見出し画像

仮面ライダーダークキバ~紅音也、守り抜いた少女達との約束!そして、未来へ~第1話「復活のダークキバ!そして、この時代のアイドルとの出会い!」

ひかる「はあ、音也さん。本当に帰ってきてくれるのかな?なんか最後も曖昧だったし。」


由依「どうしたの?ひかる。あれ?その写真って欅坂46のラストライブに来てくれた音也さんと一緒に撮ったやつだよね?」

 
ひかる「あ、由依さん。そうなんです。でも、本当に音也さん約束通りに帰ってきてくれるのかな?と思って。」
由依「大丈夫だよ、音也さんはきっと私達の目の前に帰ってきてくれるわよ、必ずね。そうですよね、渡さん!」

渡「うん!必ず帰ってくるよ、父さんは約束を必ず守る人だったからね。」
ひかる「ですよね!だったら良いんですけど!」
由依「私も信じてます、音也さんが帰ってくるということを!」
そんなことを仮面ライダーキバこと紅渡と櫻坂46のメンバーである森田ひかると小林由依が1枚の写真を3人で見つめながら話していたのだった。そこには「2020年10月12日、13日欅坂46ラストライブ最も信頼出来る音也さんと一緒に」というメッセージの元、欅坂46の衣装を着たメンバーと共に真ん中でバイオリンを手にしながら微笑む1人の青年が写っていた。彼の名前は紅音也。何を隠そう音也は今ひかるや由依と話をしていた仮面ライダーキバこと紅渡の父親であり、仮面ライダーダークキバとしてかつて渡と共にキングファンガイアを倒した後で命を落としたはずだった。そして、時は流れて10数年後。2020年を迎えて世間は令和2年となったこの頃、とある奇跡が起きたのだった。なんとキバットバットⅡ世の能力を使って現代に復活した紅音也が再び仮面ライダーダークキバとして人類を支配するために姿を現したダークファンガイアとの新たな戦いに挑む事になるのだった。そして、今は2023年でありあれから3年が経った今でもなお音也が3年前の約束を果たしていない事に違和感を覚えたのだった。そして、そんな違和感を気にしつつも音也の帰還を待ち続ける由依とひかるは3年前のあの日、初めて紅音也という人物に出会った時の事を思い出していたのだった。
由依「本当にあの時はビックリしたよね。」
ひかる「そうですね。由衣さんの事をいきなり真夜っていう人と間違えたんですからね。」
渡「え?そうだったんですか?」

時は遡る事3年前。櫻坂46の前身である欅坂46のメンバーとして活動していた由依とひかるはメンバーの度重なる脱退や卒業を経てグループとしての転換に悩まされていたのだった。
ひかる「由依さん、今日の撮影も可愛かったですね!」

由依「ありがとう、ひかるちゃん。今日のひかるちゃんだって可愛かったよ!」

ひかる「へへ。ありがとうございます!由依さんにそんな事を言われると嬉しいです!」
そんな話を並木道でしていた由依とひかるの近くのベンチでバイオリンを演奏していた1人の男がいたのだった。
~♪♪♪♪♪♪♪♪~
ひかる「いい音色ですね、由依さん!」
由依「そうだね、ひかるちゃん。でもこんな肌寒い季節にコートを着ながらバイオリンを演奏するなんてやっぱりバイオリニストの人って大変なんだね?」
ひかる「そうですね!あ、でもギターの弾き語りじゃないからあまり立ち止まって聴くのもダメかもしれませんよね?行きましょう、由依さん!」
由依「うん、そうだね!行こっか、ひかるちゃん!」
そう告げてバイオリニストの男の目の前を通り過ぎたひかると由依の姿を見たその男は、まるで独り言のようにこんな事を呟いたのだった。
?「真夜。」
由依「えっ?」
ひかる「どうしたんですか?由依さん。」
由依「ううん、なんでもない。」
そして、謎の男の声に反応した由依だったが上の空のような独り言だと確信したためか踵を返して歩みを進めたのだった。しかし、そんな2人の目の前に謎の男が姿を現したのだった。
ダークビショップ「お前達から絶望の匂いがする。」
ひかる「はい?なんですか、あなたは?」
由依「それに絶望の匂いがするってどういう事ですか?」
ダークビショップ「さあ、消えてもらいましょうか!」
そう叫んだダークビショップが掌から謎のエネルギーを由依とひかるにむけて放った次の瞬間、先程ベンチにいた謎のバイオリニストが由依とひかるの元へと向かって走り出したのだった。
音也「真夜、危ない!」
そう叫ぶと共に音也は2人を抱えて真横に飛ぶのだった。
ひかる「クエーッ!」
由依「キャッ!」
ダークビショップ「チッ!余計な邪魔を!」
音也「大丈夫か、真夜!それからお嬢さん?」
由依「真夜?私、真夜じゃないんですけど!」
音也「何?」
ひかる「そうですよ!この人はそんな名前じゃないですから!」
そして、音也は助けた由依とひかるから真実を聞かされ驚愕すると共に何処かから黒いコウモリが舞い降りてきて音也に告げたのだった。
キバットバットⅡ世「音也、そいつは真夜ではない。それにあいつからファンガイアの匂いがしている。」
音也「やっぱりな。下がってな、お二人さん!勘違いをした代わりに俺がきっちりと守ってやる!」
ダークビショップ「なめるなよ!」
そう叫んだダークビショップの顔がステンドグラスに包まれると共にダークスワローテイルファンガイアに姿を変えたのだった。
ダークスワローテイルファンガイア「もう許さんぞ!」
ひかる「クエーッ!」
由依「キャーッ!」
音也「行くぞ、コウモリもどき!」
キバットバットⅡ世「よかろう、行くぞ音也!ガブリ!」
そして、左手をキバットバットⅡ世に噛ませた音也の腰に黒いベルトであるダークキバットベルトが装着されたのだった。
音也「変身!」
そして、ダークキバットベルトにキバットバットⅡ世を装填した音也は仮面ライダーダークキバに変身したのだった。

