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仮面ライダー龍騎第1話「鏡の中の世界の戦いの幕開け!」

神崎「この世界には裏と表の世界がある。光と闇、正義と悪、そして現実世界と鏡の世界。この世界にやって来たものにはこのカードデッキを与える事によりライダーバトルの参加資格を得る事が出来る。そして、最後の一人になるまで生き残ったライダーには黄金の仮面ライダーと戦うことが出来る。そしてその戦いにも勝利して生き残ることが出来ればどんな願いも叶えることが出来る永遠の命を獲得できる。さあ、この世界で戦う運命を課せられたライダー達よ、己の運命と自身の願いを叶えるために最後の一人になるまで戦え!」

〇〇「はっ?な、なんだ?今の夢は?それにあの男は誰なんだ?」
健「どうした、城戸?仕事中に寝たかと思ったら急に大きな声を出して。」
〇〇「いや、なんでもないよ健。ただ、妙な夢を見たというかさ。」
健「妙な夢?」
〇〇「ああ。変な男が鏡張りの部屋の中で俺に言うんだよ。ライダーとして戦え!とか言ってさ。全く変わった夢だったよ!」
健「ライダー…か。」
〇〇「ん?どうかしたか、健?」
健「あ、いや。なんでもない!それよりも〇〇、早く記事を書き上げないと編集長が鬼の表情でこっちを見てるぜ?」
〇〇「え?編集長が?まさか!」
大久保「〇〇!お前は全く父親に似てなんで勝手に寝たかと思えば俺を差し置いてさっきからベラベラベラベラと!このバカ〇〇が!話してる暇があったらな、とっとと記事を書け!」

皆さん、どうも!俺の名前は城戸〇〇って言います!これからどうぞよろしくお願いします!俺はある日行方不明になった俺の父親である城戸真司が働いていたOREジャーナルという会社に同期の秋山健、同じく同期の田村保乃、藤吉夏鈴、神崎ひかると共に活動しており、編集長が先程俺に雷を落とした大久保大介さん、副編集長が桃井令子さんであり親父と一緒に働いていた人で今もなお残っているのはこの2人だった。
保乃「ほんまに城戸くんは怒られてばっかやな。ちゃんと仕事せなアカンで?」

夏鈴「本当にね。その上、健君とずっと話してるしね!」

ひかる「本当にね!あれじゃ編集長に怒られても仕方ないよ。令子さんみたいに甘くないんだから。」

〇〇「もう、分かってるって!だからそんなに責めるなよ!」
そんな事を保乃達が話していると大久保編集長はひかる達に俺よりは優しいが小さい雷を落としていた。
大久保「保乃、夏鈴、ひかる。そのバカと話すならお前たちにもちょっと仕事増やしちゃうぞ~?」
ひかる「そ、それは勘弁!」
保乃「仮に仕事が来ても城戸くんにやらせますから!」
夏鈴「夏鈴も。」
〇〇「お前ら〜!!」
大久保「ハッハッハ!いい同期に恵まれてよかったな、〇〇!」
そんな事を話しているとOREジャーナルの扉が開いて令子さんが俺に仕事を頼んできた。
令子「〇〇くん!ちょっと仕事を頼まれてくれない?」
〇〇「令子さん?俺に仕事ですか?」
令子「うん。これを確かめれば君のお父さん、真司くんにも辿り着くと思うの。」
〇〇「俺の親父に?」
令子「そう!だからここの屋敷に行ってみて欲しいの。ただし、ひかるちゃんには内緒でね?」
〇〇「ひかるには内緒?どういう意味ですか、令子さん!」
令子「もう!なんでもいいから行ってくる!」
〇〇「は、はい!」
保乃「気をつけてな!」
夏鈴「ヘマしないでよ。」
ひかる「ヘマ。ハハハ!」
大久保「おい、令子。あいつが行った場所って昔、真司が行った場所だよな?」
令子「ええ。だからひかるちゃんには内緒なんです!」
大久保「なるほどな。」
そして、そんなこんながあって俺は令子さんに頼まれて謎の屋敷にやって来た。そして、その表札を見た俺は驚く事になるのだった。
〇〇「神崎。神崎、神崎!?もしかしてひかると関係あるのか?いや、でも令子さんはひかるには内緒って言ってたしな。もうどうしたらいいんだよ!とりあえず、とりあえず!中に入ろう。」
そして、俺は神崎邸の中に潜入したのだった。
〇〇「なんなんだよ、これ。なんでこんなに真っ暗なんだよ。しかも窓に全部新聞紙が貼ってあるし!不気味すぎんだろ、気持ち悪いって!」
神崎「何者だ。」
〇〇「え?誰?」
神崎「貴様こそ何者だ。誰の許可を得てこの屋敷に来た。」
〇〇「えっと、俺は城戸〇〇って言います。OREジャーナルっていう所で記者をやってまして。ほら、名刺見えます?」
神崎「黙れ!消え失せろ!お前のような奴には用はない!」
そう叫んだ謎の声がまるで屋敷中に反響して響き渡った状態になると頭が痛くなるほどの衝撃が襲ってきたのだった。
〇〇「あ、頭がい、痛い!」
神崎「帰れ!!俺の妹を…ひかるを返せ!!」
〇〇「ひ、ひかる?今、ひかるって。あ、頭がわ、割れる!た、助けてくれ!親父!」
そして、何故かひかるの名前を何度も叫び続けていた謎の声に頭を壊される前に何とかしないといけないと考えた俺は、懐から親父の写真を取り出して掲げたのだった。

真司の声「やめろ、神崎!俺の息子に手を出すな!」
〇〇「親父?どこにいるんだよ、親父!」
神崎「お前は城戸真司の息子だったのか。」
〇〇「だったらなんだよ!」
神崎「こいつを受けとり、お前が戦え!行方不明になった父親の代わりに最後の一人になるまで戦え!」

