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ライダージェネレーション~キラー降臨パート1~第1話「帰ってきた通りすがりの仮面ライダー!」

ここは光写真館。その中では仮面ライダーディケイドこと門矢士、光夏海、光栄治郎、仮面ライダークウガこと小野寺ユウスケ、仮面ライダーディエンドこと海東大樹が暮らしていたのだった。そして、とある世界から帰ってきた士と大樹を3人が労っていたのだった。
夏海「お帰りなさい、士君!大樹さん!」

ユウスケ「本当に長旅だったんだな、お帰り士、海東も。」

栄次郎「いやいや、士君も海東くんもよく無事に帰ってきてくれたよ!ほら、コーヒー飲むだろ?」

士「フッ。ありがとうな。じいさん、夏海、ユウスケ。」

大樹「まさか僕にまでお帰りを言ってくれるとはね、ありがとう。」

夏海「でも、士君変わりましたよね。なんか大人になったって言うか。」
ユウスケ「そうそう!そんな事を言ったら海東も変わったよな?」
栄次郎「確かに皆、変わったよね。まあ、それが築き上げてきた年数なんだろうけどね!」
士「そうか?お前らが変わらないだけだろ?なあ、海東?」
海東「そうだね、士。君たちが何故か昔のままだと言うのも面白いんだけどね。」
夏海「もう!面白がらないでください!」
士「分かったよ。悪かったな、夏海。」
夏海「まあ、いいですけど。」
ユウスケ「じゃあさ、みんなも揃った事だし回ってない平成の世界と令和の世界の旅に出ますか!」
海東「ああ。」
夏海「はい!行きますよね?士君!」
士「ああ。早く引いてくれ、ユウスケ。」
栄次郎「待って待って!ここはおじいさんに引かせてくれよ!」
そして、いつものようにユウスケからカーテンの場所を奪い取った栄次郎が引くと妙な絵が出てきたのだった。
夏海「なんですか?この真っ黒な絵は。おじいちゃん、ちゃんと引きました?」
栄次郎「引いたよ!ちゃんと引きました!」
ユウスケ「なんか刀を持った武者みたいなのもいる。」
大樹「まさかこれが士の望んだ世界なのかい?」
士「いや、違うな。それよりも気になるのはこの桜の葉っぱに眼鏡をかけた女の子が気になるんだよ。」
大樹「桜の葉っぱに眼鏡をかけた女の子。」
ユウスケ「士の彼女じゃないか?」
夏海「妹だったりして?」
士「バカを言うな。とりあえず外に出るぞ。」
そして、士とユウスケ、夏海、海東が外に出るといつものように士だけが服装が変わっていたのだった。
ユウスケ「なんだ、士。その格好は?」
大樹「スーツか。まあ、今までがそんな感じだったから僕は気にしないけど。」
夏海「なんかサラリーマンみたいですね。あれ?士君、胸になにか挟まってますよ?」
士「なんだ、これ?櫻坂46専属マネージャー、門矢士?なんだ、櫻坂46って。」
夏海「あれじゃないですか?士君。」
夏海が指刺した先では街頭の液晶画面に歌を歌うアイドルグループが映っていたのだった。
夏海「どうやらアイドルさんみたいですね。」
士「なるほど。大体分かった。」
そう告げると士は単独で行動を開始したのだった。一方、とあるビルでは謎の鎧武者がゆっくりと士を見つめていたのだった。
?「あれがこの世界の仮面ライダー。ディケイドか!」
そして町を散策していた士は商店街で眼鏡をかけた女の子と背の高い女の子にぶつかってしまうのだった。
士「痛っ。おい、大丈夫か?」
ひかる「あ、ごめんなさい。天ちゃんと一緒に話すことに夢中になってたんです。ごめんなさい! 」
天「もう、アカンやんひかる。周りもちゃんと見ないと危ないよって言ったやろ?」
ひかる「ごめん、ごめん!」

