見出し画像

ウルトラマンギンガ~10年越しの逆襲~第8話「復活のダークルギエルの魔の手が麗奈に迫る時、ヒカルの正体がついに暴かれる!?」

前回のあらすじウルトラマンギンガこと礼堂ヒカルはため息をついていた。その理由は自身が担当する守屋麗奈のマネージャーとして行動を共に出来ないことが原因だった。そしてその溜め息を聞いた麗奈は、一体何があったのかを聞いたのだった。するとヒカルは同じメンバーである田村保乃のマネージャーが体調を崩したために代理としてヒカルが担当することになるのだった。そして麗奈を担当できないから溜め息をついていたということを聞いた麗奈は納得すると共に一足先に現場に向かうのだった。そして、保乃をバイクに乗せて現場に向かおうとしたヒカルだったがそこに倒したはずのゼットンが出現すると共にヒカルと保乃を襲撃したのだった。そして熱球を放ちながら近付いてきたゼットンからヒカル達を助けたのはウルティメイトフォースゼロのメンバーであるグレンファイヤーだった。そしてグレンファイヤーがヒカル達を逃がす間にゼットンを圧倒的な力で倒したグレンファイヤーは不気味な色をした空に違和感を抱いていた。一方、そこから逃げ出したヒカルと保乃の目の前に今度はパンドンが出現したのだった。そして、パンドンの火球に狙われた2人の目の前に光の壁を展開させたのはグレンファイヤーと同じウルティメイトフォースゼロ所属のミラーナイトだった。そしてミラーナイトの手引きで逃げ出す事に成功したヒカルと保乃を見送ったミラーナイトもまたパンドンを倒した後、不気味な色をした空に違和感というか疑惑を抱くのだった。一方ヒカルと保乃が逃げた先こそ不気味な色をした空が集まる中心でありそこから出現したウルトラダークキラーの攻撃によって次第に街は破壊されていくのだった。そんな中、怒りを爆発させたヒカルは保乃に正体を誰にも明かさないことを約束してもらうと共に目の前でウルトラマンギンガに変身したのだった。しかし、ダークキラーの攻撃に全く歯が立たなかったギンガの目の前にミラーナイトとグレンファイヤーが助けに現れ、さらにはウルトラマンゼロまで援軍として姿を見せた。そして、ゼロ達と協力して必殺技まで放ったが、そこにまるでダークキラーを庇うかのように姿を現したウルトラマンベリアルの妨害によってダークキラーを取り逃したが、ゼロ達ウルティメイトフォースゼロは再びダークキラーを捜索するために姿を消したのだった。そして保乃はヒカルに対して宣戦布告ともとれる言葉を伝え、ヒカルは焦り出した。一方、怪獣墓場では最悪の同盟が誕生した。

ヒカル「はあ、昨日は散々だったな。てか、今日は麗奈を迎えに行かないと…ってん?保乃ちゃん?」

昨日の事を思い出しながらため息をついていたヒカルは麗奈とようやく休みが重なり待望のお出かけに向かうことになった。そんな矢先、ヒカルのスマホに保乃から連絡が入った。
ヒカル「ど、どうした?保乃ちゃん。」
保乃「あ、もしもし。ヒカルさん?それともウルトラマン…」
ヒカル「保乃ちゃん、保乃ちゃん、保乃ちゃん!?この短時間で3回も呼んだよ。返事しよっか?」
保乃「あ、ごめんなさい。それでな、いのりちゃんよりほのの方がヒカルさんに会いたいよって話やねん!」
ヒカル「な、何言ってんだ!ちゃんと仕事を頑張りなさい!」
保乃「はーい!ほな、またね。」
そして謎の伝言を伝えるためだけにかかってきた保乃からの謎の電話は終わり、ヒカルはまたもやため息をついていたのだった。
ヒカル「はあ、なんなんだあの子は。こんなこと絶対麗奈に聞かれでもしたら…一環の終わりだ!」
麗奈「何が終わりなの?ヒカルさん。」


