此処は地球の果て

2018年3月19日 08:06

愛するあまりに止められない高揚
一人前にはなれない私だから
飢えて朽ちれたら冬虫夏草となり
笑顔のえくぼも窪んだ木乃伊(ミイラ)みたい
大袈裟じゃなくてもう既に進行中

忘れられてしまう記憶から消え去る影
私はいつからこうなってしまったんだろう?
生れつきの義務に NA・GE・KU

此処は地球の果て "救う"の意味が判らない
見え猿ものばかりへの分かり易い愛
昏れなずむ空には堕ちてゆく太陽の軌道(みち)
聞か猿見猿は誰かの落ち度ならば
此処は地球の果て生まれてしまった私の落ち度ね

可能性あれば近付ける太陽も
気候のせいにしてれば楽になれる
首を吊るしてる壁へ揺れてぶつかる
健気な近道火葬場の暗闇に
心地を求めてまだ旅の支度中よ

忘れないでいてねそんな気持ちが増したら
死ぬ事がとうに怖くなってる私がいても
口実の義務の I・WA・KU

此処は地球の果て "基金"の仕組みが見えない
云わ猿ものだけが生き残る術を知る
立ち向かう荒野に仙人掌(さぼてん)も命の水
涸らしてしまうのは誰の不手際なの?
此処は地球の果て誰のせいじゃない私のせいなの

自分を追い詰めるしか助かる方法はないから
腕を囓(かじ)る心すらも囓(かじ)り
いないいないの方向性に行きたくなるけども
指を囓(かじ)る脳みそさえ KU・RA・U

此処は地球の果て何処に行けども果ての果て
崖っぷちの日々に安全地帯はない
月は欠けた後に真っ暗に落ち着くらしい
私は前に進もうとしても行けない
此処は地球の果て四方八方崖しか軌道(みち)はない

此処は地球の果て行き場のない人生を踏みだすの…