まるで水面に浮かぶ朝日の光が
道しるべのように美しい矢印を描く
水の都はいま 愛の移り気に揺れながらも
なにが大切かを語ろうとしてる

それは波模様に咲く白い花のように
やわらかく囁く声は 橙の微笑み

忘れないで 人が与えられたたったひとつの知恵を
なぜ その愛を裏切ろうとするのかわからないけど
エゴに染まった心が何もかもを壊していくのだろう

ゴンドラ漕ぎの船頭の影が伸びてる
波にゆらゆら揺られながら気持ち良く照らされ
水の都のなか 奇跡に近い愛が泣いても
痛さは 傷はなくなったりしないの

水のしたに隠しがちの愛を沈めては
朝日の覗き見に 夢はおおきく育つはず

まだ消えない 持て余しすぎた人のエゴの境地なら
飲み込まれてもいいと思える そんなことはない
絶滅に近付いている愛は 朝をまだ迎えられない

強大な街に 鐘が鳴れば 私たちの嵐がはじまる
人のエゴが終わりを知らなくても 日々はつづく

忘れないで 人が与えられたたったひとつの知恵を
なぜ その愛を裏切ろうとするのかわからないけど
エゴに染まった心が何もかもを壊していくのだろう

無くさないで 人のなかに密かに息づく愛の知恵
歴史がすべてを破壊しても まだ立て直せる
人は思いやりを持てば知れる 本当の愛の姿を

私たちはなんのために知恵を与えられたのか…?

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