この街では

誰かから逃げ惑い 覚束ない暗躍に
脹脛(ふくらはぎ)が攣(つ)る
心底の掃き溜めから 吐き出される名目は
都会と自負した『この街に君は要らない』

行儀良く いま いま 偉そうに いま いま
「寄生虫のように彷徨(うろつ)くなよ」と
掲げるスローガンを全うするマニュアル
ならば 私をピョウタンの滝に連れてけばいい
ルシャ湾はあまりにも遠いから…

「愛されてみたいんだろう?」 棒人間たちが云う
目が痙攣(けいれん)する
バスに乗っても タクシーを止めても 裏表に
都会と自負した『この街は君を拒否する』

死に間際 いま いま 裸のまま いま いま
「酒の肴が足りないから踊れ」
街の広告塔の『暴力を追い出そう』
ならば 自分からと云わずに暴力を駆使して
「愛は売れ残りで済ませよ」と

「だけどニュースになるなよ この街の名が廃るだろう
だから居ないほうがいい 面倒は持ち込むなよ」

市のやり方 いま いま 揉み消して いま いま
紙が無ければ無いのとおなじでさ
死人に口無しなら 『暴力を追い出そう』
そして 見えない暴力を駆使して "愛燦燦"
ルシャ湾は地区じゃないから
ピョウタンの滝に棄てればいい

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