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仮面ライダーリバイス~バトルオブ・デビル&エンジェル~第3話「大二&カゲロウに迫る悪魔の罠前編」

前回のあらすじ仮面ライダーリバイスこと五十嵐一輝が相棒である悪魔、バイスの記憶を失ってから数ヶ月が経った。なんとかして一輝の元にバイスを返そうと研究に没頭していたジョージ・狩崎はまたもや自分にだけ聞こえるバイスの声によって再びレックスバイスタンプの修復とこの世界への帰還を拒否されてしまうのだった。そんな中、悪魔の王であるルシファーの右腕であるアザゼルが狩崎の研究所を破壊するために襲撃をしてきたのだった。そして、その危機に立ち上がった仮面ライダーデモンズこと門田ヒロミがアザゼルを倒すために戦線に復帰したのだった。しかし、お互いに一進一退の攻防をしていたのだがアザゼルの必殺技をかわしてモグラゲノミクスの必殺技をアザゼルに食らわせると共に撤退させることに成功した。そして、狩崎に大二から連絡が入り、調査をしていた悪魔を見つけたためにカゲロウと共に追跡するという連絡が入るのだった。だが、大二とカゲロウが追跡している悪魔とは別の悪魔が大二とカゲロウに急接近していたのだった。

狩崎「全くこれ以上何をしたら妨害電波が出なくなるんだ?」
ヒロミ「やはりダメか。それにしても何故バイスはそこまでして一輝の元に帰りたがらないんだろうな?」
狩崎「それが全く分からないんだよ。それに昨日まで聞こえていたバイスの声も今日は一切聞こえないんだ。」
ヒロミ「なるほどな。」
狩崎「何がなるほどなんだい?ヒロミ。」
ヒロミ「もしもバイスが消滅していないでレックスバイスタンプに意識を移した上で復活を拒否しているということは外にいるかもしれないぞ?」
狩崎「外?ヘイヘイ、ヒロミそれはいくらなんでも」
ヒロミ「無理な話ではないだろ?」
狩崎「本当に自由な悪魔になろうとしているって事かい?」
ヒロミ「そうかもな。」
いつもならレックスバイスタンプにバイス復活のデータを入れようとすると妨害電波が発生すると共に狩崎だけに聞こえるようにバイスの声が聞こえるはずだったのに今日はヒロミがいるからかまったくバイスの存在を感知出来なかったのだった。一方狩崎に連絡を入れていた大二は、体内に憑依していた悪魔カゲロウと共に存在を確認した悪魔を追いかけていたのだった。
大二「本当にあっちの方に逃げたんだよな、カゲロウ?」

カゲロウ「ああ、多分な。だが、俺にもそいつがどこに行ったのかはさっぱり分からんがな。」
そんなことを話していたのは仮面ライダーリバイスこと五十嵐一輝の弟であり、仮面ライダーライブに変身するブルーバードに所属している五十嵐大二と大二と契約している悪魔であり、仮面ライダーエビルに変身するカゲロウだった。そんな中、カゲロウは不思議な声を聞き取るのだった。
?「大二、カゲちゃん!」
カゲロウ「あん?」
大二「なんだよ、カゲロウ。急に態度悪くなるなよ。」
カゲロウ「おい、大二。今、バイスの声がしなかったか?」
大二「お前、何言ってるんだよ!バイスはもう消滅したんだぜ?声なんて聞こえるわけないだろ!」
狩崎に続いてなんとカゲロウにまで消えたはずのバイスの声が聞こえるようになっていたのだった。
バイス「カゲちゃん、大二を連れてこの曲がり角を曲がって!人が悪魔に襲われるかもしれない!」
カゲロウ「分かったぜ、バイス!大二、この曲がり角を曲がって真っ直ぐ走れ!広場に悪魔がいるはずだ!」
大二「急にどうしたんだよ、カゲロウ!」
カゲロウ「早くしろ、馬鹿野郎!」
大二「分かったよ!」
そして、カゲロウの言う通り大二が曲がり角を曲がると共に広場に向かって走り抜けると本当に悪魔がいたのだった。
大二「本当かよ!悪魔が広場にいるなんて。」
カゲロウ「ほら!さっさと戦うぞ、大二!」
大二「ああ!おい、悪魔!お前の相手はこの俺だ!」
大二がそう叫ぶのを聞いた次の瞬間、振り返った悪魔は不敵な笑みを浮かべながらこんな事を告げるのだった。
?「お前に俺は倒せんよ、中に飼っている悪魔を出さないとな!」
大二「なんだと!」
?「お前、俺をただの悪魔だと思ってないよな?」
大二「何?どういう意味だ?」
?「お前、七つの大罪って知ってるか?」
大二「ああ、知ってるさ。まさか!お前がその七つの大罪の悪魔だとでも言うのか!」
エンヴィー「俺の名前はエンヴィー。まあ、所謂傲慢の悪魔って事だな!」
大二「傲慢だと?」
エンヴィー「ああ!だからお前一人じゃ勝てないってことを教えてやる!たった今からな!」
すると、懐から謎のプロトバイスタンプを取り出すと共に起動したのだった。
『エンヴィー!』
そして、そのプロトバイスタンプを体に押印してデッドマンに変身したのだった。
エンヴィー・デッドマン「さあ、どうする?それでも俺を止めるために戦いを挑むか?」
大二「当たり前だろ!お前らみたいな見た事のない悪魔は俺が倒す!」
そして、大二もまた懐からツーサイドライバーを取り出すのだった。
『ツーサイドライバー!』
『バット!』
『Confirmed!』
大二「変身!」
『Eeny,meeny,moe♪』
『Eeny,meeny,moe♪』
『バーサスアップ!』
『Precious!Trustus!Justis!バット!』
『仮面ライダーライブ!』
ライブ「白黒付けようぜ……!」

