ヒロイン症候群

無花果が溢れてる 都会は何処にもない
だけど隠れ里では 少年たちが走りまわってる
前のめりになれない 私が里帰り
いつからどこまでとか町のルポタージュが巡る

どうかしてる頭がグツグツと煮えたぎる中で
人の心を読み取る技術が身についてくる

鬼が来たなら身を隠すのことわざを
楽しみながら 少年たち 石を投げてくる
冷やしたスイカは正三角形に切って
それが生き方なら 履き古した靴下

人間の快楽は見下して手に入る
それは田舎だって 都会だって変わりない御様子
男のために生きてる 私だったならば
クズひとつの言葉にいちいち傷付いてたろう

ヒロイン症候群ならば とっくに着飾るけど
私は女だから 恋より先にやるべきこと

畦道(あぜみち)をひたすらに素足で走れば
蛙の声が まるで葛藤が渦巻く風
懐かしい故郷がダム底に沈んでたら
これが生き方だと 素直な減らず口

だけど自分の身を守るため行うべきは
ヒロイン風に マネキン化する私の身姿
田んぼの土とボロに溺れ死ね

勘違いのパンデミックが緊急事態
女装する女 それが私の今の有り様で
タブロイド紙も扱わないダッサい話題
こんな生き方でも ここに存在する
バカな生き方でも アホになって生きる
痛い生き方だよ 血飛沫が晴れ渡る

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