ヒカル「う、うわぁ!?れ、麗奈?なんでここに?俺が迎えに行くから待ってろって言ったろ?」
麗奈「うん、待ってたよ。」
ヒカル「なら、なんで…」
麗奈「なんでってヒカルさんがれなの見えるところにバイクを止めたまでは良かったけど、呼んでも手振っても反応しないし、ため息を急に着いたと思ったら電話するかられなかな?と思ってスマホを見たの。そしたら保乃ちゃんの名前叫んだかられなは急いでここに来たの!」
ヒカルの行動に対して心配していたのかそれとも嫉妬していたのかさえ分からない剣幕で麗奈はヒカルに話し始め、それを聞いたヒカルは落ち着くようになだめたのだった。
ヒカル「落ち着けって、麗奈。」
麗奈「もう知らない。保乃ちゃんの所に行けば!れな、帰る!」
ヒカル「待て待て、保乃ちゃんからの連絡は麗奈とのお出かけを楽しんでこいっていう連絡だったんだよ。それに保乃ちゃんは井上も俺たちのお出かけが成功することを願ってるとさ。」
麗奈「本当に?」
ヒカル「本当だ。」
麗奈「なんだ、とんだ勘違いだったね。もうれなったらコツコツ♡」
ヒカル「コツコツはやめなさい。ほら、みんな見てるから行くぞ?」
麗奈「はーい!」
そしてバイクに乗ってお出かけを開始したヒカルだったがその背後から音速に乗ってベムスターが近づいてきたのだった。
麗奈「ヒカルさん、後ろ後ろ!なんか怪獣が来てる!」
ヒカル「何?」
そしてバイクを止めると頭上を飛んで旋回したベムスターが目の前に降り立つのだった。

ベムスター「ギュワーッ!」
麗奈「ヒカルさん!」
ヒカル「なんでベムスターがここにいるんだよ!」
麗奈「え?」
ヒカル「逃げるぞ、麗奈!」
しかし、逃げようとしたヒカルのバイクが何故かエンジンがかからず動けなくなるのだった。
ヒカル「クソっ、かかれよ!」
そしてベムスターがヒカル達に向けてベムスタービームを放とうとした次の瞬間、空から一体のロボがやって来たのだった。
?「ジャンナックル!」
ベムスター「ギュワーッ!」
ヒカル「お、お前はジャンナイン!」
麗奈「ジャンナイン?ヒカルさん、あのロボットと知り合いなの?」
ヒカル「ま、まあな。」
ジャンナイン「なんだ、誰かと思ったらヒカルか。久しぶりだな!」

ヒカル「ああ。久しぶり!」
ジャンナイン「ここは俺に任せてお前は彼女と逃げろ!」
麗奈「やだ、彼女だって!」
ヒカル「麗奈に変なお世辞を言うなよ!」
ジャンナイン「そうか。何となく違うことがわかったよ!ここは俺に任せて早く行け!」
ヒカル「分かった。捕まってろよ、麗奈!」
麗奈「あ、うん。ジャンナインさんまたね!」
ジャンナイン「またな、お嬢さん!」
そして再びバイクのエンジンをかけたヒカルが麗奈を連れて逃げたのを見届けたジャンナインはベムスターと対峙したのだった。
ジャンナイン「確かゼロが言ってたのは必殺技を放てば簡単に倒せるって言ってたな…ならば!ジャンキャノン!」
ベムスター「ギュワーッ!」
ジャンナイン「まだ倒れないのか?ジャンサンダー!」
ベムスター「ギュワーッ!」
ジャンナイン「仕方ない。こいつで終わりにしてやるか!ジャンスターダスト!」
そしてジャンナインの必殺技であるジャンスターダストを食らったベムスターは爆散したのだった。
ヒカル「よし、ここまで来ればなんとかなるだろ…」
麗奈「ヒカルさん、なんであのロボットを知ってるんですか?」
ヒカル「あ、いや。まあ、その…なんだ…お前らのところに来る前にちょっとだけ手を組んでたんだよ!」
麗奈「すごい!ヒカルさん、ロボットとも友達なんですね!」
ヒカル「ま、まあな…」
バイクを路肩に停め、そんな話をしていると背後からバードンが姿を見せたのだった。
ヒカル「バードンだと!この前はゼットンにパンドン、さっきはベムスターまで。一体何が起きてるんだ!」
バードン「グワァーッ!」

