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仮面ライダーレジェンド第2話「有美子に迫るハンドレッドの脅威!」

前回のあらすじ
俺は関〇〇、仮面ライダーレジェンドだ。俺は姉であり、櫻坂46のメンバーである関有美子に内緒でハンドレッドと呼ばれる悪の組織と戦っていた。そんなある日、俺は高校で親代わりである仮面ライダーディケイドこと門矢士からメールを受けると驚く事になった。それはゆみ姉がカッシーンに狙われているということだった。そして俺はゆみ姉を助けるために高校を早退してまで助けに向かった。そこで俺はゆみ姉を守るために仮面ライダーレジェンドに変身して戦い、まだ使った事のなかったカブトのケミーカードを使い、ゴージャスカブトに変身した俺はカッシーンを倒し、ハンドレッドの野望を阻止した。だがこの時、俺は知らなかった。俺の戦いはまだ始まったばかりであると言う事を。

〇〇「ゆみ姉、俺がレジェンドであることは誰にも話さないでよ?」
有美子「分かってるけん。誰にも言わないから信じてよ、〇〇。」


〇〇「メンバーにもだよ?絶対だよ!」
有美子「分かってるってば!誰にも言わないけん、信じて?」
〇〇「分かったよ。それにしてもゆみ姉、今日なんかカッコイイね。」 
有美子「そう?そう言って貰えると嬉しいけん。でも〇〇が私の髪気にしちょったのは嬉しいけん。」
〇〇「でもあれだよ?ゆみ姉はどんな髪型でも似合うよ!」
有美子「もう!やめてよ、恥ずかしい!」
そんなことを話しながら賑やかな朝を迎える関家の中で士だけは落ち着きながらTVを見ていた。
士「お前ら、朝から仲がいいのは別にいいけど有美子は撮影、〇〇は学校だろ。早くしないと遅刻するぞ!」


有美子「あ!そうだった、行ってきます!」
〇〇「俺も行ってきます!」
そして急いで出ていく有美子と〇〇を見送った士だがある物を渡すために〇〇を追いかけた。
士「あ、〇〇!待て!」
〇〇「え?どうしました?」
士「お前に渡したいものがある。」
〇〇「え?なんですか?」
士「これだ。」
〇〇「え?これって…」
士「マシンレジェンダーを呼び出すために使える端末だ。俺からの連絡が行ったら使えばいいさ。」
〇〇「分かりました、ありがとうございます! 」
士「ああ。ほら、気をつけて行ってこい! 」
〇〇「行ってきます!」
そして2人を見送った士は空を見上げて2人の両親に聞こえるように話しかけた。
士「あなたがた2人が俺に託した有美子と〇〇は立派になりましたよ。まあ、あれから3年しか経ってないですから。それでもアイツらを立派に育てあげるのが俺の仕事ですから。でもアイツが高校を卒業して…ハンドレッドが消滅したら…」
そして自身の手を見つめた士は異変を理解していた。
士「俺は消えるのか…今度こそ…これが俺の最後の旅か…」
士の手は何故か透明になり、消え始めていた。

〇〇「はあ、間に合った…」
愛李「間に合ったじゃないわよ!昨日、なんで勝手に早退したの?」

〇〇「あ、愛李…」
教室に入ると愛李は怒りを顕にしながら詰め寄ってきたのだった。
愛李「私、言い訳するのすごく大変だったんだけど!」
〇〇「ごめんって!俺のおじさんがちょっと体調悪いみたいでさ、ちょっと家に見に行ったんだよ。様子をさ。」
愛李「なんだ、そういう事ね!」
〇〇「そうそう!(あぶねぇ…こいつにだけは俺の正体は明かせないんだよな…)」
そんな事を話しながら学校で授業を受けていた〇〇達の裏でハンドレッドは密かに動き出していた。
カッシーン「次は如何します、ベータ様。」

