芽吹く病

月が陰るように 無くなる私の席
心なしか 誰もが居なくなる暗闇が来ると思った

人は 歩く 人と 歩く
歩けなくなるのは私の場違いで
私の暮らしていい場所は きっと何処にも無い

月の兎が鳴き その杵(きね)は何のため?
頭殴り 私が遺体で見つかることを願っていた

人は 歩く 人と 歩く
私は誰の隣も歩けないから
資格を得るために孤独を 都会で過ごすだけ

人は 歩く 人と 歩く
認めてもらうためには生きるしかなく
それなのに心は空っぽ 痛みに慣れたんだ

人は 憎む 人は 怨む
歩くばかりじゃなく根源があるから
感情が先走っていて 周りが見えなくなる

肋骨を躱して まっすぐナイフが突き刺さされるよう
車に轢かれて 引き摺(ず)られて何処まで行こうか…

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