見出し画像

仮面ライダーリバイス~バトルオブ・デビル&エンジェル~第1話「最強最悪の悪魔、その名はルシファー!」

ここはとある研究所。そこでは1人の科学者がデータを打ち込んでは悶絶し、またデータを打ち込んでは納得し、またまたデータを打ち込んでは歓喜の声を上げていたのだった。
狩崎「一体どうやったら一輝の為にバイスを復活させる事が出来るんだ!全くグレートじゃない!」

彼の名はジョージ・狩崎。狩崎は仮面ライダーという存在を愛するが故に研究をしながらデッドマンに対する対抗策としてバイスタンプを開発していたのだった。そして、実際にデッドマンが現れた瞬間に五十嵐一輝が仮面ライダーリバイスとしてデッドマンを倒したのを目撃したその時から一輝や相棒の悪魔であるバイスに協力しながら様々なバイスタンプを与えていた。そんな中、一輝の弟である五十嵐大二や妹である五十嵐さくらが仮面ライダーライブや仮面ライダージャンヌとして戦い始めたことから五十嵐一家を支えるサポート役を買って出たのだった。その後は、フェニックスの行動隊長だった仮面ライダーデモンズこと門田ヒロミを仲間に引き入れてデッドマンを一掃しようとしたがオルテカの攻撃によってヒロミが行方不明になった事から1度だけ狩崎がデモンズに変身したり、赤石秀雄がギフと繋がっていたことから大二が一輝達を裏切ったりベイルを倒すために一輝達の父親である五十嵐元太にデストリームドライバーを与えて仮面ライダーデストリームに変身させたりと色々協力してきた狩崎だったがギフを倒した後、突如として仮面ライダージュウガとしてリバイスと激闘を繰り広げたがその中で明らかになった父親との確執を振り払った狩崎は、仲間と共にバイスが消える姿を目撃すると共に一輝が仮面ライダーリバイスとして戦っていた記憶を失う場面にも立ち会うのだった。その後、狩崎は一輝の記憶を取り戻すために再びこの世界にバイスを復活させるためにレックスバイスタンプを再び開発しようとする度に謎のノイズが発生することにより、中々完成には至らなかった。
狩崎「まさかこのノイズはお前なのか、バイス。」
バイス「狩ちゃん、もういいんだよ。大二やさくら、パパさんにヒロミっち、狩ちゃん、花ちゃんに玉置がいたら一輝は戦う必要ないだろ?だから俺っちを復活させて一輝をもう苦しめたくないんだよ。せっかく一輝にとって平和な未来が誕生したんだからよ。」
狩崎「待て!君はそこにいるのか?バイス!」
まるで幻のように聞こえてきたバイスの声に反応して振り返った狩崎だったが、そこには誰もいなかったのだった。そして、次の瞬間狩崎のパソコンのレーダーに謎の反応が発生するのだった。
狩崎「待て、待て、待て!Wait!Wait!一体何が起きてるんだ、これは!」
そんな狩崎の叫び声に反応した仮面ライダーデモンズこと門田ヒロミが様子を見に来たのだった。
ヒロミ「どうしたんだ?狩崎!」
狩崎「ヒロミ、これを見たまえよ!この研究所に向かって謎の反応が近づいてるんだよ!」
ヒロミ「なんだ、これは。まさかオルテカか?いや、それよりもギフやディアブロに近い反応を感じるぞ!」
狩崎「そんな馬鹿な!一体何が起きていると言うんだ!」
そんな話を狩崎とヒロミがしていた次の瞬間、謎の爆発音と共に研究所に衝撃が走るのだった。
ヒロミ「今度はなんだ、狩崎!」
狩崎「分からない。だが、我々に対する何らかの危機であると言うのなら私が様子を見てこよう!」
ヒロミ「よせ、狩崎!お前に何かがあったらバイスはどうする?」
狩崎「おやおや、こんな私の事を心配してくれるのかい?ヒロミ。でも安心したまえ、このジュウガシステムが最強であることを証明してくるよ!」
