あら木枯らしかしら

どっかのちっぽけな吹き溜まりの埃が
まるで いま手持ちの自分の誇りみたいに
ふわふわ 浮いたり沈んだり うねったりしてる

そうね いまいちね 日々 情けながらに生きてるわ

はにかむときのようにあなたに見せられるような
微笑みなんて もうとうに持ち合わせてないから
忘れているわよね こんなどっかのちっぽけは

やさぐれてるとよく云われてしまうものよ
そんなつもりは何一つないつもりだけど
きっとね 思うのと違うの 人の動きって

あのね 白い雲はね あっちのほうで消えるのよ

そんな恋が私をまた包み込むようにして
突然 迫りくる 夢があるって羨ましい
うつつを見たくない だけど うつつしか見れない

頭の中はめちゃくちゃで機能しなくなってる
愛したいから愛せるのって
好きだから好きになれるのって あら木枯らしかしら
膝に冷たく寄り添ってくる

ちっぽけな誇りさえも這いずり回されてる
風のたくらみ 読み手の気持ちを考えずに
私のこゝろまでも 掻き乱してくる 愛を埃に混ぜて

はにかむときのようにあなたに見せられるような
微笑みなんて もうとうに持ち合わせてないから
忘れているわよね こんなどっかのちっぽけは…

#作詞家 #歌詞 #オリジナル #詩 #音楽 #曲付けOK #トランスセクシャル #トランスジェンダー #性同一性障害 #性自認 #MtF #片想い #誇り #失恋