらは作られた美しさだ何度伝えても届かないあなたも同じでしょうそもそも地球上の物質はとやり込められる始末作られた美しさに作られてはいない表情を浮かべてなんと 絢爛豪華な素晴らしさ?だ短命な薔薇の切り花になってまで