そう言ってヒロミの肩を叩いて狩崎は研究所から出ていこうとしたが思い出したかのようにヒロミに伝言を残すのだった。
狩崎「そうだ、ヒロミ!私の戦いを動画にして大二達に送ってくれたまえよ!」
ヒロミ「分かった!気をつけろよ、狩崎!」
狩崎「OK!」
そして、今度こそ狩崎は研究所から出ていくのだった。
?「これが地球か。この世界にいる仮面ライダーと呼ばれる存在をこの手で破滅させるために私はやって来たのだが誰もいないじゃないか!」
狩崎「おやおや、ギフがいなくなったと思ったらまた来訪者かい?そろそろ名前を名乗ってもらおうか!」
ルシファー「私の名はルシファー。この世界を破壊するためにやって来た悪魔の王だ!」
狩崎「悪魔の王。なるほど、ギフやディアブロの上の存在と言うことかい?」
ルシファー「ギフ?ディアブロ?ああ、確かにそんな奴らもいたな。だが、あいつらの勝手な行動によって巻き起こされた惨劇を防ぐために王であるこの俺があいつらの尻拭いをしなければならなくなったんだけどな!」
狩崎「惨劇だと?何を言い出すのかと思えば自分の部下の人類に対する行動の末に待ち受ける結末に対して惨劇などという言葉で片付けて欲しくはないんだよ!」
悪魔の王であるルシファーが語ったギフやディアブロの行動が引き起こした人類に対する恐怖を阻止するために仮面ライダーと戦った末に倒されるという結末に対して惨劇という言葉で片付けた事に狩崎は怒りを爆発させたのだった。
ルシファー「これだから人間は自分が1番だと思っているせいでこの世界のパワーバランスを保っているなどと訳の分からない夢物語を語るんだよ!」
狩崎「何だと?」
ルシファー「そうやって我々悪魔やデッドマンを退治することがそんなに正義だと思っているのか?そういう行動をとることが1番気に入らないんだよ!」
狩崎「だったらどうすると言うんだい?」
ルシファー「どうするだと?こうするに決まってるだろうが!」
そう叫んだルシファーは懐から見たことの無いプロトバイスタンプを取りだしたのだった。
狩崎「ヘイヘイヘイ!そのバイスタンプはなんなんだい?」
ルシファー「貴様ごときに教えるわけが無いだろう!たった今、俺に倒される人間なんかにな!」
そして、遂にルシファーはルシファープロトバイスタンプを起動すると共に体に押印したのだった。
『ルシファー!』
ルシファー・デッドマン「これが悪魔の王の真の力だ!」
そう叫ぶと共に左腕から闇のエネルギー波を狩崎に向かって放つのだった。しかし、狩崎は何とかしてその攻撃を交わすのだった。
狩崎「やれやれ。これで人類最強のライダーシステムと悪魔の王の戦いの舞台は出来たという訳か!なら、思いっきりお前の相手をしてやるよ!」
そう叫んだ狩崎は、腰にジュウガドライバーを装着したのだった。
『ジュウガドライバー!』
『ジュウガ!』
『レックス!メガロドン!イーグル!マンモス!プテラ!ライオン!ジャッカル!コング!カマキリ!ブラキオ!』
狩崎「変身!」
『スクランブル!』
『十種の遺伝子、強き志』
『爆ぜろ、吠えろ、超越せよ』
『仮面ライダージュウガ!』
『Goover…!』

ジュウガ「さあ、始めようか!」
ルシファー・デッドマン「来るなら来い!」
そう叫んでお互いに走り出したジュウガとルシファー・デッドマンは、お互いのパンチをほぼ同時に放つのだった。
ジュウガ「やるな!」
ルシファー・デッドマン「お前もな!」
そして、お互いを褒めたたえながらもまるで互角のようにパンチとキックを交互に食らわせたジュウガとルシファー・デッドマンだったが急に距離を取ると共に闇のエネルギー波を連続でジュウガに放つのだった。