そして、ツーサイドライバーからライブガンを取り出したライブは、エンヴィーに対して銃撃を放つのだった。
エンヴィー・デッドマン「なんだ、この弱々しい攻撃は!」
そして、掌から放たれた闇の弾丸を食らったライブは地面を転がるのだった。
ライブ「なんだ、今の攻撃は!」
カゲロウ『おいおい、今の攻撃をかわせないのなら変わってやろうか、大二!』
ライブ「まだ早いよ!黙ってろ!」
エンヴィー・デッドマン「なんだ、お前の中の悪魔が出てくるのか?」
ライブ「さあ、どうだろうな!」
のらりくらりとエンヴィー・デッドマンの呼びかけをかわし続けていたライブだったがそれに対する怒りをエンヴィー・デッドマンは闇の弾丸として放ってきたのだった。
エンヴィー・デッドマン「バカにするなよ!お前1人こいつで充分なんだよ!」
ライブ「甘い!」
そして、ライブは跳躍をすると共に空中から銃撃を連続で放つのだった。
エンヴィー・デッドマン「やりやがるな、たかが人間だとなめすぎたってことか?」
ライブ「そういう事だ!」
そして、今度は急接近したライブが打撃攻撃を叩き込むと闇の弾丸を放とうとしたエンヴィー・デッドマンを追い詰めると共に地面を転がるのだった。
エンヴィー・デッドマン「思い上がるなよ!」
そして、エンヴィー・デッドマンが放った闇のエネルギーをかわすために大二はカゲロウに協力を求めたのだった。
ライブ「カゲロウ、力を貸せ!」
カゲロウ『チッ、仕方ねぇな。行くぞ、大二!』
そう告げるとライブの背後から黒い翼が現れた次の瞬間、翼に意識を込めたカゲロウが叫ぶのだった。
カゲロウ『今だ、大二!飛べ!』
ライブ「分かった!」
そして、カゲロウの指示で空を飛んだライブはエンヴィー・デッドマンは驚くのだった。
エンヴィー・デッドマン「なんだと!」
カゲロウ『一気に突っ込め!』
ライブ「分かった!」
そして、カゲロウの指示で一気に突撃攻撃を食らったエンヴィー・デッドマンは地面を転がるのだった。
カゲロウ『あとは任せたぜ、大二。』
ライブ「ああ、ありがとう。カゲロウ!」
そして、黒い翼が消滅した事で通常のライブに戻ったことにより必殺技を放つ態勢に入るのだった。
ライブ「大事に…決めようか!」
『必殺承認!』
『バットジャスティスフィニッシュ!』
ライブ「これで終わりだ!」
そして、右足に白い蝙蝠を纏って放つ必殺技のバットジャスティスフィニッシュをエンヴィー・デッドマンに向けて放つものの爆炎の中にいたのはライブだけだった。
ライブ「いない!どこに行った!」
エンヴィー・デッドマン「なるほどな。これが仮面ライダーか!今回は小手調べって事にしておいてやるよ!また会おう、仮面ライダー!」
そう告げるとエンヴィー・デッドマンは悪魔の羽を広げると共に空へと姿を消したのだった。そして、変身を解除した大二はブルーバードのアジトに帰ろうとした矢先、カゲロウに呼び止められるのだった。
カゲロウ「待て、大二!」
大二「どうしたんだよ、カゲロウ?」
カゲロウ「この近くにまだ悪魔がいやがる!しかもさっきのやつと似た匂いのやつがな!」
大二「なんだって?」
そして、大二はもう一体の悪魔を探すために周囲を捜索し始めるのだった。

後編へ続く


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