そしてバードンの火炎攻撃がヒカルと麗奈に向けて放たれた次の瞬間、空からまたもやロボットが姿を現した。
?「ジャンナックル!」
バードン「グワァーッ!」
麗奈「ヒカルさん、今の技って…」
ヒカル「ジャンナックルだと?まさか…ジャンナインか!」
?「ジャンナイン?お前、なぜ俺の弟の名前を知っているんだ?」
そんなことを話すロボットにヒカルと麗奈は驚くのだった。
ヒカル「何?」
麗奈「弟?あのロボットさんのお兄さん?」
ジャンボット「我が名はジャンボット。ジャンナインは俺の弟だ! 」

ヒカル「そ、そうだったのか…まさか本当にジャンナインに兄貴がいたとはな…」
麗奈「そうだね!」
そしてジャンナックルを食らったバードンは怒りを露にしながらバードンはジャンボットに襲いかかるのだった。
ジャンボット「事情はなんとなくだが理解した!早く行け!この世界に邪悪の闇が迫っている!」
ヒカル「邪悪の闇…まさか!?」
ジャンボット「ああ、そのまさかだ。早く行け!」
ヒカル「分かった…行くぞ、麗奈!」
麗奈「あ、うん!」
そしてジャンボットの指示の通りにバイクで逃げた麗奈とヒカルを見送ったジャンボットはバードンに対して戦いを挑むのだった。
バードン「グワーッ!」
ジャンボット「弟の知り合いなら俺が守る。それが兄ちゃんとしての宿命だ!バトルアックス!さあ、来い。バードン!」
そして走り出したバードンに対して空を飛んで急降下しながらバトルアックスで切り裂いたジャンボットは一撃でバードンを倒したのだった。
ジャンボット「悪いな。俺が時間を使うとウルトラマンが戦えなくなるんで一瞬で終わらせてもらった。あとは任せたぞ、ウルトラマンギンガ!」
そしてバイクで遠くまで走っていたヒカルと麗奈の目の前に突如発生した漆黒の闇と共にあの闇の巨人が姿を現した。
?「ハハハ。ハーハッハッハ!やっと見つけたぞ、ウルトラマンギンガ!我が宿敵よ!」
麗奈「今度は何?ヒカルさん?」
ヒカル「お前は…何故だ、何故お前がここに…まさか!」
ダークルギエル「お前の後ろに隠れている可愛い女性に自己紹介しておこうか。我が名はダークルギエル。そこにいるウルトラマンギンガの永遠のライバルだ!」
麗奈「ダークルギエル…え?そこにいるって…ヒカルさんがウルトラマンギンガなの?」
ヒカル「違うさ、麗奈。」
ダークルギエル「違うだと。俺はお前を探してこの世界に来たんだ!しらばっくれるな!」
ヒカル「黙れ。俺はギンガじゃない、信じろ麗奈!」
そんな押し問答を繰り返すダークルギエルとヒカルに頭が混乱していた麗奈に対してダークルギエルは揺さぶりを加えるのだった。
ダークルギエル「ならば女よ、その男が消えた時、何故怪獣が現れギンガが貴様を助けた?ギンガが消えるとこの男が帰ってくるのはなぜだ?」
麗奈「それは…」
ダークルギエル「簡単な話だ。こいつがギンガだからだ」
麗奈「ヒカルさん…?」
ヒカル「違うって言っただろ…俺はギンガじゃない!ふざけるな、ルギエル!」
ルギエル「そうか。なら俺の新たな力、とくと味わえ!」
そう叫んだダークルギエルの頭上には雷雲が発生した。
麗奈「あれって…まさか?」
ヒカル「おいおい、嘘だろ? 」
ダークルギエル「ダークサンダーボルト!」
闇の稲妻がヒカルと麗奈を襲い、ヒカルは麗奈を抱きかかえたまま走り出し、麗奈を物陰に隠した。
麗奈「ヒカルさん!本当のこと教えてよ!なんで麗奈には教えてくれないの!ヒカルさんは本当に…」
そう叫んだ麗奈の唇に指をつけたヒカルはこう告げた。
ヒカル「本当に俺はギンガじゃない。単なるお前のマネージャーだ。だからここに隠れてろ、いいな。」
麗奈「ヒカルさんは?」
ヒカル「あいつを引き付けて土田さんを呼ぶ。あの人、ウルトラマンだから。」
麗奈「そっか、分かった…気をつけてね!ヒカルさん!」
ヒカル「ああ!」
そして麗奈の頭を撫でたヒカルはダークルギエルが待つ外に走り出した。
ダークルギエル「このくたばり損ないが。死ね!ダークファイヤーボール!」
ヒカル「ウワーッ!」
麗奈「ヒカルさん…いやーっ!」
麗奈が覗いた目の前でダークルギエルが放ったダークファイヤーボールの餌食になったヒカルは爆発した…はずだった。
『ウルトラーイブ!ウルトラマンギンガ!』