ベータ「俺がボスからこの座を引き継いでから常に考えていた。この形見であるバールクスライドウォッチを使ってあの男…門矢士に復讐する方法を。」
彼はベータ。かつて関姉弟と両親を襲ったハンドレッドのリーダーであるボスが仮面ライダーバールクスとして戦いを挑み、倒されたのが仮面ライダーディケイド…門矢士だった。しかし、あの戦い以来士は姿を見せず代わりに仮面ライダーレジェンドがハンドレッド討伐に動き出していたためにどうにかして士を戦場に引きずり出そうと新たな作戦を考えていた。
ベータ「フッ。思いついたぞ、関有美子。あいつは確かアイドルだったな。」
カッシーン「はい。確か櫻坂46とかいうグループにいるのを確認しました。」
ベータ「ハーハッハ!いい作戦を思いついたぞ、そのアイドルグループで関有美子以外のメンバーを巻き込め。そうすれば奴は…否が応でも戦わなければならなくなるからな!ハーッハッハッハ!」
そして高笑いをするベータの後ろで2体のカッシーンがひっそりと作戦を実行するために動き出していた。
〇〇「なあ、愛李。今日の放課後、お前の服買いに行くか?」
愛李「え?」
場所は櫻坂高校に戻り時間は昼休み。教室で黄昏ていた〇〇は隣で同じく黄昏ている愛李に放課後の予定を相談していた。
愛李「え?買いに行ってくれるの?一緒に服見に行ってくれるの?」
〇〇「ま、まあな。お前だって言ってたろ?春の新しい服を見たいなって。」
愛李「なんか嬉しいな、ありがとう!嬉しいよ、〇〇!」
〇〇「どういたしまして!ん?」
そして愛李が喜んでくれた顔を微笑みながら見つめる〇〇のスマホに士からメールが来た。
〇〇「はあ、マジかよ…」
愛李「どうしたの?〇〇?」
〇〇「悪い、愛李…また帰るわ。」
愛李「え?また?」
〇〇「今度は姉ちゃんが体調悪いってさ。だから俺、帰るわ!」
そう告げて教室から走り去る〇〇に愛李は呼びかけた。
愛李「ちょっと!私の服はどうすんのよ!」
〇〇「また今度!」
愛李「もう…〇〇のバカ…」
この時、〇〇は愛李がそんな事を呟きながら悲しそうにしていたことを知らなかった。
〇〇「なんでまたゆみ姉を狙うんだよ、ハンドレッドは!」
そして〇〇は校門の外に出ると共に端末を取り出すとマシンレジェンダーを召喚して乗り込むと共に現場に向かうのだった。
有美子「はあ、今日も大変だね、ひかるちゃん?」
ひかる「うん、そうだね。でもゆみちゃんと一緒なら楽しいよ!」

有美子「そっか!なら良かった!」
カッシーン「関有美子を確認」
有美子「また?もう!」
ひかる「ゆみちゃん、あれ何?」
カッシーン「そこにいる女も始末する。」
そう告げてカッシーンはひかると有美子に槍から放たれるエネルギー波を繰り出すがなんとか回避した有美子はひかるの手を引いて逃げ出した。
有美子「ひかるちゃん、こっち!」
ひかる「う、うん…」
カッシーン「逃がすか!」
そして執拗に2人をカッシーンが追いかけようとした矢先、バイクの轟音と共にマシンレジェンダーに乗った〇〇が駆け付けた。
〇〇「ゆみ姉、ひかるちゃん!大丈夫?」
有美子「私もひかるちゃんも大丈夫!」
ひかる「〇〇君?え、なんで?」
〇〇「ゆみ姉、ひかるちゃんを安全な場所に!」
有美子「わかった!行くよ、ひかるちゃん!」
ひかる「あ、うん…」
そして有美子は〇〇の指示通りにひかると共に安全な場所に隠れた。しかし2人はまだ知らない、その安全な場所こそハンドレッドの罠であることを。
〇〇「よくもゆみ姉とひかるちゃんを狙ったな!絶対に許さない!」
そして〇〇は腰にレジェンドライバーを装着した。
『レジェンドライバー!』