ダークキバ「さて、悪党退治といきますか!」
ダークスワローテイルファンガイア「叩き潰してやる!」
そして、ダークキバとダークスワローテイルファンガイアはお互いに走り出すと共にダークキバは、ダークスワローテイルファンガイアに先制攻撃としてパンチとキックの連続攻撃を繰り出すのだった。
ダークキバ「どうだ?これがダークキバの力だ!」
ダークスワローテイルファンガイア「ふざけやがって!」
そう叫んだダークスワローテイルファンガイアは、口から鱗粉を吐き出すが、ダークキバは背中に背負っていたマントで防いだことにより、無効化したのだった。
ダークキバ「無駄だ!俺の前ではそんな攻撃、無意味だからな!」
ダークスワローテイルファンガイア「だったらこいつを食らえ!」
鱗粉攻撃を防がれたダークスワローテイルファンガイアは剣を召喚すると共にダークキバに向かって走り出すが、ダークキバは自身の背後から緑色の結界を出すと共にダークスワローテイルファンガイアの背後に固定すると共に攻撃を交わしながらダークキバはキックで結界にダークスワローテイルファンガイアを吹き飛ばし、動きを止めたのだった。そして、再び自分の元に引き寄せてはキックを放って結界に吹き飛ばし、まだ自分の元に引き寄せてはパンチを放って結界に吹き飛ばす攻撃を繰り返すと共に最後にもう一度自分の元に引き寄せてキックを放つと結界を既に解除していたダークキバによってダークスワローテイルファンガイアは地面を転がるのだった。
ダークスワローテイルファンガイア「なんなんだ、この力は!私の攻撃が一切効かないだと!」
ダークキバ「言っただろ?こいつがダークキバの力だってな!」
そう告げたダークキバは、ウェイクアップフエッスルを取り出すとキバットバットⅡ世に吹かせるのだった。
キバットバットⅡ世『ウェイクアップ・1』
ダークキバ「こいつで終わりだ!」
そして、ダークキバは宙を舞い遥か上空から急降下しながらストレートパンチを放つ必殺技であるダークネスヘルクラッシュを放つのだった。
ダークスワローテイルファンガイア「クソッ!よくも俺をここまで追い詰めたな!」
ダークキバ「おい!お前らのボスに伝えておけよ。この世界に俺様がいる限りお前らの好きにはさせないってな!」
ダークスワローテイルファンガイア「覚えてろよ!」
そう叫んで逃げ出したダークスワローテイルファンガイアを見送ったダークキバは、変身を解除して音也の姿に戻るのだった。
音也「お嬢さん達、大丈夫かい?」
ひかる「あ、はい!大丈夫です!」
由依「ありがとうございます、助かりました!」
音也「そうだ!お嬢さん達の名前、まだ聞いてなかったよな?教えてくれるかい?」
ひかる「はい!森田ひかるです!」
由依「私は小林由依です!」
音也「そうか。由依ちゃんにひかるちゃんか。おっと、俺も名乗らないとな。俺は紅音也、偉ーいお方だ!」

これが紅音也とひかる、由依の初対面でありこれから始まるダークファンガイアとの戦いの始まりでもあったのだった。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?