曼陀羅華

曼陀羅華(まんだらげ) 聞き逃すな
言葉の数々が今日も花を咲かせてる

惨めに ホーム転落 あとちょっとで死ねたのに
私を見てる視線が まるでそんなように口が動いてる

そんな風に見えてしまうのは 私が思っているから
名前のない現実が どこに何を書いていいのか
誰だかわからない私を誰が愛せるものか

曼陀羅華(まんだらげ) 花が咲けば
そら 私の番だと天使の梯子がかかる
曼陀羅華(まんだらげ) 追い討ちなら
掛けずとも大丈夫 ほら ちゃんと昇るから
見てて 出逢うはずだった運命の人

鴉が懐く温度が 私の足を掬うけど
甘えてくる図々しさ 仲間と一緒に電線に夕焼け

電車が通っても退かないね 鴉の群れ神々しい
甘ったれのあの鴉が羽ばたいて帰る群れの中
私には似合わないけど なんだか微笑ましいから

曼陀羅華(まんだらげ) 夢があれば
そら 生きていけると簡単に思われるけど
曼陀羅華(まんだらげ) 荒らさないで
育てた全部 引っこ抜いて空の果てへと
ほらね 鴉は私の心見抜いて

いくつもの声から 裁かれてきたけど
鳴き声が聴こえる 「どこにいるの」と君
鴉に愛されるなら 運命の人も きっといてほしい

曼陀羅華(まんだらげ) それが希望
そら 頭から根元まで全部が私の声
曼陀羅華(まんだらげ) 風が立ちぬ
鴉から取り上げた最後の一本を
愛のあいだにいるのを信じて喰らう

曼陀羅華(まんだらげ) 聞き逃すな
言葉の数々が今日も花を咲かせてる

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