『ケミーライド!』
〇〇「変身!」
『レ・レ・レ・レジェンド!』

レジェンド「さぁ、ゴージャスタイムだ!」
そして仮面ライダーレジェンドに変身した〇〇はカッシーンに戦いを挑むのだった。
カッシーン「貴様、覚悟しろよ!ハアッ!」
レジェンド「お前の攻撃など効かない!ハアッ!タアッ!」
そしてカッシーンの槍攻撃を回避したレジェンドはパンチとキックで確実にダメージを与えるのだった。
カッシーン「貴様!ハアッ!」
そしてカッシーンが持つ槍から放たれたエネルギー波を交わしたレジェンドはレジェンドライドマグナムを取り出した。
『レジェンドライドマグナム!』
レジェンド「ゴージャスに砕け散れ!ハアッ!」
カッシーン「グハッ!」
そしてレジェンドライドマグナムから放たれる連続の銃弾が一斉にカッシーンに直撃するとカッシーンは吹き飛ぶのだった。
ひかる「ねぇ、ゆみちゃん?」
有美子「どうしたの?ひかるちゃん。」
ひかる「〇〇ってもしかして…」
有美子「そうだよ。〇〇は仮面ライダーレジェンド。ハンドレッドと呼ばれる組織と戦ってるの。まあ、私もつい最近知ったんだけどね。」
そんな2人の背後で物音がしたために振り返るとそこにはもう一体のカッシーンがいたのだった。
カッシーン「見つけたぞ、関有美子。排除する!」
ひかる「きゃー!」
有美子「〇〇、〇〇!」
そしてひかると有美子の声に反応したレジェンドはその方向に向かうともう一体のカッシーンが2人に襲いかかろうとしていた瞬間だった。
レジェンド「まずい!」
レジェンドライドマグナムを構えたレジェンドは銃弾を放とうとするが2人に当たるかもしれないという予感を考えて躊躇した結果、打てなかった。
レジェンド「打てない…こんな時、いやこんな時だからこそ士さんがいたら!」
そんなレジェンドの呼びかけに応えるかのようにカッシーンの目の前に現れたオーロラカーテンがカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「こ、このオーロラカーテンは…ま、まさか!」
士「よう、呼んだか?〇〇。」
レジェンド「士さん!」
有美子「士さん、助けに来てくれたんだね!」
ひかる「この人がゆみちゃんと〇〇の親代わりの人…」
オーロラカーテンからはやはりと言うべきか関家に隠れていたはずの門矢士が姿を現した。
レジェンド「士さん、カッシーンが!とにかく2人を守って下さい!」
士「大体分かった。あとは任せろ。2人は俺が守ってやる。」
そう告げると士は有美子とひかるの頭を撫でるとカッシーンの目の前に立ちはだかった。
カッシーン「なんなんだ、お前は!」
士「俺か?」
そして士は腰にネオディケイドライバーを装着した。

『ディケイドライバー!』
士「俺は〇〇と有美子の親代わりで…」
そして士はディケイドのカードを取り出した。

士「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!変身!」
『カメンライド!ディケイド!』

そして士は仮面ライダーネオディケイドに変身した。
カッシーン「現れたな、ディケイド!」
ネオディケイド「戦うつもりはなかったが仕方ない。こっちは復帰戦なんだ、お手柔らかに頼むぜ?」
そう告げて歩き出すネオディケイドに対して走り出したカッシーンは槍による斬撃を繰り出すがネオディケイドは回避した。
カッシーン「な、何!?今の動きが読めたというのか?」
ネオディケイド「まあ、そういう事だ。ハアッ!」
そしてネオディケイドはマゼンタのエネルギーを腕と足に纏わせて強烈なパンチとキックを繰り出したのだった。
カッシーン「グハッ!ディケイド、貴様!」
そして再び槍による斬撃をカッシーンは繰り出したがそれを交わしたネオディケイドは再び強烈なパンチとキックでカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「何故だ、なぜお前に攻撃が当たらない!復帰戦だとほざいたのは貴様だろ!」
ネオディケイド「さあな。お前が単純に俺のレベルに追いついてないだけだろ?」
カッシーン「貴様!ハアッ!」
有美子「士さん!」
そしてカッシーンは槍からエネルギー波を放つがネオディケイドはライドブッカーソードモードで受け止めた。
『アタックライド!スラッシュ!』
ネオディケイド「詰めが甘いんだよ。ハアッ!」
そして受け止めたエネルギー波をそのままカッシーンに撃ち返した。
カッシーン「グハッ!」
ネオディケイド「これで終わりだと思うなよ?ハアッ!タアッ!」
そして目にも止まらぬ斬撃でカッシーンをネオディケイドは吹き飛ばした。
有美子「す、すごい」
ひかる「カッコイイ…」
レジェンド「やっぱり凄いな、士さんは。」
ネオディケイド「〇〇、こいつの相手は俺に任せてお前はそっちを何とかしろ!」
レジェンド「はい!」
カッシーン「よそ見するな、レジェンド!」
そしてレジェンドに向かってもう一体のカッシーンが走り出すとレジェンドはレジェンドライドマグナムから銃弾を発射した。
レジェンド「よそ見じゃない!観戦だ!ハアッ!」
カッシーン「グハッ!舐めやがって!」
レジェンド「舐めてるのはお前の方だろうが!ハアッ!タアッ!」
そしてカッシーンに近づいたレジェンドは連続パンチと回し蹴りでカッシーンを吹き飛ばすとネオディケイドに声をかけた。
レジェンド「士さん、こいつでケリをつけよう!」
ネオディケイド「フッ、悪くないな。良いだろう。」
そしてネオディケイドはライドブッカーから仮面ライダーファイズのカメンライドカードを取り出した。
ネオディケイド「久々にこいつを使ってみるか。」

