角砂糖

押し上げてほしいけど ほぼ足りないものだらけ
魅惑の世界は広がってるけど ほど遠い
憧れはショーウィンドウのマネキンに成ること
いろんな季節でいろんな衣装を着飾られるから

不思議に思われないで其処に居られるなら
イルミネーションのように恋もできて
挫(くじ)いたり 捻ったりせずに歩いて行ける

私の中の誰かが傷付けられたって
それは珈琲に溶けていく角砂糖のように
無かった事にされるから 恋心は紙飛行機に変えた

前しか向かずに背筋張って道を鳴らして
堂々巡りの毎日で順番は来ない
移り変わる時間に追い付けない心から
いつの日もハイテンションになれない季節で彷徨う

TVに釘付けになって 夢を見てる体(てい)
味気ない本命チョコを食べながら
現実を見つめては 翼は折られる性(さが)

飽きたら次の流行りへと新作チョコを求めて
だけど人には味付け無用と切り捨てられ
いずれ勧告を受けるのよ 恋心は宝の持ち腐れと

私は時代遅れよ 響く『ジーンズ』も泣くわ
こんなに何度も聴いているのに 情けないのよ

私の中の誰かが傷付けられたって
それは珈琲に溶けていく角砂糖のようで
それでも向かわなくちゃ 紙飛行機が燃える

飽きたら次の流行りの味を求める旅
吹き溜まりに屯ろする私と似た人たち
暗闇の組み合わせには 恋心の数打ち当たれもない

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