古井戸を覗いてみる 痩けた顔が映る鏡水
壁にはびこる苔が その顔に似合ってますね

久しぶりに見る顔に 小石落とし波紋が広がる
前向きになれないのは 恋も夢も古井戸に落としたから

私は心がない 私を想う心がない
あなたを愛する心がない
あなたと歩いてもいい歌声もない
何にもない 私にはあなたもない

古井戸に落ちてみたい 深いのかそれとも浅いのか
自分を棄て去る勇気はいらなくて
簡単にポイっと棄てれた

私に心がない 自分を務める心がない
あなたに捧げる心がない
青空に見限られて笑みも忘れ
何にもない 私には雫もない

愛に飢えているのに 愛から離れてゆく
情けなさとか不甲斐なさとか
まるで生きる生ごみにされても不思議じゃない

私は心がない 私を想う心がない
あなたを愛する心がない
あなたと歩いてもいい歌声もない
何にもない 私にはあなたもない

私に心がない 自分を務める心がない
あなたに捧げる心がない
青空に見限られて笑みも忘れ
何にもない 私には雫もない

古井戸を覗いてみる 痩けた顔が映る鏡水
壁にはびこる苔が 私の顔にも生えて 見えてますよ

#作詞家 #歌詞 #オリジナル #詩 #音楽 #曲付けOK #トランスセクシャル #トランスジェンダー #性同一性障害 #性自認 #MtF #シャンソン #私には心がない #鏡水 #自分を演じるという職業