『カメンライド!ファイズ!』

レジェンド「俺も行くぜ!」


『ケミーライド!』
『ゴ・ゴ・ゴ・ゴージャス!ファイズ!』
ゴージャスファイズ「さあ、いくぞ!」
そしてネオディケイドはネオディケイドファイズ、レジェンドはゴージャスファイズに変身した。
ネオディケイドファイズ「さあ、いくか。」
そしてファイズエッジを手にしたネオディケイドファイズはカッシーンに向かって走り出した。
カッシーン「来い、ディケイド!」
ネオディケイドファイズ「ハアッ!タアッ!」
そしてカッシーンの槍攻撃を交わしたネオディケイドファイズはファイズエッジから繰り出す連続斬撃でカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「貴様!これでどうだ!」
そしてカッシーンは槍からエネルギー波を放つがそれさえも回避したネオディケイドファイズはファイズエッジの刀身を手で撫でるとカッシーンに急接近した。
ネオディケイドファイズ「言ったろ?お前の攻撃は俺には効かないと!」
そして再びファイズエッジから繰り出す強烈な斬撃でカッシーンを吹き飛ばした。
カッシーン「グハッ!」
ネオディケイドファイズ「こいつで終わりだ!」

『ファイナルアタックライド!ファ・ファ・ファ・ファイズ!』
ネオディケイドファイズ「テヤーッ!」
ネオディケイドファイズはファイズポインターから放たれるポインティングマーカーをカッシーンに放ち必殺技であるクリムゾンスマッシュを繰り出し、それを喰らったカッシーンはΦのマークを浮かび上がらせながら爆散した。
ゴージャスファイズ「さあ、ゴージャスタイムだ!」
カッシーン「黙れ!」
そしてファイズエッジを召喚したゴージャスファイズはカッシーンの槍を受け止めると遠くに弾き飛ばした。
カッシーン「お、俺の槍が!」
ゴージャスファイズ「おい、よそ見するな。ハアッ!タアッ!」
ゴージャスファイズはカッシーンに対してファイズエッジから繰り出す連続斬撃と回し蹴りを繰り出し、カッシーンは地面を転がるのだった。
カッシーン「槍を失っても俺にはこれがある!」
そしてカッシーンは背中に隠していた翼を展開すると上空から急降下しながらゴージャスファイズに突撃した。
ゴージャスファイズ「引っかかったな、それこそ俺が狙っていたタイミングだ!ハアッ!」
カッシーン「な、何!?ウワーッ!」
そして突撃するタイミングでカッシーンに対してファイズエッジによる強烈な一撃を繰り出し、その一撃を受けたカッシーンは地面を転がるのだった。
『READY』
ゴージャスファイズ「これで終わりだ!ハアッ!」
『ゴージャスアタックライド!ファ・ファ・ファ・ファイズ!』
そしてファイズポインターを召喚したゴージャスファイズは必殺技であるクリムゾンスマッシュでカッシーンを倒した。
ゴージャスファイズ「終わった~。」
そしてお互いに変身解除した〇〇と士はハイタッチをかわすとお互いに笑った。
〇〇「助かりました、士さん。」
士「まあ、お前を助けなければ俺が親代わりになった意味ないからな。もちろん有美子も助けないとな。」
〇〇「ですね!」

一方ハンドレッドの基地で戦いを見ていた新たなリーダーであるベータは不敵に笑っていた。
ベータ「ククク…アーハッハッハ!遂に…遂に戦場に帰ってきたな!門矢士!これで心置き無く貴様を潰し…関〇〇、貴様を絶望させてやる!アーハッハッハ!」
to be continued…






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