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仮面ライダーギーツ~新たな始まり~「黎明編Ⅰ:新たな戦いの幕開けパート1」

デザイアグランプリ。それはかつてこの世界の王、デザ神を決めるために幾度となく行われてきたゲーム。しかし、度重なる運営の妨害や創世の女神の崩壊、ツムリを創世の女神の後継者にしようとするなど様々な事があり終焉の時を迎えたはずのデザイアグランプリが突如として復活を果たしたのだった。ただし、それは今までとは違い新たな戦いの幕開けでありメンバーも一新していたのだった。


ツムリ「さあ、いよいよ新たなデザイアグランプリ、そして新たなデザ神がこの7名の中から決定します!オーディエンスの皆様も是非、最後までお楽しみください!」
そんなデザイアグランプリのナビゲーターであるツムリの開幕宣言を聞いたオーディエンス達は沸きに沸きまくっていたのだった。


道長「全く俺があいつに託すはずだったこの力をなんで俺がわざわざお前の前で目立つような真似をしながら渡さなきゃならないんだ、ツムリ。」
ツムリ「良いではありませんか。吾妻道長様。それに桜井景和様。あなたがたの力が次世代に受け継がれていく。その継承式を皆様にご覧いただきたいのです!」


景和「僕は別にそれでも良いんだけど、道長は嫌みたいだから僕だけ渡そうか?」
道長「黙ってろ、お人好しが!お前みたいな奴に言われると余計腹が立つんだよ、相変わらずな!」
ツムリ「お2人とも相変わらずですね。おや、そんな事を話している内に御二人の後継者がいらっしゃいましたよ!」
いつまで経っても変わらないほどの言い合いを繰り返していたかつての仮面ライダーバッファこと吾妻道長とかつての仮面ライダータイクーンこと桜井景和がツムリの声に反応して振り返るとあの二人がゆっくりと近付いてきたのだった。
ツムリ「お待ちしていましたよ。次世代のバッファこと小林由依様。そして次世代のタイクーンこと田村保乃様。ようこそ、デザイア神殿へ!」


由依「ようこそって言われても私は道長さんに助けられた恩を返すためにデザイアグランプリに参加しただけだし。それは保乃もだよね?」


保乃「そうですね。ほのも景和さんに助けてもらったからこそデザイアグランプリに参加することを決意したんよ。だからほのも景和さんに恩返ししたくて参加したんよ。」
そして、道長の後継者である小林由依と景和の後継者である田村保乃がデザイアグランプリに参加した理由が道長と景和に助けられた事が原因だった。しかし、その話をするのはまたいつかの話で。
ツムリ「さて、それでは桜井景和様。吾妻道長様。お互いの後継者にレイズバックルをお渡し下さい。」
道長「お前をジャマトライダー軍団から守り抜いてからもう一年か。ほら、今度はお前がこの力で人々を守り抜け!これからのバッファは俺じゃない、お前なんだよ。由依!後は任せたぞ!」
由依「道長さん。分かりました!これからは私がバッファとしてデザグラを生き抜いていきます!」
道長「ああ、頼んだぞ。ほら、ゾンビレイズバックルだ!」

由依「ありがとうございます!」
景和「保乃ちゃん。君が僕のそばにいてくれたから僕は姉さんの復活を信じることが出来た。それに保乃ちゃんが応援してくれたから君をジャマトライダー軍団の魔の手から救い出すことも出来た。本当にありがとう!」
保乃「いやいや、そんな!ほのも景和さんには元気になってもらいたかったしそれに…。」
景和「それに?」
保乃「やっぱり憎しみに狩られた景和さんより笑顔の景和さんの方がやっぱ好きやなってほのは思ったんよね。」
景和「保乃ちゃん。ありがとう!やっぱりこれからのタイクーンは保乃ちゃんにしか任せれないよ!だからこれを受け取って!」
保乃「これって。」

景和「ニンジャレイズバックルだよ。これは保乃ちゃんが使った方が良いと思うからさ。後の事はよろしく頼むよ!」
保乃「分かりました!ほの、やってみます!」
景和「うん!じゃああとは任せたよ、ツムリちゃん。」
ツムリ「はい!今回はこのスコアゲームだけでデザ神が決まる簡単なルールです!まずは500点を目指してください!」
由依「500点?」
保乃「それを達成したらどうなるん?」
ツムリ「お二方の担当エリアのジャマトのランクが上がります!その後は1000点を達成した方のみ最後の敵、つまりラスボスと戦う権利を得ることが出来ます!」
由依「なるほど。じゃあそのラスボスを倒した人が。」
保乃「デザ神。」
ツムリ「そういう事です!ではお二人ともご武運を!」
そう告げてツムリがタブレットを操作すると由依と保乃は転送されたのだった。
道長「行ったか。」
景和「そうだね、頑張ってね保乃ちゃん!」
道長「由依。お前は次のギーツにもタイクーンにもナーゴにもパンクジャックにも負けるなよ。もちろんシーカーにもな!お前はバッファの継承者なんだ。お前の道はお前が切り開け!」
ツムリ「お二人にお渡ししたいものがあるのですがよろしいですか?」
景和「僕らに?」
ツムリ「はい。」
道長「なんだ。ものによっては断るがな。」
ツムリ「こちらです。」
そして、保乃と由依を見送った景和と道長に対してツムリはとある物を渡したのだった。
景和「これは。」
道長「デザイアドライバーにフィーバーレイズバックルだと?」
景和「僕はブジンソードレイズバックルだ。一体誰から?」
ツムリ「浮世英寿様です。」
道長「ギーツだと?どういうつもりだ!」
ツムリ「次世代の皆様が暴走したり危険になった際にはその力で止めて欲しいと。」
景和「分かったよ、ありがとう!いつか英寿に会ったら伝えてくれる?」
ツムリ「かしこまりました。」
道長「とりあえずは預かっておく。じゃあな。」
ツムリ「はい、ではまた。」
そう告げた道長と景和もデザイア神殿から姿を消したのだった。

