その辺の愛よりも

夕立があたしを濡らす 髪の毛が重たく変わる
あなたとの時間の共有できるなら 今日でもいい
灰色に染まる空模様 稲妻が雲の中駆ける
「まるであたしの人生のようね」ってね 呟いたり
傘の柄が風で折れてしまう 風があたしを掬い
何処へあたしを運んでいくの? あなたのいないとこ?

その辺の愛よりも 深い愛があなたへある
激しいゲリラの中 それでもしっかり根付いていて
その辺の愛よりも あたしの愛が雨と打つ
流れてしまうような想いだけど
それでも晴れを願う 晴れを願う
愛を折れた傘で守って…

駅前でバスを待つ間(ま)に 次第へと夜へと向かう
ひとりぽっちを感じる雨雲だから ふと寂しい
意地っ張りはあたしのこと 傘をさしてあなたは抜ける
あたしの横を何事もないようと スタスタと…
あたしの傘の柄は折れたけど なんか似てる片想い
雨音が靴音を消し去り あなたを目で追った

その辺の愛よりも 沈む苦しい愛だけど
雲の流れがおかしい 渦巻いて竜巻が生まれる
その辺の愛よりも そんな悲劇に夜と鳴る
時間は簡単に流れてしまう
あたしを濡らす雨は ぽつんと恋
あなたの肩も濡れていくね…

その辺の愛よりも 遮る雨が強すぎる
横殴りの雨粒 吹き荒ぶ風の邪魔が入る
その辺の愛よりも 当たり前の現実から
時には逃げだしたい思いがある
こんなに晴れを願う あり得なくても
折れた傘で守ったって
あたしの愛は濡れてしまう…

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