愛の詩

どーにもこーにも やるせない気持ちを抱えながら
ようやく見つけたひび割れた器で
幼少期から溜めてきた愛情をひっくり返しても
「きっと、すぐに溜まるさ」 泪乍(なみだながら)に
私はほざいたけど そう溜まらないことを知ってる
だって 邪魔をしたがる大人達があまりにも多いから

それでも笑っていれば 愛の詩
それでも生きていけたら 愛の詩
「大丈夫?」と背中を撫でてあげられる心で
見事に産声を上げて 愛の詩
見事に寄り添ってられる 愛の詩
私の両手が誰かの手につながれば
きっとまた溜まる 愛がまた溢れる

痛みも励みも どうにか力へと変えてきても
遮る壁ならどこにでもあるから
幼少期から馴染んできた傷痕に騙されそうでも
『信じた愛はけして嘘を吐かない』
それがマヤカシでも信じてみたくなる私がいる
そして その一歩が私の希望になるなら それでいい

みんなを信じていたい 愛の詩
みんなを抱きしめてたい 愛の詩
綺麗事はタダなんだから 幾らでも云いたい
心を素直に仕上げて 愛の詩
心を綺麗に磨いて 愛の詩
隣の人の手をあたためてあげたいと
ギュッと握ったら 愛がまた増すから

くだらなくても笑えれば 愛の詩
くだらなくても生きれば 愛の詩
優先席を譲ってあげられたら それでいい
ふいの倖せに泣けたら 愛の詩
ふいの傷も舐められたら 愛の詩
意地悪な誰かの阻害にも耐え抜いて
手をつなげたとき 愛が結ばれる
隣の人とも 愛でいっぱい話せる

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