士「俺も探し物をしていたからな。周りを見ていなかった。本当にすまない。」
ひかる「大丈夫ですよ、ねぇ天ちゃん?」
天「はい!それで探し物ってなんですか?迷惑でなければ一緒に探しますよ?」
士「悪いな。実は、櫻坂46というアイドルを探してるんだ。」
ひかる「え?」
士「実は今日からマネージャーになる予定でな。ほら、しっかり名刺もあるんだ。」
天「櫻坂46専属マネージャー門矢士?ひかる、この人じゃない?秋元先生が話してた人!」
士「どういう意味だ?」
ひかる「その櫻坂46こそ私達なんです!」
士「なんだと?」
天「櫻坂46の山﨑天です!天ちゃんって呼んでください!」
ひかる「同じく櫻坂46の森田ひかるです!あなただったんですね、私達の新しいマネージャーさん!」
士「そうみたいだな。2人ともよろしくな。」
商店街でぶつかったことが原因で出会う事が出来た士とオフ感満載の櫻坂46のメンバーである森田ひかると山﨑天だった。しかし、2人にとってもうすぐ衝撃の出来事が起きることをまだ知らなかったのだった。
士「よし、君らはアイドルなんだ。俺が安全な場所まで送ろう。」
ひかる「ありがとうございます!」
天「士さんって優しいですね!」
士「別にそんなつもりは無いんだがな。」
そんな事を話しながら商店街を歩いていた3人の目の前で突然爆発音が鳴り響くのだった。
ドカーン!
ひかる「え?何?」
天「なんやねん、めっちゃ怖いって!士さん!」
士「大丈夫だ。俺はここにいる。だから傍から離れるなよ。」
ひかる「はい!」
天「うん!」
そして、士のスーツを握りしめながら目の前で起きている惨劇を耐えようとしていたひかると天をそっと自分の傍に支えながら近付かせた士はただならぬ悪意に気付いていた。
?「お前、この世界の仮面ライダーだな?」
ひかる「仮面ライダー?私は違います、アイドルです!」
天「天ちゃんも!」
?「黙れ、女。お前らではなく貴様らを支えている男に聞いているんだ、答えろ!」
ひかる「え、士さん?」
天「本当に?」
士「悪いな、2人とも。少しの間、俺の後ろで隠れてろ!」
ひかる「うん!」
天「分かった!」
謎の鎧武者に対する返答に答えるために士の背後に隠れたひかると天は、士の感じが変わったことを理解しながら目の前の現状を見ていたのだった。
士「ああ、そうだ。俺はこの世界の仮面ライダーだ。それがどうした?」
?「やっと計画を実行できるぞ!ハーハッハッハ!」
士「計画だと?」
?「ああ。俺の名前はライダーキラー。貴様ら仮面ライダーを全員抹殺する闇の存在だ!」
士「ライダーを抹殺する?ハーハッハッハ!」
ライダーキラー「何がおかしい!」
士「そいつは無理な話だな。」
ライダーキラー「なんだと?そんな戯れ言、通用すると思うなよ!」
士「戯れ言だと?俺達、仮面ライダーの絆をなめるなよ!」
ライダーキラー「お前、噂では世界の破壊者なんだろ?そいつが正義のヒーロー気取りか!」
ひかる「士さんが世界の破壊者?」
天「そんなわけないやん!こんなに優しい人が破壊者なわけない!」
士「確かに世界の破壊者と言われて世界を追い回されたこともあったな。」
ひかる「士さん。」
天「そんな…。」
士「だが、今は違うぜ?色んな世界でライダーの絆を学んだからな!」
ライダーキラー「なら、お前は一体何者だ!」
士「俺か?俺は通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」
そう叫んだ士は懐からネオディケイドライバーを取り出すと共に腰に装着するとドライバーを展開してディケイドのライダーカードをホルダーから取り出したのだった。
士「変身!」
『カメンライド!ディケイド!』