〇〇「なんだ、これ?おい、あんた!これの説明はなしかよ!なんなんだよ、全く! 」
そして、神崎邸に潜む謎の声からこれまた謎のケースを貰った俺はバイクに乗ってOREジャーナルへと帰ろうとしていた。すると、先程と同じような反響の音と共に今度は女性の悲鳴が聞こえたのだった。
キーン!キーン!キーン!
〇〇「またかよ!なんなんだよ、これ!」
女性「キャー!!」
〇〇「女の人の悲鳴?この近くだ!」
そして、バイクで現場に向かった俺が見たのは巨大な蜘蛛が鏡の中から糸を出して女性の首に巻き付け鏡に引きずり込もうとしていた場面だった。
女性「た、助けて!」
〇〇「待ってろ!今、助ける!」
女性「キャー!」
しかし、俺がその女性の手を掴む前に女性は鏡の中に引きずり込まれたのだった。
〇〇「クソっ。目の前で助けを求めた女性の手さえ掴めないなんて俺はなんて無力なんだ!チクショー!こいつを使えば、この箱さえ使えば助けれたかもしれないのに。」
そして、俺は先程手に入れた謎の箱をじっくりと眺めていた。すると、鏡がその箱に反応し始めたのだった。
〇〇「なんだ、これ?鏡が光ってる?」
そして、俺が鏡の中に手を伸ばすとさっきの女性のように引きずり込まれたのだった。
〇〇「ウワーッ!」
健「城戸?なんであいつが鏡の中に?」
ひかる「ミラーワールドが開く音がしたと思ったら〇〇くんが吸い込まれちゃった。じゃあもしかして!」
健「あいつもライダーに選ばれたという事か。神崎のやつ、いくらひかるを連れ戻したいからといってそこまでするか?」
ひかる「お兄ちゃん。」
健「ひかる。お前はここにいろ!〇〇を助けてモンスターは俺が倒す!」
ひかる「うん。」
そして、鏡に向かって走り出した健はカードデッキを鏡にかざすのだった。

健「変身!」

そして、仮面ライダーナイトに変身した健は鏡の中に入るのだった。一方、先に入った俺はというと。
〇〇「ウワーッ!イテッ!なんなんだよ、もう!え、本当に鏡の中に入ったのか?俺!てか、なんか姿変わってるし!」

龍騎ブランク体「なんだ、これ?どうしたらいいんだよ!」
そんな事を呟いた次の瞬間、龍騎の体が宙を浮いたのだった。
龍騎ブランク体「ウワーッ!な、なんなんだよ!」
すると、そこに居たのは先程女性を鏡の中に引きずり込んだモンスター、ディスパイダーだった。

龍騎ブランク体「おい、おい!やめろ!俺を食ったって不味いだけだって!」
すると、今度は口から針のようなミサイルを連続で放ち、吹き飛ばされながらも何とか龍騎ブランク体は逃げていたのだった。
龍騎ブランク体「誰か助けてくれよ!」
そう叫んだ龍騎の背後の鏡から現れたライドシューターがディスパイダーを吹き飛ばすと共にその中から現れたナイトは龍騎を見つけるのだった。
ディスパイダー「グワーッ!」
ナイト「城戸。」
龍騎ブランク体「え?」
ナイト「いや、なんでもない。今すぐここから逃げろ!」
龍騎ブランク体「逃げろってどうやって!」
ナイト「さあな。」
そして、ナイトはダークバイザーにカードを装填したのだった。
『ソードベント!』

そして、ウイングランサーを召喚したナイトはディスパイダーの針のようなミサイルを弾き飛ばしながら連続攻撃で追い詰めていくのだった。
ナイト「これでどうだ!」
ディスパイダー「グワーッ!」
龍騎ブランク体「これを使えばあいつみたいに!」
そして、龍騎もカードデッキから1枚のカードを取り出したのだった。
ガチャン!
龍騎ブランク体「ビックリした。ここに入れれば良いんだよな。」
『ソードベント!』
そして、空から飛んできたライドセイバーを抜いた龍騎は一目散に走り出した。
龍騎ブランク体「俺だってやってやる!オリャー!」
ナイト「よせ、やめろ!城戸!」
そして、ディスパイダーの足に振り下ろした瞬間、衝撃の展開を迎えるのだった。

龍騎ブランク体「折れたァ!!」
そして、ディスパイダーの足に吹き飛ばされるとさらにナイトのウイングランサーにまで吹き飛ばされたのだった。
ナイト「どけ!」
龍騎ブランク体「イッテー!何すんだよ!」
ナイト「素人が。黙って見ていろ!」
そして、ナイトはもう1枚のカードをカードデッキから取り出すとダークバイザーに装填したのだった。
『ファイナルベント!』

ナイト「ハァッ!」
ディスパイダー「グワーッ!」ボカーン!
ナイトの必殺技である飛翔斬をくらったディスパイダーは爆発するのだった。そして、ダークウイングは光の玉を食べて鏡の中へと消えたのだった。
ナイト「大丈夫か?立てるか?」
龍騎ブランク体「ああ、ありがとう。」
ナイト「早くここから出るぞ!急いでな!」
ナイトが龍騎に告げた次の瞬間、鏡からドラグレッダーが姿を現したのだった。
ドラグレッダー「グオーッ!」

そして、ドラグレッダーの火炎攻撃が2人に迫ったために龍騎とナイトは走り始めたのだった。
ナイト「走るぞ、逃げるんだ!」
龍騎ブランク体「なんでこうなるんだよ!」
to be continued










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