ポーンジャマト「ジャッ、ジャッ。」
保乃「気持ち悪!どんだけおんねん!」
由依「気持ち悪いのは確かだけどここでスコアを稼がないと脱落だからね!」
保乃「分かってます!一気に行きますよ、由依さん!」
由依「うん!」
『デザイアドライバー!』
『ENTRY』
『SET』
由依「変身!」
(GRAB!CRASHOUT!)
『ZOMBIE』(Wooooo…)
『READYFIGHT』

保乃「ほのも行くで!」
『デザイアドライバー!』
『ENTRY』
『SET』
保乃「変身!」
『NINJA』
『READYFIGHT』

バッファ「行くよ、保乃!」
『ZOMBIEBREAKER』
タイクーン「はい、由依さん!」
『NINJADUELER』
『SHINGLEBRADE』
そして、バッファは専用武器であるゾンビブレイカー、タイクーンも専用武器であるニンジャデュアラーを召喚してポーンジャマトに立ち向かうのだった。
バッファ「ほら、かかってきなさい!」
ポーンジャマト「ジャ!」
そして、ゾンビブレイカーによる斬撃で順調にポーンジャマトを5体撃破したバッファは50点を獲得していた。
バッファ「よし!一気にあと5体ぶっ倒してやる!」
『POISONCHARGE』
バッファ「喰らえ!」
『TACTICALBREAK』
ポーンジャマト「ジャー!」
そして、ゾンビブレイカーから発動される必殺技であるタクティカルブレイクでポーンジャマトを5体撃破したバッファはスコアを100点にした。
バッファ「よし、あと40体!」
タイクーン「由依さん、さすがやな!」
ポーンジャマト「ジャ!」
タイクーン「もう!キモイねんて!」
そう叫びながら忍者のように高速移動しながらタイクーンは、ニンジャデュアラーシングルブレードによる連続攻撃でポーンジャマトを撃破していくのだが、やはり使い勝手は悪いのかタイクーンは苦戦していたが、次の一手をすぐに打ち出すのだった。
『TWINBRADE』
タイクーン「よし!これで一気に決めたるで!」
『ROUND1』
『TACTICALSLASH』
タイクーン「これで終いや!」
そして、ニンジャデュアラーを使った必殺技の一つであるタクティカルスラッシュを放つも、タイクーンのスコアは80点だった。
バッファ「やっぱり保乃には無理か。いや、一刻も早く500点を稼がないと!」
そして、再びポイズンブレイカーによる連続攻撃でスコアを150点にしたバッファは先程と同じパターンで必殺技を放つのだった。
『POISONCHARGE』
『TACTICALBREAK』
バッファ「くたばれ!」
ポーンジャマト「ジャー!」
バッファ「よし、200点!」
タイクーン「負けてられへん!」
『ROUND1』
『TACTICALSLASH』
タイクーン「行けー!」
そして、タイクーンも何とかスコアを200点に伸ばしお互いに順調に来た瞬間、ツムリからアナウンスが入るのだった。
ツムリ「皆様、申し訳ありません!いきなり1000点を目指すのは難易度が高いので300点でジャマトに異変、600点でラスボスが出現に変更します!」
タイクーン「もしかしてほののせい?」
バッファ「いや、違うと思うよ。ツムリさんが勝手に難易度を上げただけだと思うから。」
タイクーン「それなら良かった!由依さん、あと10体頑張りましょ?」
バッファ「そうだね!」
そして、目の前に20体のポーンジャマトが出現したのだった。
バッファ「一気に方をつけてやる!」
『POISONCHARGE』
『TACTICALBREAK』
タイクーン「ほのも!」
『ROUND1・2・3』
『FEVER』
『TACTICALFINISH』
そして、バッファとタイクーンはタクティカルブレイクとタクティカルフィニッシュで5体ずつ倒す事に成功した。
ポーンジャマト「ジャ!ジャ!」
バッファ「決めるよ、保乃!」
タイクーン「はい!由依さん!」
『ZOMBIESTRIKE』
『NINJASTRIKE』
バッファ「これで!」
タイクーン「ホンマに終わりやで!」
そして、バッファのキック技であるゾンビストライクとタイクーンの斬撃技であるニンジャストライクを食らったポーンジャマトは全滅させることに成功したのだった。
タイクーン「やりましたね、由依さん!」
バッファ「そうだね、保乃!」
そして、2人は次のステージである和装ジャマトとの戦いに挑むのだった。一方、デザイア神殿には新たな参加者がやってきたのだった。
ツムリ「ようこそ、いらっしゃいました!」







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