ネオディケイド「さあ、かかってこい!」
ライダーキラー「行くぞ!」
そして、お互いに走り出したネオディケイドとライダーキラーの打撃が相打ちになるのだった。
ネオディケイド「ほう、やるな。だがまだまだだな!」
ライダーキラー「お前もな!だが打撃では互角でも武器ではどうかな?キラーブレード!」
ネオディケイド「お前に言われるまでもない!覚悟するのはお前の方だ!」 
『アタックライド!スラッシュ!』
そして、キラーブレードから放たれた斬撃をかわしたネオディケイドは、ライドブッカーソードモードで斬りかかったがキラーブレードの至近距離攻撃を食らってしまうのだった。
ネオディケイド「なんだと。至近距離からあんな斬撃を!」
ライダーキラー「どうした?もう終わりか?なら、望み通り終わらせてやる!キラースラッシュ!」
そして、ネオディケイドは爆炎に包まれたのだった。
ひかる、てん「「士さん!」」
『ファイナルアタックライド!ディディディケイド!』
ネオディケイド「誰が終わるか!」
そして、起死回生で必殺技のディメンションキックを放つも、キラーブレードによって撃ち落とされてしまうのだった。
ライダーキラー「無様だな!何がライダーの絆だ!バカバカしい!」
ネオディケイド「こうなったら仕方がない。その絆を見せてやる!」
そう叫んだディケイドがホルダーからゴーストのカードを取り出したのだった。
『カメンライド!ゴースト!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!』


ネオディケイドゴースト「さあ、行くか。」
ライダーキラー「お前が姿を変えようと無駄だ!キラーゴースト!」
そして、ライダーキラーもまたゴーストの力を利用したのだった。まるで歪んだゴーストのように。
ネオディケイドゴースト「お前までゴーストの力を。まさかアナザーライダーとかと言うやつか!」
ライダーキラーゴースト「さあな。だがゴーストにはゴーストだ!」
ネオディケイドゴースト「その言葉は俺の台詞だ!勝手に使うな!」
そして、幽霊のように浮遊しながらガンガンセイバーでライダーキラーゴーストを斬ろうとするが、ライダーキラーゴーストもまた幽霊のように浮遊しながら攻撃をかわし合うのだった。
ライダーキラーゴースト「この力は最高だな!だが、お遊びは終わりだ!」
ネオディケイドゴースト「奇遇だな。俺もそう思っていた所だ!」
そして、お互いに浮遊しながらのぶつかり合いだったがライダーキラーゴーストの一瞬の隙を見抜いたネオディケイドゴーストはガンガンセイバーを振り抜くのだった。
ライダーキラーゴースト「まずい!」
ネオディケイドゴースト「ここだ!」
そして、ガンガンセイバーを振り抜かれたライダーキラーゴーストは、地面に落下したのだった。
ライダーキラーゴースト「ようやく本気を出したと言うことか!」
ネオディケイドゴースト「なんとでも言え。お前はここで終わりだ!」
『ファイナルアタックライド!ゴゴゴゴースト!』
ライダーキラーゴースト「ゴースト返し!」
ネオディケイドゴーストの必殺技であるオメガドライブオレを見よう見まねのキックで相殺されたことからネオディケイドは変身解除してしまうのだった。
士「クソッ。ここまでか。」
ライダーキラーゴースト「ああ、お前はここで終わりだ!」
ひかる「やめて!」
天「士さん!」
そして、ガンガンセイバーをライダーキラーゴーストが士に向かって振りおろそうとした次の瞬間、あの最後の希望の男が駆けつけたのだった。
『チョーイイネ!キックストライク!サイコーォ!』
ウィザード「ハァーッ!」
ライダーキラーゴースト「クソッ。邪魔者が現れたか。決着はいずれつけてやる!さらばだ、ディケイド!」
ウィザード「フィィー。逃がしたか。」
そんな言葉を呟きながらウィザードから変身を解除すると操真晴人はゆっくりと士の方向に歩み寄ってきたのだった。
晴人「よう、久しぶりだな。門矢士。」
士「お前も来たのか?操真晴人。」
晴人「まあな、あのライダーキラーってやつがファントムの幹部を復活させたせいでしばらくこっちで世話になろうと思ってな。」
士「そうか。」
ひかる「あの、貴方は?」
天「誰ですか?あなたも仮面ライダーなん?」

晴人「ああ、自己紹介が遅れたな。俺は操真晴人。またの名を仮面ライダーウィザード、お前達の最後の希望だ。よろしくな!」
こうしてライダーキラーの野望を止めるために仮面ライダーウィザードこと操真晴人が合流したのだった。







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