ダークルギエル「現れたか、ギンガ!」
麗奈「ウルトラマン…ギンガ?」
麗奈の声に頷いたギンガはダークルギエルと相対した。
ギンガ「ルギエル!亡霊はそのまま怪獣墓場に送り返してやるぜ!はあっ!」
そしてギンガはダークルギエルにパンチを繰り出すがそれを受け止めたダークルギエルは逆に闇を纏わせたパンチをギンガに対して繰り出したのだった。
ダークルギエル「甘い、甘いな!それがお前の本気か?ギンガ!ハアッ!」
ギンガ「だったらこいつはどうだ!ハアッ!」
そしてギンガはパンチとキックの連続攻撃を繰り出したが、ダークルギエルは全てかわすと逆に闇を纏わせたパンチとキックの連続攻撃でギンガを吹き飛ばすのだった。
ダークルギエル「甘い、甘い。10年前とは訳が違うんだよ、訳が!くたばれ、ダークサンダーボルト!」
ギンガ「何度も食らうか!ギンガサンダーボルト!ハアッ!」

そしてダークルギエルのダークサンダーボルトとギンガのギンガサンダーボルトがぶつかり合い、大ザ爆発を起こすもほぼ互角だった。
ダークルギエル「ほう?やるな!だったらこいつはどうだ!ダークファイヤーボール!」
ギンガ「ふざけんな!ギンガファイヤーボール!」

そしてギンガファイヤーボールとダークファイヤーボールがぶつかり合うもダークファイヤーボールの威力が上回ったせいかギンガはダークファイヤーボールの餌食になった。
ギンガ「ウワーッ!」
ダークルギエル「ハハハ。お前ごときこんなものだろ?10年前から成長のないやつだ!そんなことで俺に勝てるものか!これで終わりだ、ダーククロスシュート!」
ギンガ「はあ、はあ。させるか!ギンガクロスシュート!」


カラータイマーが点滅した状態で放ったギンガクロスシュートとダークルギエルが放ったダーククロスシュートはぶつかり合い、大爆発を起こした。その爆炎の中から立ち上がったのはギンガではなくダークルギエルだった。
ダークルギエル「これが現実だ、ギンガ!次はお前を必ず消してやる!ハーハッハッハ!」
そして高笑いを残しながらダークルギエルは消え、ギンガも姿を消した。
麗奈「ヒカルさん…」
ヒカル「はあ、はあ。ダークルギエルがまさか…あんなに強くなっていたとは…でも何故だ…何故スパークランスは発動しなかったんだ…」
そう呟いたヒカルは受けたダメージの影響で意識を失うのだった。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?