ルシファー・デッドマン「お前との戦いは面白かった!だがな、これで終わりだ!」
ジュウガ「グハーッ!」
ヒロミ「狩崎!」
ジュウガ「ハア、ハア。落ち着きたまえよヒロミ!私は一輝の元にバイスを返すまでは負けるつもりはないからね!」
そう叫んだジュウガがジュウガバイスタンプを1回操作して必殺技を発動したのだった。
『インパルスゲノムエッジ!』
ジュウガ「これで終わりだ!」
ジャッカル型のエネルギーが右足から全身へと黄金のオーラを纏い高速移動しながら攻撃する必殺技、インパルスゲノムエッジを食らったルシファー・デッドマンは吹き飛ばされるが再び反撃のために空に闇の矢を放ち、分散させると共に再びジュウガに食らわせるのだった。
ルシファー・デッドマン「お前は以外にタフだな!」
ジュウガ「さすがは悪魔の王!やっぱり君はグレートな存在だよ!」
そう叫んだジュウガはジュウガバイスタンプを2回操作して必殺技を発動したのだった。
『クラッシュゲノムエッジ!』
ジュウガ「こいつで終わりだ!」
緑の竜巻で紫の斬撃で攻撃するクラッシュゲノムエッジを食らわせることに成功したジュウガだったがルシファー・デッドマンは悪魔の羽で防いでいたのだった。
ルシファー・デッドマン「お前がどこまで俺を追い詰めようとも俺には勝てんぞ!」
そう叫んだルシファー・デッドマンは闇の衝撃波を放つと共にまともに食らったジュウガは吹き飛ばされるものの体勢を立て直すと共にジュウガバイスタンプを3回操作して必殺技を放つのだった。
『ハワードゲノムエッジ!』
ジュウガ「こいつを喰らえ!」
そして、高速移動とパンチとキックの連続攻撃をラッシュのように叩き込んだジュウガの攻撃を食らったかと思われたルシファー・デッドマンだったが空中に飛んで交わすと共に全身に黒いエネルギーを纏わせて高速突撃をジュウガに繰り出すものの今度はジュウガがギリギリで交わし切るのだった。
ルシファー・デッドマン「何?交わしただと?」
ジュウガ「さあ、フィナーレといこうか!」
そう告げたジュウガはジュウガバイスタンプを4回操作して必殺技を発動したのだった。
『アメイジングフィニッシュ!』
プテラの翼を生やし灼熱を纏って体当たりし、ブラキオの頭部のエフェクトで上下に叩きつけ、踵落としと共にマンモスの足のエフェクトで押し潰すアメイジングフィニッシュを食らわせる事で何とか変身を解除させることに成功したのだった。
ルシファー「なかなかやるな。仮面ライダージュウガか。しっかり覚えたぞ!また会おう!」
そう告げてルシファーは霧のように姿を消したのだった。
狩崎「やれやれ、とんでもない悪魔が現れたもんだよ。」
ヒロミ「狩崎、大丈夫なのか?」
狩崎「ああ、私は大丈夫だよ。それよりもヒロミ戦いは記録してくれたかな?」
ヒロミ「ああ、とりあえず大二とさくらには送っておいたがどうするつもりだ?」
狩崎「とりあえず現状で戦えるメンバーを集めるとしようか!」
ヒロミ「だったら俺も全身全霊をかけて戦うとするか!」
狩崎「グレート!頼もしいね、ヒロミ!さて、ライダーと悪魔の全面戦争か。果たして我々と悪魔、どちらが勝つのかな?」
そして、遂に開戦することになった仮面ライダーとルシファー率いる悪魔軍団の全面抗争が遂に始まることになった。果たしてライダー達はギフの時のように連携プレーでルシファーを倒すことが出来るのか?それとも、ルシファーが悪魔の力を発揮してライダー達を倒すのか?全ての切り札はもしかしたら仮面ライダーリバイスこと五十嵐一輝と相棒の悪魔、バイスなのかもしれない。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?